- アイルランド留学
アイルランドの生活について|お金、交通機関、レストラン、医療など
アイルランド留学やワーホリを決めてからある程度把握しておきたい現地での生活情報。日本から遠く離れたヨーロッパ圏、イギリスの隣に位置するアイルランドは、日本とは生活や文化が異なります。今回の記事では、アイルランドで生活する際に必要なお金や交通機関、生活用品、医療など項目別に詳しく説明しています。
(1€ = 145円換算)
目次
アイルランドの生活って?
- アイルランドの生活水準
- 1ヶ月の生活費
- 生活用品ってどこで買うの?
アイルランドのお金について
- アイルランドの通貨
- ATMや両替について
アイルランドの移動や交通機関について
- バス
- 路面電車(LUAS)
- 電車(DART)
- 鉄道
- レンタルサイクル
- 飛行機
レストランについて
- 昼、夜のレストラン料金
- パブの料金
- チップについて
医療について
- ワーホリの場合
- 留学の場合
アイルランドの生活を楽しもう
アイルランドの生活って?
アイルランドの物価、1ヶ月の生活費、生活用品について説明しています。実際にアイルランドで生活しているイメージをすることができます。
アイルランドの生活水準
アイルランドの生活水準は少し異なりますが、大きく変わるわけではありません。アイルランドの消費税率は23%、2023年1月から最低賃金は11.30€(1,639円)です。外食と家賃は日本と比べると高いですが、食料品は日本と同等もしくはものによっては安く売られています。
1ヶ月の生活費
おおよその生活費の内訳は以下になります。
滞在費 - 700€(10万円)
食費 - 100€(1.5万円)
通信費 - 15€(2200円)
交通費 - 44€(6400円)
雑費 - 100€(1.5万円)
合計で約14万円(959€)となります。食費は自炊をメインに、交通費は毎日通学にバスを使うと想定して費用設定をしています。交通費は学生用のリープカードを利用した場合です。1週間で料金の上限が設けられており、何回乗っても上限以上はお金がかからないシステムとなっています。学生リープカードの上限は1週間で11€(1,595円)となっています。
アイルランドの家賃高騰により滞在費は高くなりますが、それ以外は自炊をしたり自転車通学にしたりと自分なりの節約方法を見つけることができれば、これよりも費用を抑えることができます。
生活用品ってどこで買うの?
食料品は街中の至る所にあるTESCOやLIDL、ALDIなどのスーパーで安く手に入れることができます。値段は少し上がりますが、SUPERVALU, DUNNES STORE, MARK&SPENCERであれば質の良い食材を手に入れることができます。
またドラックストアであればBOOTS、洋服はPENNEYSというお店で安く購入することができます。
アイルランドのお金について
アイルランドの通貨、現地での通貨両替、お金の降ろし方について説明しています。現地到着後にすぐお金を用意できないこともあるので少額は日本から用意していくことをおすすめします。
アイルランドの通貨
アイルランドの通貨はユーロ(€)です。また単位の小さい硬貨はセントが使われています。注意していただきたいのは、北アイルランドの通貨はポンドになっていることです。北アイルランドに旅行する場合はポンドの準備を忘れないようにしましょう。
ATMや両替について
アイルランド内(首都ダブリンの場合)には多くの両替できる場所があり簡単に通貨の両替が可能です。ただ手数料は高いので、ある程度必要と考えられる額のお金は日本を出発する前に両替しておくことをおすすめします。
ATMは街の至る所にあります。コンビニ、ショッピングセンター、銀行など。通りにむき出しで設置されているものが多いですが、大きなお店やコンビ二などの屋内にあることもあります。
アイルランドの移動や交通機関について
アイルランドの公共機関について説明します。市バスや路面電車、レンタルサイクルなど多くの交通手段があるので自分のプランに合わせて使いこなしましょう。
バス
ダブリン市内を走るダブリンバスは黄色い2階建てのバスです。各バス停には何番のバスが停車するのか番号が書かれていますので乗車前に確認しましょう。
バスが来たら手を挙げて自分が乗りたいことを運転手にアピールしましょう。そうでないと停車してくれません。また満員の際は手を挙げていても通り過ぎてしまうのでご注意ください。
バスは距離によって運賃が異なるため、遠くまで行くときを除いて運転手へ行き先を伝えて頂く必要があります。現金の場合は、行き先を伝えて言われた金額を払うのみ。お釣りはその場ではなく、領収書をもらってダブリン市内のバス案内所で引き換えとなります。
リープカードを利用する場合は、行き先を告げて金額を設定してもらいます。設定してもらってから運転手の前にあるカード読み取り機にタッチをしましょう。ダブリン市内を越える場合は運転手に行き先を告げる必要はなく、バスに乗って読み取り機にタッチをすればOKです。
降りる際はバス内にある赤い「Stop」のボタンを押せば次の停留所で停まってくれます。
※リープカードとは、日本でいうSuicaのようなICカードのようなものです。あらかじめお金を入れておくことで、バスや電車などの運賃の支払いに使えます。
路面電車(LUAS)
Luas(ルアス)はダブリンで運行している路面電車。南北に走るGreen Lineと東西に走るRed Lineがあり、平日であれば朝5時半頃から夜は24時頃まで電車が走っています。
Luasの運賃はゾーン制(レッドライン:ゾーン1 〜 4、グリーンライン:ゾーン1 〜 5)が採用されており、ゾーンをまたぐと運賃が高くなる仕組みです。平日の朝と夕方などのピークの時間帯は運賃が高く設定されています。
各駅には券売機とカード読み取り機が設置されており、券売機では現金もカードも利用できます。片道チケットと往復チケットがあるため、往復利用の予定があれば往復チケットを購入するとお得です。
リープカードを利用するとチケット購入よりも運賃が安くなります。Luasの各駅に改札はありませんが、乗り降りの際には読み取り機にカードをタッチすることを忘れないようにしましょう。
※上記の通りLuasには改札はありませんが、電車内で係員にチケットの提示を求められることがあります。無銭乗車は電車に関する法律により最大1,000€(1,4500円)の罰金が課せられます。
電車(DART)
DARTは、アイルランド東部に広がるダブリン湾に沿ってアイルランドの首都ダブリンの南北を走る路面電車です。
車窓から眺める景色は綺麗で沿線にはHowthやDun Laoghaireといった素敵な街が並んでいます。この2つの街では週末にローカルマーケットが開かれているのでそれに合わせて行ってみるのがおすすめです。
鉄道
Irish Railはアイルランドの国鉄です。バスのターミナルに比べると駅の数が限られていますが、例えばダブリンからコーク、ゴールウェイやリムリック、そして北アイルランドのベルファストなど主要都市へはこの国鉄を利用して移動することも可能です。
バスより運賃は高くつきますが、座席はゆったりとしていて景色が楽しめることから人気です。
レンタルサイクル
ダブリンにはダブリンに住んでいる人だけでなく、観光の人も使うことができるレンタル自転車があります。街中にあるバイクステーションでバイクをレンタルしたら、30分以内に違うバイクステーションを見つけて返却するだけです。
一日券ですと3.5€(508円)、年間チケットは35€(5,075円)とお得です。レンタルステーションはダブリンに100カ所以上あり、いつでも気軽に利用することができます。市内へ頻繁に行く方は登録してみるとよいでしょう。
飛行機
アイルランドではヨーロッパ最大級のLCCであるRyanairを利用して格安でヨーロッパ旅行を楽しめます。
例えばRyanairを使えば数千円ほどで航空券が購入でき、イギリスやフランスを始めスペインやポルトガルなど観光地として人気のある国々へ気軽に旅行することができます。
レストランについて
国際色豊かなアイルランドではいろいろな国の料理をレストランで楽しむことができます。ただ日本と比べると外食代は高いので自炊することもこころがけましょう。
昼、夜のレストラン料金
アイルランドでは日本に比べると外食代が高くつきます。ランチは10€ ~(1,450円〜)、ディナーでメインだけを頼んだとした場合でも19€ ~ 30€(2,755円〜4,350円)くらいになります。
パブの料金
ギネスの1パイントは安くて5€(725円)、テンプルバーなど観光客が多く集まる場所は8€ (1,160円〜)と高く設定されています。カクテルは8€ ~ 10€(1,160〜1,450円)です。ご飯はレストランと変わらない価格帯で楽しむことができます。
チップについて
レストランでのチップは、合計金額の10 ~ 15%くらいです。アイルランドでのお会計は、自分がレジに行くか、ウェイターがテーブルまで来てくれるかのどちらかです。
レジで払うときはチップをウェイターに直接渡し、テーブルでの会計時はお金を乗せるトレーに置きましょう。クレジットカードで支払う場合は、支払いの際にウェイターにチップを上乗せして払いたいことを伝えましょう。
医療について
アイルランドの医療制度について説明します。病院にかかる方法や診察代など日本とは大きく異なるので万が一の時に備えて基本情報を抑えておきましょう。
病院にかかる流れ
アイルランドで医療機関にかかる時は、まずはかかりつけ医となる一般開業医「GP(General Practitioner)」を受診します。
「GP in 〇〇(自分が住んでいる地域)」とネットで検索してクリニックに電話予約をしましょう。急ぎの場合は「Walk-In GP in 〇〇(自分が住んでいる地域)」と検索して予約なしでかかれるクリニックを探しましょう。
アイルランドには日本の国民保険のような制度がなく、一回の診療につき、50€(7,250円)ほど支払います。
病状によっては、専門医による診察や治療、手術や入院が必要な場合もあり、GPから紹介状が出されます。かかりつけ医に登録せずに、紹介状なしで大きな病院へ行って診察してもらう場合は、admission feeとして250€(36,250円)もかかるので要注意です。
※緊急事態の場合は、救急車を呼んで、紹介状などは必要なく、優先的に救急病院に向かいます。
ワーホリの場合
ワーキングホリデーの方は、滞在期間中のすべての期間をカバーできるワーキングホリデー保険(旅行傷害保険)への加入が義務化されています。
ビザの申請時に、ワーキングホリデー保険への加入証明書の提示が必要です。補償内容や金額などを比較して自分に合った保険を選びましょう。
留学の場合
アイルランドは外国人留学生に対して、医療保険の加入を義務付けています。アイルランド国内にある学生向けの医療保険は年間100€(1,4500円)から加入することができます。語学学校のコースを申し込む場合は費用に含まれていることがほとんどです。
別途加入が必要な場合は現地のものか日本のものにするか、補償内容を比較検討することをおすすめします。
アイルランドの生活を楽しもう
アイルランドと日本では生活スタイルに違いがあります。レストランやパブなどの食事、移動手段、お金や医療について簡単に紹介しました。どれも日本とは異なりますが、現地で生活するには必ず覚えておくべき情報です。海外生活を充実させるには、アイルランドの生活スタイルや文化を楽しむことが重要です。
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