
アイルランドワーホリ体験談|2024年|小さな勇気の積み重ねが夢を現実に
アイルランドのダブリンにワーキングホリデービザで、2023年1月21日〜2024年1月15日まで滞在して現在は学生ビザで生活をされているSさんの体験談です。現地生活、学校、滞在先、仕事など、これからアイルランドへワーキングホリデーをお考えの方へ参考になる内容です。是非ご覧ください。

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アイルランドワーホリ開始前
ア イルランドワーホリを検討されたタイミング、数あるワーホリ協定国からアイルランドを選んだ理由、アイルランドに渡航される前のことについて教えてください!
ワーホリでアイルランドを選んだ理由を教えてください。
理由はたくさんあります。
アイルランドを選んだ理由
ヨーロッパへの憧れがあったから。
いろいろな国に旅行できる立地だとおもったから。
お喋りで温かい国民性だと聞いたから。
日本人が少なく、海外感をたくさん感じられると思ったから。
語学学校が格段に安いから。
結果、全部正解でした。とは言え、海外に住むことは子供の頃からの夢だったし、アイルランドのデメリットも知っていたので当時はなかなか決めかねていました。本当に迷いましたが、結局は直感に従ったと思います(笑)
どれくらい前から準備しましたか。
絶対に海外に住むと決意したのは、就職する前。3年経ったら会社を辞めて海外に住むと決めていました。
本当は大学卒業後すぐにでも行きたかったのですが、新卒ブランドを捨てて良いのか父に相談したところ、「内定もないやつが悩むな、選択肢をつくってから悩め」と言われました。その言葉をきっかけに内定を獲得し、せっかくだから成長してから行こうと思った記憶があります。この社会人経験は様々な場面で本当にで役に立ちました。
本格的に準備を始めたのは会社を辞める半年前です。英語の勉強を始めたのも同時期です。アルバイトをしながら半年間英語中心の生活をしていました。
私は音大卒で大学受験も英語はあまり勉強していなかったので、基礎単語、中学レベルの文法からやり直しでした。2日間でYoutubeの英語の文法授業を全て見て、そのYouTuber が大学受験用に紹介していた書籍を全て購入し、バイト前後にスタバに行ってコツコツ進めていました。
休日は4-5時間散歩しながら単語を覚え、帰宅後はネットフリックスで洋画を見るというような生活でした。英語の勉強を始めた当時は恥ずかしながらTOEICの答えがひとつもわからなかったです。
ビザの手続きはどうでしたか。
得体の知れないものだからとても不安だったけれど、担当者にとても助けていただきました。感謝しきれません。
入国後の手続き(外国人登録 / PPSナンバー取得 / 銀行口座開設など)は正直しんどかったです。移民センターの制度も整っていないし、スタッフは冷たいし、、、。その後も、留学中なんだから英語で読まなきゃ!みたいな気持ちが邪魔して英語で読もうとしてしまいましたが、今思うと翻訳アプリなどをしっかり使ってきちんと集中してやれば良かったと思います。(笑)
事務作業に関しては皆さんには日本人の仲間を作って協力し合いながらやることをお勧めします。また、現在はワーキングホリデービザから学生ビザへの切り替えてアイルランドに在住していますが、これもどこにも正解がなく大変でした。
今渡航前に戻れるならどんな準備をしますか。
おそらく同じ準備をすると思います。 強いて言うのであれば、ピアノのレパートリーを増やしていきたいです。
インスタに投稿したピアノ動画を見たピアニストの人が今夜のコンサートに参加してよ!と言ってくれたり、他にも様々なチャンスを掴むことができたのが理由です。特技があることを伝えた時の周囲の反応が本当に温かいのも私にとっても良い体験でした。
準備万全ではなかったけれど、ストリートピアノやレストランでリクエストをもらったり、歓声をもらったり、大切な思い出がたくさんできたので満足しています。
アイルランド到着後

ワーホリビザでアイルランドに到着してからのことについて。どのように生活をスタートさせたのか、どんな仕事をしたのか、アイルランドの魅力など現地で感じたことを教えてください。
アイルランド入国直後の生活
最初は乗り継ぎ便で3日かけてシンガポールとドイツを観光しながらアイルランドに入国しました。
到着後すぐにロストバゲージが発覚し2週間後にやっと発見され空港まで取りに行った帰りに、今度は財布を盗まれるという災難に襲われました。入っていた保険も役に立たず、海外は甘くないことを思い知らされ空港でスタッフと喧嘩して泣きました。
それでもアイルランドの美しい景色やホストマザーの優しさ、新しい世界へのわくわくで、全く心が折れることはありませんでした。
その後の毎日は充実しすぎて夢のようでした。パリジェンヌのお姉さんの家でお食事会をしたり、メキシコ人のダンスパーティーに参加したり、海辺にみんなでピクニックに行ったり、ジャズクラブやクラブに無料でつれていってもらったり、、。1ヶ月目からこんなに充実するとは思っておらず、やっと夢が叶ったんだなと実感しました。
ちなみに私はアイルランドで日本人の友達を積極的に作ることはしませんでした。でもそんな私と友達になってくれた日本人のお友達たちは、数は少ないけれどみんな本当に魅力的な人です。数ヶ月に一回会うとたくさん刺激をもらえました。
学校での体験について

語学学校でのSさんの体験を教えてください。
どの学校にどれくらい通われましたか。
デルフィンスクールに半年間通いました。他の学校にはない放課後イベントが毎日あり、週末などはたまに参加していました。クラスで良い成績を残すともらえるデルフィンドルという仮想通貨があるのですが、実際にイベントでビ ールを購入できたりと、色々と工夫のある学校だと思います。カフェテリアにはビリヤードやテレビゲームなどが完備されています。
入学前と卒業時の英語レベルを教えてください。
入学前は中級、卒業時は中上級でした。当初は先生が何を言っているのか全然分からなかったです。少し慣れてきて中上級に上がると今度はボキャブラリーとリスニングに苦労しました。レベルが上がれば上がるほど毎日学ぶことが更に楽しくなりました。
私は超お喋りなので学校で先生や友達とたくさん話せたことが何よりも英語の成長につながったと思います。クラスの中でもどれだけ積極的に関わるか、積極的に英語を伸ばせるように学校を利用するかが英語力向上には重要だと思います。
同じレベルの人が集まるからこそ、躊躇わず自分の意見が言えるのでスピーキングの練習としては最高です。飲み会でマシンガントークできるくらいには伸びました。
料金について
25週間のアカデミックコースとホームステイ4週間で62万円でした。当時は €1 が 140円程度だったので今と比べれば相当安いです。6ヶ月でこの価格は破格だと思います。料金以上の価値が絶対にあります。
最安値の学校ではないので出稼ぎに来ている友達は学校をリニューアル(学生ビザ更新)のタイミングで学校を変更することが多いです。私はデルフィンにしか通ったことがないので詳しくはわかりませんが、ダブリンにはたくさんの学校があるので自分に合う学校は必ずあるはずです。
学校での思い出はありますか。

学校での1番の思い出は、ディズニーカラオケ大会です。優勝したら、ホテルとフライト付のディズニーリゾートチケット3泊4日パリ旅行をゲットできるというかなり壮大な企画。歌が特段上手いわけではない私はどうせパリにはいけないし、と他人事だと思っていました。
でも当日になって急にせっかくなら最大限パーティーを楽しみたくなったんです。歌が上手な韓国人のお友達がパーティーにいるのを見つけて一緒に歌おうと誘いました。
もう参加者はとっくに締め切られていたのに飛び入り参加。楽しめたね!と満足していたのに蓋を開けたらなんと3位入賞!!そしてさらに学校側がサプライズで3位までパリに連れて行ってくれると大発表!!!運が良すぎる!
この出来事は本当に人生観を変えました。どうせ、、って思っていたことをせっかくなら!に変えただけで一生の想い出に残るパリ旅行をゲットできちゃったんです。パリ旅行は本当に本当に楽しかったです。
学校総評をお願いします!

ダブリンで一番いい学校だと私は信じています。デルフィンはわたしにとって、行くだけでいつも元気になれる場所でしたし、一生の友達と言える特別な友達にもたくさん出会いました。
私の担任のインド人の先生はトリニティーカレッジというアイルランドの東大的な大学をでており、知的で美しく同じ女性として本当に尊敬していました。
私の「嫌だと言えなくて困ることがある」という悩みを聞いて、次の日の授業で相手を傷つけない断りフレーズを紹介してくれたり、その心理をテーマにしたビデオを用意してくれたりしました。
他にも良かった点で言えば、クラスが自分に合わない場合すぐに変えられること。これは長く通うなら欠かせない利点だったと思います。スタッフも全員本当に親切で、私が財布を盗られてしまった時はタクシーを無料で手配してくれました。とても感謝しています。

仕事探しと職場環境について

アイルランドはダブリンに滞在されていますが、仕事探しと職場環境などについて教えてくださ い。
どのような仕事を経験されましたか。
到着1ヶ月後、バイリンガル(日英)の子どもたちのチャイルドマインダーの仕事を短期間しました。
その後イギリスに本社がある日本食チェーンレストランで働き始めました。学校のお友達がCV配りについてきてくれて「このフレーズを使うと良いよ!」とか「あなたならできる!」と毎度背中を押して応援してくれました。
その中で素敵なアイルランド人のマネージャーに出会って、絶対行きたいと思っていたレストランで最終的に働くことができました。大きな会社だったのでスタッフパーティーなどにもたくさん参加して刺激的な職場だったと思います。
職場の同僚や人間関係はどうですか。
最初は嫌われていたと思います。皆英語がペラペラだったので(笑)
でも、Advanced クラスの友達にお願いして大量の質問リストを作って接客に使えるフレーズを覚えたりするなど、できる限りの努力をしました。
ある日突然英語が覚醒して仕事がスムーズにできたときにマネージャーが「あなたのためにビール買ってきたよ、今までよく頑張ったね」と言ってくれた日のことは忘れられません。
その後、周りのスタッフからも認めてもらえるようになり、私の誕生日会にはウェイトレス、キッチンのみんながお祝いにきてくれパブ閉店の早朝3時まで踊り飲み明かしました。
仕事探しする上でのアドバイス!
とにかく協力者をいっぱいつくることかな、と思います。1人でやろうと すると幅が狭まるし、控えめな挑戦になってしまいます。
特別な仕事についている人は紹介が多いです。知り合いの日本人の方は、行きつけのお店で仲良くなったおじさんに紹介してもらったとのことで、かなり特別な仕事をしていました。あと、これは私の個人的な意見ですが、ホスピタリティー系の仕事探しに関しては失敗からよりも成功から学べることの方がはるかに多いと思います。
お店側が断る理由として「人が足りてる」以外はあまり聞きません。私の働いているレストランも、スタッフに空きができたタイミングで「今日から誰かCV持って来たら雇うから!」という感じでした。そうじゃなければ全員お断り。たった1日の差で変わるので「英語力が足りないんだ...」と一喜一憂するのはナンセンスです。
ワークライフバランスはどうですか。
ワークというよりもライフ重視な1年間でしたので、普通のワーホリ勢より貧乏だったと思います。私の場合は、仕事を増やしすぎなかったことで目的を見失わずに過ごせたと思います。
友達とカフェで語り合ったり、ワーホリ後半は月2で海外旅行に行きました。あっという間に、合計17ヶ国24都市も旅行しました。出会いや現地での体験が刺激的で気づけば旅行中毒になりました。当たり前ですが、給料のいい仕事に就けばワークライフバランスは良くなります。高級レストランで働くとチップがかなりもらえます。私も忙しい時期は、時給が倍になることもありました。
アイルランド文化や現地での生活について

1年間アイルランド・ダブリンに滞在されていかがでしたか。また現在も一時帰国を経てダブリンで生活されていますが、現地の様子を教えていただけますか。
一番最初の家はどのように手配しましたか?
最初の家は学校から手配してもらったホームステイ先でした。ホームマザーはとっても優しくて、家もホテルのように美しく、夢かと思いました。
家探しが大変だと聞いていたので、とにかく情報収集だ!と1週目はジャパニーズミートアップに参加しました。そこで出会った中国人の投資家の方が掃除手伝ってくれたら僕の賃貸をディスカウントしてあげるよ、と言ってくださり、お城のような豪邸をしばらく貸してくださいました(笑)
その後、紹介していただいた家に引っ越し、現在まで暮らし続けています。現在は一軒家に4人で住んでいますが、私は寂しがりやなのでむしろシェアルームはありがたいです。自分は市内から近いところに住みたかったし、閑静な住宅街なので家を気に入っています。
何よりも、いままで一緒に住んでいたフラットメイトは私にとってアイルランドの家族です。家探しのポイントは、色んなところで家を探していることをアピールしまくること!良い物件を見つけたら間髪入れずに連絡を取ること!
アピールの おかげで、人とは違うアプリをゲットしたりブラジル人のチャットグループに入れてもらったり、情報をたくさん手に入れることができました。※ラテン系の人たちはGIVE精神がすごい
アイルランドの良さを教えてください。
良さをあげたらきりがないのですが、、「人」ですね。おしゃべりが大好きで、なんというか愛くるしい国民性なんです。アイルランド人だけが故郷に飛行機が着陸したときに歓声を上げるんですが、そういう雰囲気が私は大好きです。
いつでもどこでも聴ける生の音楽、郊外の田舎の美しく壮大な景色、海の上を走る電車、何十年か前にタイムスリップしてしまったような雰囲気の街並み、ヨーロッパ特有の日差し。もう一年経つのに晴れただけで、街の美しさに感動して涙がでそうになります。
アイルランドで物足りないところはありますか。
レジャーや観光地は少ないです。日本に比べたら週末行くところはそんなにありません。あとは日本食レストランは物足りないかも。。。あと去年は夏が本当に短くて物足りなかったです(涙)
常夏が好き!都会で遊ぶのが好き!ショッピングが好き!という人にはあまりお勧めできません。
アイルランド人との関わりはありますか。
あります。職場の上司や家主さん、フラットメイトの彼氏さんやホストマザーを始め、私は色々な人と不思議な出会い方をしました。散歩中に道端で話しかけてきたおじいさんと今では夢を聞いてもらったり 、理想の彼氏の条件リストづくりを協力してもらったりする友達になりましたし(笑)
郊外にあるタラの丘というところでカフェを運営している家族が私のインスタにコメントをいただいたのをきっかけに誕生日をお祝いしてもらったり。
音楽プロデューサーの友達はよく仕事場に潜入させてくれます。日本のジャズグループがツアーに来た時は通訳をお願いされてコンサート後の飲み会に参加させてもらったりもしました。
やはり現地の人との出会いはとても刺激的で、新しい世界を見ることができます。あと、基本アイリッシュはおしゃべりなので、終バスで喋りながら家まで帰るということもしょっちゅうあります。
今後の予定を教えてください!
現在は、学生VISAで再入国したばかりですが、今年はずっとやってみたかったこと、更に一つ上のステージに行けるように、1つずつ挑戦しているところです。
例えば、ピアノの先生として自分で広告をつくってレッスンしてみたり。ニューヨーク外資系企業のコンサルティング会社の会社説明会に参加したり。英語力がアップすると挑戦の幅は確実に広がります。
もちろん学校にも毎日通ってしっかり勉強しています。毎日クラスメイトとチェスを楽しんでます。今年は家族がアイルランドまで遊びに来てくれるので友達を紹介するのが、楽しみで仕方ありません。キャリア面の挑戦が落ち着いたらオーロラを見に行きたいと思っています。
総評!アイルランドワーホリはどうでしたか?

この経験は私にとって人生のかけがえのない宝物です。
自分のことはよく知っているので、「きっと病むんだろうなー」「思ったほど楽しくないかもしれないけど落ち込まないようにしよう」「ホームステイ先でいじめに遭っても笑顔を貫ぬいて好かれよう」などなど。日本にいる時はすごくネガティブに計画していたんです。夢だったのにがっかりしたらどうしようって不安だったんですよね。
実際は想像の何十倍も充実していて自分でも驚きました。何よりこんなに友達ができるとは思っていませんでした。もちろん苦しい時間も悩んだこともたくさんあったけれど、この1年がない人生はもう絶対に考えられないです。
英語でよく使うフレーズで「You deserve it.」という言葉があります。
「あなたはそれに値する」
こんな幸せで素敵な友達に囲まれたのは私がそれに値するからなんだ!って前よりも思えるようになった気がして、そんな自分が誇らしく思います。
これからアイルランドにワーホリや留学を検討する人にアドバイスを!

3つ重要だな、と実感したことがあります。
3つのアドバイス
⒈ 自分のことを深く理解し尽くしておくこと
自分をちゃんと理解すれば、周りや固定概念に囚われることなく、あなたらしい1年間を創り上げられると思います。また人は英語の能力だけで人を判断しません。英語はツールなので自分を魅力的に見せることのほうがずっと大切です。2. 頼る能力
1人でできることは大したことはありませんし、閉じこもってしまうと危険です。1人でなんでもできると思っているところから、他人と共存しなければこの世界では生きていけないと気づくことが自立への第一歩だと昔学びましたが、その通りだと思います。「迷惑をかけないこと」ではなく「感謝をすること」ことを意識すると全てがうまく回り始めると思います。3. いざという時に小さな勇気を振り絞ること
全ての物語はたった一つの小さな勇気で始まったなということを、何度も何度も身をもって体験しました。「あ〜やりたくない。怖い。」って思ったらそれがサインです。小さな勇気の積み重ねがあなたの海外生活をどんどん充実させていくはずです。

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