イギリス大学院留学の費用|学費、免除方法、安い大学院は?
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イギリス大学院留学の費用|学費、免除方法、安い大学院は?

キャリアアップや専門性を深めるため大学院留学をお考えの方に、イギリス大学院に必要な費用を紹介します。イギリス大学院留学の期間は1年間が一般的ですが、一体いくら必要なのでしょう。人気のMBAの費用、学費の免除方法、他国との料金比較、卒業後働けるビザなど、イギリス大学院について詳しく見ていきましょう。

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イギリス大学院留学の費用

海外の大学院留学では英語力も必要ですが、避けて通れないのが費用の問題です。大学院留学は費用がかかる留学です。留学目的はキャリアアップ、専門性を高める為など様々ですが、高い留学費を支払うので費用対効果が気になります。実際にイギリス大学院留学にかかる費用を見ていきましょう。

イギリス大学院の平均費用

350万〜700万円

イギリス大学院にかかる費用は、おおよそ350万〜700万円です。内訳として、授業料・滞在費・生活費と大きく3つに分かれます。費用に大きく影響するのは希望大学院の学費です。詳しくは下記で解説していきます。

イギリス大学院MBAの平均費用

450万〜1000万円

イギリス大学院MBAにかかる費用は、おおよそ450万円〜1000万円です。MBA(Master of Business Administration)は、文系(Master of Arts - M.A.)や理系(Master of Science - M.Sc.)よりも費用がかかります。Oxbridgeと言われるオックスフォード、ケンブリッジのMBA留学には1000万円程度必要です。

イギリス大学院の学費

まずは学費について解説していきます。イギリス大学院の学費は、大学院や専攻するコースによって料金は大きく異なります。

イギリス大学院の学費(授業料)

約£10,000〜£30,000(約150万〜450万円)

イギリス大学院の学費は平均で約£10,000〜£30,000(約150万〜450万円)です。£10,000(約150万円)以下の大学院もありますし、期間や専攻によっては£30,000(約450万円)以上する場合もあります。

イギリス大学院MBAの学費(授業料)

約£15,000〜£60,000(約230万〜 約930万円)

イギリス大学院MBAコースの学費は他のコースと比べて高いです。ご自身が希望する予算、コース内容などを整理し精査しましょう。専攻や留学地を指定して授業料を調べることができるサイトをご紹介します。

MastersPortal.com

こちらのサイトで専攻(Degree Type)を調べる際に必要な用語をご紹介します。

  • 用語

  • 文学系:Master of Arts(M.A.)

  • 理系:Master of Science(M.Sc.)

  • ビジネス:Master of Business Administration(M.B.A.)

  • 法律系:Master of Laws(LL.M.)

  • 教育系:Master of Education(M.Ed.)

  • エンジニア系:Master of Engineering(M.Eng.)

  • 研究系(科学、化学、スポーツ、人類、歴史等):Master of Research(M.Res.)

行きたい大学院・コースが決まれば、実際に大学院のホームページから入学条件やコース概要、卒業後どんなキャリアにつけるのかを確認しましょう。

学費を免除できる方法がある?

イギリス大学院留学で学費を免除できる方法は、大きく分けて2つパターンがあります。1つ目は、財団や公益社団法人などの第三者機関に応募するパターン。2つ目は、大学院から授業料を免除してもらうパターン。

1つ目は中々ハードルが高く、大学院の出願資料とは別に資料作成をしなければいけません。枠も少なく、今までの学業又は職業経歴がかなり優秀でないと奨学金はでないでしょう。

2つ目は大学院から授業料を免除してくれるパターンです。そんなことあるの?と思うかもしれませんが、しっかりと計画をたてれば可能性はあります。詳しく説明していきます。

イギリスの大学院はコースやクラスの国籍比率、バックグラウンドなどのバランスを調整するために約5回に分けて合格者を決めます。

※時期や回数は学校ごとに異なりますが、概ね出願タイミングは9月〜7月の間に5回〜6回です。

  • 出願タイミング例

  • 1回目:9月

  • 2回目:11月

  • 3回目:1月

  • 4回目:4月

  • 5回目:6月

大学院から奨学金を得るためには、1・2・3回目を狙いましょう。1・2・3回目で合格を出した優秀な生徒や志の高い生徒には、奨学金(授業料)の割引が提示されることがあります。なぜなら、出願者の多くが複数校に応募しているため、大学院側は合格をだしても必ずその生徒が来てくれるかはわかりません。大学院側も優秀な生徒を他校に逃したくないのです。そこで重要なのが出願書類です。以下の3つの書類をしっかりと準備すれば、学費から33%オフや50%オフもありえるでしょう。

  • 出願書類

  • 英文履歴書(Curriculum Vitae)

  • 推薦状(Reference Letter)

  • 志望動機書(Personal Statement)

出願スケジュールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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学費が安いイギリス大学院は?

奨学金や授業料免除も簡単ではありません。金額を抑えて大学院進学をしたい方に学費が安い大学院をご紹介します。

参照:Cheap Universities in the UK in 2022 After Brexit

学費で大学院を選ぶのも選択肢の一つですが、なぜその大学院にいきたいのか、あなたを入学させるメリットなどを考えて出願することが合格への最短ルートです。学費が安いからという理由では、合格することはできません。

イギリス大学院の滞在費

学費の次に気になる費用はおそらく滞在費でしょう。イギリス大学院のインターナショナルの生徒はほとんどが学生寮に住みます。フラットシェアも合わせて料金をご紹介します。

1年間の学生寮費

約£3,990〜£9,870(約60万〜150万円)

1年間、大学院に通うとなれば51週間や42週間の契約になるでしょう。夏休みなどの期間を除く場合は、42週間になります。1週間あたり平均£125〜£235ほどです。

部屋のタイプは主に以下3つです。

  • 3つの部屋タイプ

  • En-suite - キッチンのみシェア、トイレ・シャワーは別

  • Shared bathroom - キッチン・トイレ・シャワー共同

  • Studio - すべて個人

ご想像通り、Studioが一番高くShared bathroomが一番安いです。En-suiteの学生が一番多いです。En-suiteの1年間(42週間)の費用は約80万円〜100万円です。

 1年間のフラットシェア料金

約£7,200〜£10,800(約110万〜170万円)

  • 料金

  • ロンドン:£600 × 12ヶ月=約£7,200(約110万)

  • ロンドン郊外:£900 × 12ヶ月=約£10,800(約170万円)

上記の料金はロンドンの家賃の平均額は月£706(11万円)、ロンドン郊外の都市の平均は月£587(9万円)で算出しています。

イギリス大学院の生活費

最後に実際の生活にかかる生活費を見ていきましょう。

1年間の生活費

約48万〜60万円(4〜5万円×12ヶ月)

生活費として食費や交際費、携帯の通信費などが挙げられます。1ヶ月5万円あればいいでしょう。イギリスでの外食は高くつきますが、スーパーの野菜や果物などの食料品は日本よりも安いです。毎日、お弁当を作ったり、自炊をすれば月の食費を£100(15000円)以下に抑えることもできます。また学校内のカフェやウォーターサーバーを利用するなど節約できるポイントはいくつもあります。

ここまで学費(授業料)・滞在費・生活費を紹介しました。イギリス大学院は、1年間が多いですが、他の国の大学院に比べて安いのでしょうか。

他国の大学院の費用比較

イギリス大学院留学の費用は平均すると350万〜700万円ですが、他の国の料金も見ていきましょう。大学院留学(修士号)にかかる1年間の費用の目安は以下のとおりです。

  • 他国の大学院の費用

  • アメリカ:250~600万円

  • カナダ :100~300万円

  • オーストラリア:150~300万円

これは1年間の費用です。他の主要英語圏では卒業に2年間かかります。総合的にイギリスの大学院費用より高くなる可能性、社会人にとって1年と2年の差は圧倒的に違います。

アメリカでは大学・大学院卒業後、就職で苦労される学生が多いです。以前までは、イギリスも同様でしたが2021年からイギリス大学院卒業後、現地で2年間就労ができるGraduate visaが開始されました。

海外で学び、働きたい方は、イギリス大学院留学を考えてみてはいかがでしょうか。Graduate visaについてはこちらで解説しています。

まとめ

イギリス大学院留学は他の国と比べ、場合によっては費用を節約することができます。なにより1年で卒業できるため、他国への留学よりも時間を節約することができます。

準備期間として最低でも1年は必要です。イギリスに限らず、大学院留学には入学条件の英語力や出願書類の準備でかなりの時間がかかります。社会人の場合、仕事をしながら私生活の中ですべての準備をしなければいけません。

十分な準備期間と事前にリサーチして計画をたてることで、費用に悩まず大学院へ留学することができるでしょう。

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