更新日:
IELTSのレベル・難易度ってどうなの?はじめて試験を受けてわかったこと
IELTS(アイエルツ)は世界で認められている英語の試験資格です。海外の大学や大学院へ進学する際にIELTSスコアを求められることは多く、また移住などでも必要になることがあります。
しかし、日本ではTOEICや英検など他の試験の方が身近に受けられていることもあり、IELTSの難易度やレベルのイメージを持てない方も多いはずです。本記事では、IELTSの難易度・スコアごとのレベルについて、実際にIELTSを初めて受けた筆者の目線と共に紹介していきます。
なぜIETLSは難易度が高い試験と言われるのか
日本人が慣れていないスピーキングとライティング
日本人にとって、ReadingやListeningは比較的馴染みがあるのではないでしょうか。中学校や高校、センター試験などで使われるテスト形式は大体この2つの形をとっていますね。この2つのテスト形式では「与えられたもの」をどれだけ理解するかが問われているように思います。
対して、IELTSではこの2つの形式に加えて、SpeakingとWritingが課せられています。この2つの形式では「自分の内から外に出す」、アウトプットの能力が求められていて、それは日本人にとって少し馴染みのないものになっています。
これらのセクションでは語彙力はもちろん大切ですが、それよりも文章の組み立て方や話の筋を瞬時に組み立てる力を問われます。
専門用語がたくさん出てくる
IELTSにはアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールがあります。特に留学に行く人が受けるアカデミック・モジュールでは専門用語がたくさん出てきます。論文や大学の講義などの学術的なものが多く、日常生活ではあまり目にしないような英単語が頻出しています。
もちろん、全ての専門用語を把握しなければ全く解けないという訳ではありませんが、7.0~8.0などの高得点を狙う場合はしっかりと押さえていく必要があります。