アイルランドワーホリ体験談|2022年|嫌な思いをたくさんするのが留学の醍醐味
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アイルランドワーホリ体験談|2022年|嫌な思いをたくさんするのが留学の醍醐味

コロナが少し落ち着いてきた2022年10月よりアイルランドのダブリンにワーキングホリデービザで滞在されているYさんの体験談です。現地生活、学校、滞在先、仕事など、これからアイルランドへワーキングホリデーをお考えの方へ参考になる内容です。是非ご覧ください。

アイルランドワーホリをしようと思った理由

英語圏でワーホリができる国を探していたのと、友人からの紹介です、 海外に詳しい友達に話を聞いた際にアイルランドを強く推してもらい、 あまり考えず直感で決めました。

総評!アイルランドワーホリはどうでしたか?

アイルランドワーホリの様子

総じて、行ってよかったなと心から思います。私は20代後半の普通のサラリーマンでした。大学卒業後から新卒で入った会社でずっと働いていました。何か変化が欲しいなと考えていたのと英語を勉強していたのがきっかけでワーホリに行くことを決めました。よく言われることですが、 英語を勉強して話せるようになるだけなら日本でもできます。ですが海外の方と一緒に働いたり遊んだりして多様性を体系的に身につけるには、やはり海外に出るのが早いと感じます。自分の視野を広げられたという意味でもとても良い経験になりました。


ダブリンでの生活はどうでしたか?

ひとことで言うのであれば修行です(笑)

渡航してすぐはどのようにして家を決めましたか?

アイルランドワー��ホリでのホームステイの様子

渡航後のすぐの滞在先は学校が手配してくれたホームステイでした。アフターコロナのすぐだったのでダブリン市内から電車で45分ほどかかりましたが、ホストファミリーがとっても素敵で良い経験をすることができました。夕食を一緒に楽しんだり、 ホストマザーの誕生日には夜中まで一緒にお酒を飲んだりホストファミリーとの思い出がたくさんできました。

その後は、Daftなど一般的なダブリンの家探しのサイトで探しましたが、最終的には現地で知り合った友人に紹介してもらった家に決めました。

その後、どのような所に住みましたか?

Spencer Dockというダブリンの中心街から近い場所に住んでいます。家賃は月700ユーロほどでした。 個人の部屋はなく、4人くらいでワンルームの寝室に住むというハードな環境でした。

ダブリンの好きなところ、馴染めなかったところを教えてください!

好きなところは人です。あくまで主観ですがアイルランドに限らず、英語が第一言語の国だと国際化しやすいので多種多様なバックグランドの方と知り合えました。アイルランドの方もみんな優しかったですが、第二言語で英語を話している方が多いからこそコミュニケーションにも寛容で完璧に話せなくても良いと割り切ることができてとても気が楽になりました。(前提としてもちろん英語力向上のために完璧を目指します)

馴染めなかったところは色んな事柄に関する不便さです。これもアイルランドに限ったことではありませんが、日本の様々なものが便利すぎることを実感します。お腹が空いたらコンビニがあるし、お店も夜遅くまで空いています。全部『ま、いっか』で流せるメンタリティが大切だと思います(笑)

電車やバス、公共交通機関は便利ですか?

便利だと思います。私はダブリンしか住んでいませんがバスは24時間動いていますし、基本的に困ったことはありませんでした。また、もしダブリンの近郊に住み中心地を行き来することが多いのであればダブリンバイク(市内の自転車のサブスク)に登録するととても便利です。

語学学校には通われましたか?

現地に馴染むため、生活に慣れていくためにという事も含めて通いました。ダブリンにあるLinguavivaという学校でコースは一般英語の午前中です。

なぜ、Linguavivaに決めましたか?

インスタグラムやHPで学校の雰囲気と平均年齢が比較的高いという観点で決めました。

Linguaviva ホームページ
Linguaviva インスタグラム

こちらで確認できます。

留学前の英語レベルは?

TOEFL60〜70点くらいでした。発音・文法知識と単語は一通り頭に入れてから渡航しました。

どれくらいの期間通われましたか?

2ヶ月間(8週間)通いました。

費用はいくらぐらいでしたか?

8週間の一般英語午前中コースと8週間のホームステイ(朝晩付き)で、3,575ユーロ(当時で492,859円)でした。

学校に行って英語は伸びましたか?

アイルランドワーホリ、語学学校でのアクティビティの様子

2ヶ月間の授業を通してはあまり伸びた実感はありませんでした。個人差はあるものの、授業を通して英語力の伸びを実感したい人は3ヶ月以上通われる方が良いかと思います。ですが、アクティビティや学校でできた友人と遊びにいったときに伸びたと感じました。

どんな仕事を経験しましたか?

アイルランドワーホリでの仕事の様子

ダブリン市内にあるホテルのレストランでウェイターとして週5、6で働きました。ゲストや同僚とたくさん話して、 時には大変なことも経験しました。アイルランド国内の思い出はほぼ仕事といっても過言ではありません(笑)。また自分の好きなときに好きなだけ休めるといった海外ならではの働き方もとてもよかったです。貯めたお金でヨーロッパをたくさん旅行できたのも良い思い出になりました。同僚の国籍も多種多様で仕事中に文化の違いや言語を教え合ったりたくさんのことを学びました。何気ない日常が本当に心に残っています。ベストワーカー賞をホテルからいただいたのがアイルランド生活での唯一の自慢です。

今後の予定を教えてください!

地方活性化、マーケティングや観光といった分野に興味があります。帰国後は英語の資格試験の勉強に集中して必要なスコアを取った後、大学院に出願する予定です。

これからアイルランドにワーホリや留学を検討する人にアドバイスを!

アイルランドダブリン、テンプルバー

失敗ばかりだった私から留学前と留学中に分けてお伝えさせていただきます。留学前の私に1つアドバイスするのであれば、 迷ってるなら早めに挑戦しろと言ってあげたいです。

正直少しのお金と勇気があれば誰でも留学できます。また明確な目標を持って留学をする必要はありません。なぜなら留学中に自分の将来について嫌でも考えるようになるからです。やりたいことが明確にないからこそ視野を広げ、 自分を見つめ直すことも留学する意味に十分値すると思います。英語力を事前につけた方が良いとの意見もあります。あることに越したことはありませんが、それが意思決定の足かせになるのであれば個人的には無視して構わないと思います。渡航後に悔しい思いをたくさんしてその分現地で英語を勉強をするのも良いと思います。何か日本にいてモヤモヤする思いがあるなら早めに行ってしまうことを強くオススメします。留学に時期尚早という言葉は意味を成しません。

留学中の自分に対しては、 外に出て嫌な思いをたくさんしろと言ってあげたいです。留学経験のあった友人に『良い留学にしたいならたくさん嫌な思いをしてきてね』と留学前に言われたことがあります。当時はその意味がわかりませんでしたが、今は身に沁みて理解できます。ただ楽しいだけの思い出にするなら現地にいる日本人とだけ友人になり、一緒に観光地を巡り、半年未満ほどで留学を終えれば楽しい思い出だけで留学を終えることができます。が、何も学びはありません。 『家が見つからない』『移民登録がうまくできない』『思っていることがうまく伝えられない』『相手が言っていることがわからずたくさん聞き返してしまった』 そんなことを繰り返して言語や異文化に溶け込むことに慣れていきます。留学中に外に出るのが億劫になってしまう日が来るかもしれません。そうなったら『嫌な思いをたくさんするのが留学の醍醐味』だと言い聞かせましょう。留学経験者なら誰でも通る道です!!きっと大丈夫!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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