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Tool
道具など

Tool(道具など)カテゴリーの最新の単語

diary

日記の語源

ラテン語diarium (1日の割当量)を起源とする語。 di-は英語ではdayに、フランス語ではjourに変化。 di-系のdial(文字盤)、フランス語系のjourney (旅 原義:1日がかりの旅)やjournal(日記、日誌)、スペイン語の挨拶buenos dias (= good day)のdiasはみな同根語。 接尾辞-ary(入れ物)と組み合わされたdiaryの原義は「1日の記録の集まった所」。 ところで、日本人は日記好きで知られる国民だとか。知っていました?

knife

ナイフの語源

物を切るための小型の道具で刃(blade)と柄(handle)を備えたもの、例えば小刀、短剣などをknifeと言います。 日本刀のように長い刀身を持つものはknifeではなくsword(剣)です。 ところで、かつてはゲルマン一族で共有されていたkn音、英語は面倒なk音と縁を切って今は発音しなくなりました。 身近な語を9つ:knee ひざ knuckle こぶし knight 騎士 knit 編む knob 取っ手 knock たたく knot 結び目 know 知っている knowledge 知識

stationery

文房具の語源

文房具がなぜstationery? 鍵はstationにあります。 動詞stationは「一定の場所に駐在する」という意味。 大抵の商売が市場(town market)や行商人(peddler)中心に行われていた中世ヨーロッパで、最初に店を構えて(stationed)いろいろな物を扱い始めたのが後の文具商人(stationer)だったのです。 なお、stationeryの-yは特定の「店」や「品物」を指す接尾辞で、bakery(パン屋:パン)やwinery(ワイン醸造所)などの-yと同じです。

mirror

の語源

mirrorの原義は「不思議に思う wonder」。 水面や磨かれた物の表面に映った自分を不思議がる古代人を想像してください。 その驚きがmirrorにつながったのですね。 miracle(奇跡 原義:不思議な事物)やadmire(感嘆/敬服する)、仏語から入ったmirage(蜃気楼、幻覚)、少し形を変えたmarvelous(驚くべき)などはみな「不思議に思う」から始まった関連語。 Mirage fighter planeはフランス製のミラージュ戦闘機のこと。

engine

エンジンの語源

内部にあって(en-=in-)生み出す(-gine=-gen)— これが発動機と訳されるengineの原義です。 その名の通り、engineはさまざまな語と姻戚関係を結んでいます。 一直線につながるgenerate(生み出す)、なるほどと思わせるgene(遺伝子)とgenesis(起源)、意外なところではgenius(天才)とまだまだありますがこの辺で。 なお、genesisをGenesisと書けば『旧約聖書』の「創世記」。 確かに世界創造の物語にふさわしい命名です。

tablet

タブレットの語源

錠剤、銘板、便箋などの意味を持つtablet— 近頃はコンピュータの世界でも活躍していますね。 tabletはtableに-et(小さな)がくっついた形。 table(テーブル)の原義は「平たい板」ですから、tabletは一般に小さな板状のもの(例:a tablet of chocolate 板チョコ)ということになります。 でも、なぜ錠剤?理由は簡単。 錠剤とは内服薬を一定の型にはめて作ったもの。 もうおわかりですね。tabletとは型板の呼び名だったいうわけ。

bullet

弾丸の語源

bulletの原義は、小さな(-et)球(ball)。 知っているよ、と言われそうですね。 では、ballet(バレエ)はどうでしょう。 balletもbullet同様ballに-etが付いた形ですが、こちらのballは舞踏会、balletの文字通りの意味は「小さな舞踏会」です。 「小さな」を意味する接尾辞-etも要注意です。 cabin(小屋)→cabinet(戸棚)、kitchen→kitchenet(簡易台所)、table(卓)→tablet(タブレット)など、いろいろ見つかりそうですね。

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