
カナダ治安のいい都市まとめ|大都市から地方都市まで解説
カナダは世界的に治安の良い国として知られていますが、都市やエリアによって安全性に違いがあります。人気の大都市から地方都市まで、それぞれの治安状況や注意点を解説します。初めての留学やワーキングホリデーにも役立つ治安情報をチェックしましょう。

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トロントの治安

トロントはカナダ最大の都市で、留学先としても人気です。日中の一人歩きは問題ありませんが、夜間や人通りの少ない場所では注意が必要です。夜は大通りなどの人通りが多い道を使うようにしましょう。
比較的治安は安定していますが、注意が必要なエリアもあります。特に北西部のJane StreetとFinch Avenueが交差するJane and Finchと呼ばれる場所や、そこから南下したところにあるJane StreetとWilson Avenueの交差点付近では、銃撃事件も起きており、トロントで最も治安が悪い地域とされています。可能な限り近づかないようにしましょう。
また、観光地のケンジントン・マーケットも夜は注意が必要です。マリファナを使う人や酔っ払いの人を見かけることがあり、裏道は暗くて人通りが少ないため、夜間の外出は避けたほうが安心です。
バンクーバーの治安

世界で最も暮らしやすい都市のひとつとされるバンクーバーは、治安も比較的良いため留学先として人気があります。都会の便利さと自然の豊かさが両方楽しめるのが魅力です。
ただし、ダウンタウンのイーストサイドやチャイナタウン周辺は注意が必要です。特にEast Hastings Streetはホームレスやマリファナ使用者が多く、地元の人も避ける場所です。チャイナタウンは日中は観光客で賑わいますが、スリやひったくりが多いので気をつけましょう。
公共交通機関や空港、ホテルでもスリの被害があります。車上荒らしも多いため、レンタカーを使う際は貴重品を車内に置かないようにしましょう。
モントリオールの治安

モントリオールはトロントやバンクーバーと比べて治安が落ち着いており、生活しやすい街です。
ただし、Berri-UQAM駅周辺はホームレスの姿が多く見られる地域です。壁の落書きや深夜の暴行事件なども起きることがあるため、夜間は特に注意が必要です。
また、モントリオールは英語とフランス語が共存するバイリンガル都市です。言語による行き違いやトラブルが起きる可能性があることを把握しておきましょう。
オタワの治安

カナダの首都オタワは、政府機関が多く集まっていることから警備が厳重で、治安も良好です。トロントやモントリオールと比べても犯罪が少なく、留学生にとっても安心して暮らせる街です。
市内のほとんどのエリアは安全ですが、ベイワード・マーケットやリドー運河のあたりはスリや置き引きがあるので気をつけましょう。夜は明るい大通りを通るようにしてください。
カルガリーの治安

カルガリーはカナダでも特に治安の良い都市です。市は北東(NE)、北西(NW)、南東(SE)、南西(SW)の4つのエリアに分かれており、エリアごとに治安が違います。
西側(NW・SW)は特に治安が良くて、安心して暮らせます。東側(NE・SE)は家賃が安めで、節約したい人に向いています。全体的に治安は安定しているので、どの場所でも気をつけていれば大きな問題はありません。

カナダの治安がいいといわれる理由
要チェック!
厳しい銃規制
世界平和度指数が高い
多様なコミュニティ
生活の質の高さ
厳しい銃規制
カナダはアメリカに比べて銃規制が非常に厳しく、一般市民が銃を所有・携帯するには高いハードルがあります。そのため銃犯罪は少ないとされており、こうした背景からカナダはアメリカなどと比べて治安が良いと感じられます。
これはカナダの治安の良さを支える大きな要因の一つですが、発砲事件が全くないわけではないため注意は必要です。
世界平和度指数が高い
カナダは毎年、世界平和度指数で上位に入っています。政治や社会が安定していて、住みやすい国と評価されているため留学生にも人気です。2025年最新ランキングではカナダは、オランダと同率で14位、日本が12位になっています。
多様なコミュニティ
カナダは多民族・多文化社会として知られており、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が共存しています。異なる文化や価値観を受け入れる社会体制が整っているため、多様性が尊重され、差別や対立による治安の悪化が比較的少ないといえます。この寛容さが社会全体の安定に繋がっています。
生活の質の高さ
医療や教育、公共サービスが充実していることも治安の良さに影響しています。誰でも医療を受けられる制度やしっかりした教育が社会の安定につながっています。また、福祉や失業保険、住宅支援などのサポートがあるため、貧困や不安が減り犯罪が少なくなっています。
治安が良くても気をつけたいポイント
ポイント
ドラッグについて
スリや置き引き
シェアハウス・アパートのトラブル
ドラッグについて
カナダでは2018年から18歳以上によるマリファナの所持・使用が一部合法化されています。そのため、地域によっては路上でドラッグを使用している人を見かけることもあります。そういった場面を見かけた場合は、距離を取って関わらないようにしましょう。
また、ナイトクラブやバーでは飲み物に薬物を入れられる可能性もあります。性犯罪などの被害につながる可能性があるため、飲み物から目を離さないなどして、自分の身を守る意識を持つことが重要です。
スリや置き引き
カナダは比較的治安が良い国とされていますが、それでも都市部や人の多い場所では、スリや置き引きに注意が必要です。特に外国人は多額の現金を持っていると思われやすく、留学生を狙った犯罪も発生しています。
空港やダウンタウン、公共交通機関では特に警戒が必要です。席を離れる際に荷物を置いたままにしない、財布やスマートフォンを後ろポケットに入れないといった基本的な防犯対策を徹底してください。スリや置き引きでは留学生を狙ったケースも多いため、貴重品は自分の身体から離さないように常に身につけるようにしましょう。
シェアハウス・アパートのトラブル
カナダでシェアハウスやアパートを契約する際には気をつけなければいけないことがあります。よくあるトラブルとして、デポジットの返金がされない、契約書がなく口約束だけで済ませてしまう、オーナーやルームメイトとのトラブルなどが挙げられます。
また、実際に存在しない家の写真を使ってお金をだまし取るなどのネット上の詐欺物件もあります。内見をせずに契約・支払いをすることはトラブルにつながる危険性があります。退去時のルールも物件によって違うため、契約前に必ず確認しましょう。契約内容は書面やメールで残すことが大切です。
カナダ滞在を安心して楽しむために
危機管理能力を身につけよう
カナダは治安の良い国として知られていますが、海外生活には急なトラブルやリスクがつきものです。特に初めての留学やワーキングホリデーでは、言語や文化の違いに戸惑うことも少なくありません。
安 心して滞在を楽しむためには、「自分の身は自分で守る」という意識を持つことが非常に重要です。日本と比べて軽犯罪の発生件数が多い地域もあるため、夜間のひとり歩きなどは注意が必要です。トラブルや犯罪に巻き込まれないように日頃から安全を意識した行動を心がけましょう。
現地の情報を事前に把握する
留学先が決まった際や現地で滞在先を探すときには、エリアの治安や生活環境についてしっかりと調べておくことが大切です。インターネットで情報を集めたり、学校のスタッフや友人に尋ねたりして、安心して暮らせる環境かどうかを確認しましょう。
困ったときは相談しよう
海外でトラブルに巻き込まれた際、不安や孤独を感じることもあります。そんなときは一人で抱え込まずに学校のスタッフや先生、友人、職場の同僚などの信頼できる人に相談しましょう。相談できる相手や場所があることは、安心して滞在を続けるうえで大きな支えとなります。
カナダは安全な国ですが、日本とは異なる環境であることを理解し、自分の身を守る意識を持つことが安心で充実した滞在につながります。事前にしっかりと情報収集を行い、困ったときは周囲を頼りながら安全なカナダ生活を送りましょう。
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