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アイルランドで家探し!家賃や確認するべき項目など|アイルランドワーホリ・留学
アイルランドでの家探しは、誰もが大変と言うほど苦労します。特にダブリンは物件が少なく、賃料が高いです。ホームステイや学生寮は学校やエージェントが手配してくれるので問題ありませんが、ワーホリの場合はご自身で探すことになります。今回は、アイルランドでの家事情や家賃、家探しの方法や確認・注意するべき項目をまとめています。
目次
アイルランドの家事情
アイルランドの家賃相場
アイルランドで家探しをする4つの方法
家探しで確認するべき8つの項目
- 家賃の内訳、支払いのシステム
- 滞在期間の指定があるかどうか
- Wi-Fiの有無
- ハウスルールの有無
- シャワー、暖房システム
- 部屋の鍵の有無
- 退去の際、いつまでに申し出ればよいのか、後任を探す必要があるか
- シェアメイトの構成
アイルランド家探しで3つ注意点
まとめ
アイルランドの家事情
アイルランドでは、シェアハウスが基本になります。近年、特にアイルランドの首都ダブリンではアイルランド人でも家探しに苦労するほど、人口に対して家の数が足りていない状態です。
現地に到着したら外国人登録などやるべきことが沢山ありますが、それらと同時進行で家探しにも取り掛かれるようにしましょう。
アイルランドの家賃相場
シングル €500~
自分専用の寝室有り。キッチンやバスルームを他の住人とシェア
シェア €400~
寝室をはじめ、すべてのエリアを他の住人とシェア
シティセンターと呼ばれる中心地周辺や治安がいいエリアは総じて高めで、中心地から離れるほど家賃は安くなります。個室といっても日本のようにマンションやアパートの一室ではなく、寝室以外のキッチンやバスルームをシェアするかたちになります。
アイルランドで家探しをする4つの方法
アイルランドでの家探しは下記で紹介する4つが主流です。
daft.ie
アイルランド最大の家探しサイトです。希望価格や部屋のタイプ、立地などを絞りこんで検索できるので自分に合った物件を探しやすいです。写真も多く詳細(家具の有無、入居者数など)もわかるので、どのような物件かイメージすることができます。
またランドロード(家主)と直接やり取りをするため、英語でのコミュニケーションが必須です。利用者が多いため、メッセージを送っても返信が来ないことが多いのが難点ですが、あきらめずにコンタクトをとりましょう。
MixBやLineなどの日本人向けコミュニティ
MixBというコミュニティサイト、LINEのグループにはアイルランドの物件や住民同士の物の売買、求人情報が掲載されています。投稿者のほとんどが日本人のため、日本語でやり取りが可能です。
LINEはグループに承認されないと閲覧ができないため、ダブリンで日本人と会う機会があればLINEについて尋ね、グループに招待してもらいましょう。
MixB、LINEは、どちらもほとんどがダブリンの情報ですので、他のエリアで部屋を探している方には不向きです。
Facebookのグループ
Facebookでは家探しのグループが存在します。例えば「Dublin room for rent」と検索すると、いくつかのコミュニティが見つかりますので、グループ参加の承認をされると閲覧できます。
友人や知り合いから紹介
部屋を探していることを周囲に伝えておくと、空いた際に教えてもらえることがあります。特に語学学校では留学生同士で暮らしている人が多いので、人の入れ替わりが盛んで物件情報を教えてもらえる確率が高いです。
また家探しのコツや注意点など沢山の情報を持っている学生もいますので、ためらわずにどんどん質問してみましょう。
次に内見の際に確認するべきこと、注意点について説明します。
家探しで確認するべき8つの項目
家探しで確認するべき項目をまとめました。海外での家探しは日本と大きくことなるので様々なところに注意を払う必要があります。8つ、それぞれ詳しく説明していきます。
家賃の内訳、支払いのシステム
家賃にはbill(光熱費)が含まれている場合と、別途請求される場合があります。billの金額は家や季節など異なりますが、夏場はおよそ10€〜30€、冬場は50€〜100€になります。
毎月の光熱費をフラットメイト内で折半するところや、使用量に関係なく毎月一律の額を請求されるところなど物件によって異なりますのであらかじめ確認しておきましょう。
また多くの物件でDeposit(敷金)を支払う必要があります。金額は、ほとんどの場合、1ヶ月の家賃と同じで、通常退去するときに返ってきます。
備え付けの家具や寝室に傷をつけてしまった場合、修理費用としてデポジットを没収されるケースもありますので気を付けましょう。
滞在期間の指定があるかどうか
物件によっては滞在期間が指定されていることがあります。最低3ヶ月~1年などさまざまです。入居後何かしらのトラブルがあり引っ越したいと思っても、契約期間があるためできない、なんてことにならないように契約期間の有無はあらかじめ確認しておきましょう。
Wi-Fiの有無
アイルランドでsimカードを購入すると、ほとんどのプランはデータ使用量無制限となっています。最悪この通信量だけで乗り切ることもできますが、パソコンを使用する際にはやはりWi-Fiがある方が便利ですので、内見の際に確認しましょう。
ハウスルールの有無
多くの物件ではシェアハウス内のルールが決められています。掃除当番や、洗濯機が使える日、シャワーが使える時間帯、家に人を呼べるかなど。またキッチンで自分が使える収納スペースがどのくらいあるかも確認しておきましょう。
特に大人数で暮らしている家は収納スペースが少ない、洗濯できる日が週に1回など多くの制限が設けられていることがあるのでご注意ください。
シャワー、暖房システム
アイルランドのシャワーはすぐにお湯が出るエレクトリック、スイッチを入れてから30分から1時間するとお湯が出るボイラー式の2種類があります。
ボイラー式はシャワーを浴びている途中にお湯を使い切って冷水になってしまうこともあります。エレクトリック式のシャワーが備わっているおうちを探すことをおすすめします。
部屋の鍵の有無
自分の持ち物をしっかり守る上で鍵の有無は非常に重要です。一人部屋の場合は必ず確認しましょう。
退去の際、いつまでに申し出ればよいのか、後任を探す必要があるか
引っ越しをする際には大体の家で1ヶ月前にランドロードに知らせる必要があります。また家によっては自分が退去した後に住んでくれる人を探さなければならないというルールを設けているところもあります。
急に引っ越しを決めた際、後任を探せなかった場合でも退去はできるかもしれませんが、その際にはデポジットが返ってこない可能性が高いです。
シェアメイトの構成
内見の際にはシェアメイトに会うことをおすすめします。仕事や学校で誰もいない場合はランドロードにどのような人が住んでいるか聞いてみましょう(職業、年齢、国籍、など)。シェアメイトの生活スタイルによって自分の生活が左右されることもあります。
アイルランド家探しで3つの注意点
上記で説明した確認するべき項目とは別に注意点を紹介します。トラブルを避けるためにも家を決めた後も注意を払いましょう。
鍵を受け取るまでお金は払わない
よくあるのがデポジットを支払った後、鍵を受け取れず連絡も途絶え、入居できなくなるというパターンです。デポジットは家の鍵と引き換えに払うようにしましょう。
もしくは事前にデポジットということで家賃の何パーセントかを支払い、鍵は入居日に渡されるというパターンもあります。その場合は支払い後、領収書を貰うようにしましょう。
署名入りの書類を作ってもらう
デポジットを支払う際は、受取人のサイン、金額、日付が入った書類を作ってもらいましょう。退去日にデポジットを支払った証拠となるものがないと、返金してもらえない可能性もあります。
またお金に関することは後々トラブルに発展することが多いため、必ずその都度書類を作成してもらいましょう。
ランドロードが同居しているかどうかを確認する
ランドロードが入居しているかどうか、これは一概にどちらの方がよいとは言えません。「ランドロードとのいざこざが絶えない」といった話や「彼らが親切でいつも助けてくれる」といった話などいろいろな意見を聞きます。
好条件の物件があれば実際に訪れて彼らと話してみるのが一番です。
まとめ
冒頭でも述べたようにアイルランドでの家探しは年々難しくなってきております。ただ全く見つからないというわけではないので、あきらめずにトライすることが大切です。
またハウスルールは入念に確認することをおすすめします。洗濯機を使える時間帯や、シャワーは24時間使用可能かどうかなど、自分の生活スタイルと照らし合わせて考えるとよいです。
オンラインサイトや周囲の人からできるだけ情報を得て、自分の納得のいく家を探すことができるようにしましょう。