- アイルランド留学
アイルランド留学の学生ビザについて。ビザ無し留学、ワーホリも合わせて紹介
アイルランド留学は短期(3ヶ月以内)であればビザの取得は必要ありません。しかし、勉強や就労目的での長期滞在には、学生ビザ、またはワーキングホリデービザの取得が必要です。この記事ではアイルランドに留学するための3つの方法(ビザなし・学生ビザ・ワーホリ)とそれぞれの申請方法の詳しい流れ、申請時の注意点などを説明しています。
目次
アイルランド留学するための3つの方法とビザ
①ビザなし|3ヶ月未満
②学生ビザ|3ヶ月〜24ヶ月
- 申請方法
- 学生ビザは2回まで更新できる
③ワーホリ|1年
- 申請方法
まとめ
アイルランドへ留学するための3つの方法とビザ
アイルランドへの留学方法は主に3つあります。ビザなし、学生ビザ、ワーキングホリデービザです。留学方法によって必要なビザの種類が異なり、滞在期間や申請料金なども変わります。
そこで今回は、アイルランド留学に必要なビザの種類や申請方法、書類、申請の流れを項目別にまとめました。
①ビザなし|3ヶ月未満
アイルランドに3ヶ月以内の滞在をする場合、ビザは必要ありません。就労はできませんが、観光や3ヶ月以内の短期留学ができます。原則としてビザの延長や切り替えはできないのでご注意ください。
3ヶ月以上の留学は学生ビザが必要です。次で詳しく紹介します。
②学生ビザ|3ヶ月〜24ヶ月
学生ビザは、語学学校もしくは大学や専門学校へ進学する人が申請対象です。語学学校の場合は政府に認可された学校で週15時間以上の通学、専門学校や大学は1年以上通うこと、そして週15時間以上の授業を受けることが条件となっています。
学生ビザでは学習期間中は週20時間まで、ホリデー期間中(6/1〜9/30、 12/1〜1/15)はフルタイムでの就労が許可されています。
そのため、生活費や学費を稼ぎながらの留学生活が可能となります。語学留学の際は、25週間以上のコースで、6ヶ月間(通学) + 2ヶ月(ホリデー)の8ヶ月の学生ビザを取得することができます。
また、アイルランドで大学に通う場合は、1年間の学生ビザが承認され、そこから1年ごとに更新をしていくこととなります。
申請方法
アイルランドに留学する場合、長期留学の方も含め、日本国籍の方は事前に学生ビザを取得する必要はありません。現地到着後に手続きをします。ここでは、人気の語学学校25週間のコースを受講する例を説明します。
申請に必要な書類
申請に必要な書類は下記になります。それぞれ詳しく紹介しますので、ご確認ください。
パスポート
入学許可書
学費の支払証明書(25週間以上の通学期間、週15時間以上の授業の受講を証明すること)
滞在資金の証明書(英文の残高証明書)
英文の海外旅行保険の加入証明書または付保証明(滞在期間をカバーしていること)
上記の滞在資金と保険加入証明書については注意が必要なので補足を説明します。
滞在資金の証明方法
25週間のコースを受講する場合、€3,000(日本円で約35〜40万)の資金証明ができる書類を提出する必要があります。これには2通りの方法があります。
1, 日本の銀行の残高証明書を持参する
まず日本の銀行口座の残高証明書を2枚用意するケース。その際、申請から半年以内と1ヶ月以内に発行の残高証明書を準備する必要があります。(どちらの残高証明書も自分名義の口座のもので、英文・ユーロ建てのものを用意してください。)
2, 現地銀行口座を開設し、現地銀行の残高証明を使う
2つ目はアイルランドで銀行口座を開設した後、日本の口座から送金、現地口座の残高証明書(=bank statement)で資金を証明するというものです。
アイルランドで働くには銀行口座が必要になるので、到着してからすぐ口座を作り、日本円を送金しておきましょう。
ただ、現地銀行口座開設の際は、学校からのバンクレターが必要であり、口座開設にも時間を要するため、GNIBの予約日までに書類の準備が間に合わない場合があります。また入国の際に残高証明書の提出を求められることもあるので、日本の口座で書類を準備することをオススメします。
海外保険の加入証明書について
学生ビザ、ワーホリビザでアイルランド留学をする際には、滞在期間をカバーする保険加入が義務付けられています。アイルランドの保険についてはこちらのページで詳しく解説しています。
その他注意点
学生ビザの申請はアイルランド到着後、現地での外国人登録手続きの際に行います。申請料300€の支払いが必須となり、クレジットカードでの支払いができるようにしておきましょう。
外国人登録についてはこちらのページで詳しく解説しています。
学生ビザは2回まで更新できる
学生ビザは条件を満たすことで、最大24ヶ月(2年間)まで延長することが可能です。
条件は通っていた学校での85%以上の出席率の証明、コース終了時に受けた検定試験(IELTS、ケンブリッジ英検など)の結果の証明などが求められます。
それをクリアすれば、学生ビザは最大2回まで延長が可能です。働くことができる学生ビザで2年間まで延長できるのは、ヨーロッパの英語圏でアイルランドだけです。
③ワーホリ|1年
ワーキングホリデービザは、滞在期間中に就労をしながら英語力の向上を目指すほか、アイルランドの文化や生活を体験することを目的としたビザです。
最長1年間アイルランドに滞在できます。学生ビザと違って1年を通して就労時間に制限がなく、週39時間まで就労が認められています。
申請方法
アイルランドのワーキングホリデービザは、日本での事前申請が必要です。ビザの発給枠は800枠あり、申請時期は通常1月と7月の2回に分けられています。申請手順は下記の通りです。
Step1 - 大使館あてにビザ申請のメールを送る
ビザの申請受付期間に大使館宛にビザ申請の応募メールを送ります。大使館ウェブサイトから申請書をダウンロードし、必要事項を英文記入のうえ、申請書を添付して記載されたメールアドレスに送付してください。
その後、抽選結果がメールに送られます。当選された方は必要書類の提出を行います。
Step2 - 必要書類の提出
申請許可をE-mailにて受領した方は、下記必要書類を郵送します。
申請許可のE-mail
申請書と写真2枚 (6ヶ月以内に撮影したもの)
パスポート(原本)※アイルランドを出国する時点で、有効期間は6ヶ月以上必要です。(6ヶ月 + 滞在期間)
パスポートのコピー
履歴書(英文)
卒業証明書(英文原本)
残高証明書(英文原本、個人資金として50万円以上の金額を示す本人名義の残高証明書)
医療保険証券又は付保証明(英文原本とA4コピー1枚)
航空券(原本とA4コピー1枚)
補足申請フォーム、申請料振込控え
返信用レターパック
Step3 - 許可証の受領
申請が許可されると、ワーキングホリデー許可証が発給され、パスポートと共に返送用のレターパックにて返却されます。許可書の発給には1〜2ヶ月ほどかかります。また、許可書の有効期限はアイルランド入国から最長1年となっています。
アイルランドワーキングホリデーの最新情報は、こちらのページで詳しく解説しています。
まとめ
学生ビザ、ワーキングホリデービザ共に、書類の準備に手間がかかります。余裕をもって日本にいるうちから準備をしていれば、それほど心配することはありません。
アイルランドはアメリカやイギリスに比べると、まだまだ日本人の留学生も少なく、情報が限られています。しかし、ヨーロッパの中でも比較的治安が良く、自然豊かな美しい国です。
また、ヨーロッパ各地に低価格で旅行が可能なLCCが首都ダブリンにはあります。ヨーロッパに留学したい方は是非アイルランド留学を一つの選択肢としてみてはいかかでしょうか。