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【2023年最新】イギリスのコロナ事情と関連規制|イギリス留学

こんにちは、ガチャです。2020年9月にYMS(Youth Mobility Scheme≒ワーホリ)Visaで渡英し、現在はTier2 (General) work visa (就労ビザ)で、英→日の翻訳記者として働いています。これまで「こんな時代の留学」というタイトルで約2年間のロンドン生活を書き記してきました。

今回のテーマは「新型コロナウイルス」。日本では“史上最悪”の第8波が猛威を振るい、1日当たりの死者数が過去最高を更新する一方で、欧州のほとんどの国は既に関連規制を完全撤廃。イギリスも“コロナ後の世界”を見据え、歩みを進めています。

この記事では、2度の長期ロックダウンなどロンドンでコロナ禍を過ごした経験を元に、日本とイギリスにおけるコロナに対する考え方の違いについて考察します。また、文末では2023年最新の規制情報についてお知らせします。

  1. 目次

  2. 既にコロナは過去の話

  3. メリハリと現実

  4. 死者数は日本の5倍超

  5. 旅行に関する規制は?

既にコロナは過去の話

マスクをしてる人なんているの?

2023年1月現在、ロンドンでは電車やバスなどの公共交通機関を含め、マスクを着用している人はほとんどいません。この冬はコロナに加え、インフルエンザの感染も広がっていますが、大半の人にとってはそんなの関係なし。

また、マスクをしていることが理由で、差別的な言葉や行為の被害を受けるという話も最近は聞きません。する・しないは個人の自由ですので、旅行や留学でイギリスを訪れた際もあまりナーバスになりすぎず、普段通り過ごして大丈夫だと思います。

コロナとの共生

もちろん、コロナ自体が終息した訳ではありません。オフィス内や知り合いの間でも、「コロナにかかった」という話は頻繁に聞きます。

ただし、隔離期間の明確な定義や在宅義務などは既に無くなり、極端に言えば「検査で陽性が出ても無症状なら出勤」という人もいます。そもそも、政府による検査キットの無料配布が少し前に終了したことで、体調不良の場合でも検査をしない人がかなり増えたんだと思います。

「コロナはただの風邪」なんて言ったものですが、昨年春以降のイギリスでは、コロナは完全にほかの一般の風邪と同じ扱い・考えになっているのが現状です。

メリハリと現実

2度の長期ロックダウン

一方で、イギリスが現在の落ち着きを取り戻すに至るまでには、かなりの時間と労力がかかりました。

2020年3月23日からの約3カ月間と、2021年1月5日からの約4カ月間は、国内全域で長期ロックダウンに突入。それから関連規制が全撤廃されるまで、大・小規模の規制が繰り返されました。

日本の規制はメリハリが無いと言われるが

日本では、政府のコロナ対応が中途半端かつ、学校や職場における対策も「基準が曖昧」と言われ、既にコロナを過去のものとしている欧州各国の政策を称賛する声がありますよね。

でも実際、筆者からすると、イギリス政府の政策レベルも似たり寄ったりだったと思います。ジョンソン政権はコロナ禍を通して前言撤回のオンパレードだった上に、彼自身の失脚理由も結局は規制違反パーティーへの参加を巡るもの。圧倒的な死者数の多さ(死亡率の高さ)や医療サービスの混乱で、国内では批判的な論調も多かったと記憶しています。

死者数は日本の3倍超

累計死者数は20万人以上

数字で見ると、その差は歴然です。米ジョンズホプキンス大のデータを元に、日本とイギリスを比較してみましょう。

  1. 累計死者数(2023年1月10日時点)

  2. 【イギリス】21万4,723人(総人口約6,700万人)

  3. 【日本】6万419人(同約1億2,600万人)

「そもそもの生活環境・習慣・体質の違い」や「経済が回らないことによる関連死」、「貧困増加」など多角的に見ると、この数字だけを出して「日本の方が優れている」と簡単には言えませんが、少なくとも「コロナ感染による死者数を抑える」という意味では日本の優秀さは際立っています。

日本人は本当にすごい!

その上で純粋に感じるのは、「日本人は本当にすごい」ということです。「日本政府の政策」とかそういうレベルではなく、「コロナに対する意識やモラルの高さ」という意味で。

私はコロナ禍の大半をロンドンで過ごしましたが、ロックダウン時期を含めルールをしっかりと守る人の割合はかなり低かったと感じています。マスク着用すらまともにできない人も多い。

マスクにかかわらず、国民レベルでの意識の違いが、これだけの死者数の違いにつながっていると思います。

国内や旅行に関する規制は?

イギリスは2022年3月に規制を完全撤廃

イギリス政府は2022年3月、コロナ関連の規制を全て撤廃。当記事の執筆時点(2023年1月10日)で、日本からの入国に関しても、ワクチン接種の有無すら問われず、陰性証明も必要ありません。

規制再導入の可能性は?

また、イギリス国内で今後、コロナ関連の規制が再導入される可能性はほぼ100%無いと言えます。

その一方で、政府は年始から中国からの渡航者に対し出国前の検査を義務付けました。感染が急激に広がる国・地域からの入国に関しては今後も規制が強化される可能性が無いとは言えないので、イギリスを訪れる際は必ず外務省のサイトなどをチェックしてください。

これからイギリス留学を検討している皆さんへ

イギリスは、完全にコロナ前の日常を取り戻しています。感染者数・死者数は落ち着いており、ワクチン接種も進んでいます。

コロナ禍を日本で過ごした皆さんが渡英した場合、マスク着用など、あまりの意識の違いに最初は少し戸惑うかもしれませんが、心配はいりません。ただ、昔と同じように過ごせば良いだけなんですから。

それでは、ロンドンで皆さんの新たなチャレンジをお待ちしています。

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