
マルタ留学は意味ない?実際に留学した正直な感想と他国との比較
マルタ留学は意味ない?イギリスやアイルランド、オーストラリアの経験を持つ筆者が実際に現地で学び、感じた内容を正直レビュー。授業の質・生活環境・他国との違いを徹底比較。マルタ留学が向いている人の特徴をリアルな体験をもとに詳しく紹介します。

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筆者の背景
筆者(以降、私)は、「新しい時代の留学」のスタッフです。これまでにイギリス、アイルランド、オーストラリアに留学経験があり、毎年、小中高校生のグループ(団体)留学の引率なども担当しています。
そんな私ですが、今回マルタ に3週間の留学をしてきました。約10年ぶりに学生として渡航した形です。
滞在中は学生として授業を受けるだけでなく、エージェントとして20校以上の語学学校や大学を訪問しました。マルタ人スタッフや日本人スタッフに様々なことを伺い、世界中から集まる留学生たちがなぜマルタを選ぶのかも調査してきました。
結論!実際にマルタへ行って感じたこと

結論から言うと、マルタ留学はとても楽しめました。たくさんの出会いや気付き、新しい発見もあり、英語学習も充実しました。自信をもっておすすめできます。
今回の調査で留学先としてのマルタのポテンシャルを強く感じましたが、その反面、注意すべき点もいくつかあると思いました。ちなみに、私が通ったのはスリーマにあるAM Languageという学校です。レッスンはとても楽しく、学生寮も広くて清潔。今回の視察でも特におすすめできる学校の一つです。

おすすめポイント
学生寮が綺麗で徒歩圏内◯
満足度の高いレッスン
日本人が少ない環境
ここからは、実際に現地で感じたことを詳しくまとめていきます。
英語学習にはとても良い場所
イギリスやアイルランドに比べて、マルタでは、比較的聞き取りやすい英語が話されています。語学学校のあるエリアは観光地としても人気があり、レストランやカフェなどでも英語でやり取りできます。スピードも速すぎず、リスニング力を鍛えるのに最適な環境です。
また、イギリスやアイルランドに比べて天候が非常に良く、明るく前向きな人たちが多いのも魅力です。ただし、アカデミックな内容(大学進学やIELTS対策など)を重視する方には、やや物足りない面もあります。
治安がとても良い
「ここは本当にヨーロッパ?」と思うほど治安が良い国です。日本のようにレストランやカフェで荷物を置いたまま席を離れることはできませんが、夜でも一人で歩けるほど安全です。ドラッグ中毒者やホームレスも少なく、安心して生活できます。ヨーロッパ各国の10代の学生が学校研修や個人留学でマルタを選ぶ大きな理由のひとつが、この治安の良さです。安全な環境で英語を学べる点は大きな魅力ですね。
地域と学校選びはと っても重要
マルタは小さい島国ですが、好みや生活スタイルによって地域と学校はしっかり選ぶべきです。ほとんどの学校はセントジュリアンズ周辺に集中していますが、スリーマやヴァレッタ、セントポールズベイなどはより落ち着いたエリアです。ローカルなエリアや静かな環境を好む方にはおすすめです。
また、マルタ留学では約95%以上の学生が学生寮に滞在します。学校によって寮のクオリティに差があるため、学校との距離、設備や清潔さも事前に確認することを強くおすすめします。
学校だけでなく学生寮も把握しておこう
学生寮は、学校以上に長く時間を過ごす場所です。快適な生活環境は、学習モチベーションにも大きく影響します。予算だけでなく、立地・共有スペースの使いやすさ・ルームメイトの国籍構成なども確認しておきましょう!ちなみにホームステイを考えている人は注意と理解が必要です。詳しくはお問い合わせください。

陽気な生徒が圧倒的に多い
マルタはたくさんのビーチやベイと美しい自然に恵まれ、年間300日以上は晴天です。そのため、現地の人々も明るく社交的で、留学生も陽気でエネルギッシュなタイプが多いです。特に10代〜20代半ばの学生に人気で、ナイトライフやアクティビティがと ても充実しています。社交的な人や、新しい友達を作るのが好きな人にぴったりです。
公共交通機関・インフラ
マルタでの主な移動は、バス・フェリー・タクシーです。バス・フェリーは、3ヶ月以上通学する方は、交通カードを申請すると滞在期間中無料です。道路は坂が多く未整備の箇所もあるため、女性の方はヒールやパンプスでの移動は注意が必要です。
バス |
|---|
時間通りに来ないことが多く、満員だとスルーされることもあります。慣れるまで少し大変です。 |
フェリー |
|---|
スリーマ↔バレッタ区間など、一部区間のみの運航ですが時間通りで快適です。 |
タクシー |
|---|
BoltやUberが利用でき、比較的安価で安く移動できます。 |
レッスンや先生のクオリティー
レッスンや先生の質は学校によって多少の差がありますが、マルタではネイティブ講師(主にマルタ人やイギリス人)から授業を受けることが可能です。教え方はフレンドリーで、ペアワークやディスカッションなど、実践的なコミュニケーション重視の授業が多いのが特徴です。学校によっては、CELTAやDELTA(英語教師資格)を持っている先生のみ採用などクオリティーは担保されています。
飽きると言われる理由
マルタは小さな国なので、観光スポットは限られています。そのため、3ヶ月以上の滞在だと「飽き」を感じる人もいます。しかし、ダイビング・トレッキング・ゴゾ観光など、美しい自然へのアクセスを楽しむとバリエーションに深みがでます。また、空港が近いので、週末に他のヨーロッパ諸国へ旅行する人も多いです。
飽きたと感じる人が多いのも事実ですが、マルタにはたくさんの魅力があります。
留学費用と生活コスト
授業料・学生寮(滞在先)・生活費のいずれも、他の英語圏に比べて非常にリーズナブルです。コストがかかる滞在先費用ですが、マルタにはシングルからシェアまで様々な滞在オプションが現実的な料金で用意されています。
レストランやカフェ、ファストフード店も安価で留学中もレストランでの食事を楽しめるでしょう。食料品店やスーパー、お肉屋さんやお魚屋さんで食材を購入して自炊すれば、日本同様に節約することも可能です。

長期留学はインターンのチャンスあり
3ヶ月以上の滞在では、英語レベルに応じて学校内でインターンシップができる場合があります。インターンに参加すると授業料や寮費が半額または無料になるケースもあり、魅力的です。
インターンシップ内容
アコモデーションスタッフとして生徒のチェックイン/アウトサポート
アクティビティコーディネーター として観光ツアーの企画・同行
アドミンスタッフとして学生管理
給料が安い
短期留学の学生には関係ありませんが、長期留学や2026年から始まるワーホリビザを検討している人は要注意です。マルタの時給はヨーロッパ諸国の中でも低めで、「稼ぐ」目的での滞在にはあまり向いていません。
ヨーロッパ主要英語圏との比較

マルタは、イギリスやアイルランドとよく比較されます。ヨーロッパで英語が公用語の国のイギリス・アイルランドとの違いをまとめました。
マルタ vs イギリス
項目 | マルタ | イギリス |
|---|---|---|
授業・滞在先コスト | ◎ | △ |
日常生活コスト | ◎ | △(地方◯) |
授業の質・クオリティ | ◯ | ◎ |
英語の訛り | 有 | 有 |
日本人の多さ | 少ない | 少ない |
天気・気候・天候 | ◎ | △(夏◎) |
ビザや滞在可能期間 | ◯ | ◎ |
観光やアクティビティ | ◯ | ◎ |
自然へのアクセス | ◎ | ◯ |
大学(院)進学・キャリア | △ | ◎ |
アルバイト | 可(△) | 不可 |
英語環境・教育レベルではイギリスが上ですが、費用と気候面でマルタが優位です。リラックスして学びたい人やコスパ重視の方にマルタは最適です。
マルタ vs アイルランド
項目 | マルタ | アイルランド |
|---|---|---|
授業・滞在先コスト | ◎ | ◯ |
日常生活コスト | ◎ | ◯(ダブリン△) |
授業の質・クオリティ | ◯ | ◎ |
英語の訛り | 有 | 有 |
日本人の多さ | 少ない | 少ない |
天気・気候・天候 | ◎ | △(夏◎) |
ビザや滞在可能期間 | ◯ | ◎ |
観光やアクティビティ | ◯ | ◯ |
自然へのアクセス | ◎ | ◎ |
大学(院)進学・キャリア | △ | ◯ |
アルバイト | 可(△) | 可(◯) |
同じユーロ圏内でも、マルタは費用や気候が魅力です。アイルランドは教育の質・就労制度の安定性で優れています。目的が「英語 + 仕事経験」ならアイルランド、「英語 + 楽しさ・リゾート型」ならマルタがおすすめです。
マルタ留学に合う性格や人柄
