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イギリス留学・YMS(ワーホリ)のNHSと保険加入について

海外渡航時の海外旅行保険の加入は悩ましい問題の一つです。保険は内容自体が難しい上に、保険料も安くはありません。

本記事では、海外旅行保険の加入を検討する第一歩として、イギリスの医療事情と日本との違いについて簡単に説明したあと、海外旅行保険についてもご説明いたします。

  1. 目次

  2. イギリスの医療事情

  3. - イギリスの医療制度NHSとは

  4. - プライベート医療の特徴・料金

  5. イギリス留学に海外旅行保険の加入は必要?

  6. - 6ヶ月以内の短期留学

  7. -  YMS(ワーホリ)・学生・大学院など

  8. 海外旅行保険について

  9. - 補償内容は大きく分けて4つ

  10. - キャッシュレス・メディカルサービス

  11. - 海外旅行保険での保険金支払い事例

  12. 海外旅行保険に加入する必要はあるの?

  13. 海外旅行保険は必ず比較

  14. - 海外保険コンシェルジュについて

  15. まとめ

イギリスの医療事情

医療サービスには、公的な国民保健サービス(NHS)と民間のプライベート医療サービスの2つがあります。

イギリスの医療制度NHSとは

イギリスには、NHS(National Health Service:国民保健サービス)という住民に無料で医療サービスを提供する制度があります。

6ヶ月以上イギリスに滞在する場合はNHSの保険料を支払わなければなりません。

ビザ申請時にIHS(Immigration Health Surcharge)として、NHSの保険料の支払いが求められます。NHS保険料は年間£470です。(日本円で約85,000円、2023年10月時点)

NHSの保険料を納めている場合、医療費は原則無料です。ただし、処方薬の購入や歯科治療は自己負担です。

日本では、内科、眼科、皮膚科・・と症状に合わせて専門医を受診することができます。しかし、イギリスでは医療システムが日本とは異なります。

まずはGP(General Practitioner)といわれるかかりつけ医を受診し、必要に応じてGPが専門的な病院を紹介するというシステムとなっています。

そのため、住民は近隣のGPに登録をしておき、何かあった場合にはまず登録のGPを受診します。

GPの受診は予約が必要ですが、予約が取れても早くて数日後であったり、専門医の紹介を受けても緊急性が低い症状の場合は実際に受診できるまで数ヶ月待ちであったり、とにかく待ち時間が長いということが常態化しています。

プライベート医療の特徴・料金

公的なNHSとは別に、民間の医療機関としてプライベートクリニックもあります。

全額自己負担にはなりますが、直接専門医に診てもらうことができます。

GPを通さなくても良い、GPに比べ待ち時間が少ないといったメリットがあります。

また、ロンドンを中心に日本人医師がいる日系のクリニックもあります。ただし、診察費は高額です。

海外旅行保険に加入している場合、プライベートクリニックでの受診も補償の対象となります。

イギリス留学に海外旅行保険の加入は必要?

イギリス留学をする上で、海外旅行保険の加入が義務化されているわけではありません。しかし、海外旅行保険に加入していれば、万が一の際に日本と同じように医療サービスを受けることができます。

6ヶ月未満の短期留学

6ヶ月未満の短期留学の場合、NHSに加入することができません。医療サービスを受けたい場合はプライベートクリニックを受診することになります。無保険での渡航とならないよう、海外旅行保険の加入を強く推奨します

YMS(ワーホリ)・学生・大学院など

YMS(≒ワーキングホリデー)や6ヶ月以上滞在の学生ビザの場合はNHSに加入しなければなりません。そのため、海外旅行保険の加入は別で検討が必要です

海外旅行保険について

補償内容は大きく分けて4つ

海外旅行保険(留学・ワーホリ向け)には、以下の補償があります。

①ご自身の体に関する補償

・ケガが原因で死亡した場合
・病気が原因で死亡した場合
・急なケガ・病気の医療費

②他人への賠償の補償

③持ち物の盗難や破損の補償

④その他の補償

キャッシュレス・メディカル・サービス

各保険会社は、世界各地に提携病院を持っています。提携病院での受診の場合、治療費は保険会社が病院へ支払うため、お客様は窓口での負担なしに受診いただけるサービスです。

海外旅行保険での保険金支払い事例

下記は急なケガ・病気での保険金請求事例です。

保険金請求事例

支払保険金

バトントワリング練習中、回転した際に側頭部より転倒し救急車で搬送。頚椎骨折と診断され11日間入院。家族が駆けつける。 

400万円

留学中に激しい腹痛を訴え受診。卵巣嚢腫茎捻転と診断され4日間入院・手術。

451万円

腹痛を訴え受診。急性虫垂炎と診断され13日間入院・手術。

741万円

ホストファミリーと散歩中に胸の痛みを訴え受診。気胸と診断され25日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。

958万円

路上で暴漢に襲われ意識不明となる。頭部外傷と診断され41日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。

1,124万円

海外旅行保険では、ケガや病気で3日以上の入院となった場合、家族がイギリスへ駆けつける費用(交通費・宿泊費等)も補償の対象となります。

また、医師や看護師が付き添っての医療搬送とは、継続治療のため日本へ搬送することを指します。医療搬送は数百万円と高額です。

家族が駆けつける費用、医療搬送等はNHSでは対象とならない部分です。

海外旅行保険に加入する必要はあるの?

NHSがあるのに、別途海外旅行保険に加入するべきかどうか迷う方も多くいらっしゃると思います。

海外旅行保険に加入するか迷っている場合、ご自身が何を一番求めているのか、考えてみてください。

・とにかく節約したい
・初めての海外で、万が一に備えて保険に加入しておきたい
・日本と同じようにスムーズに医療機関を受診したい
・日本語対応窓口

など、人それぞれ異なると思います。

海外旅行保険の保険料の目安は1年間で約20万円です。

節約重視なら多少の不便は受け入れてNHSだけという選択、きちんと補償を持っておきたいなら海外旅行保険に加入というふうに考えられると思います。

海外旅行保険は必ず比較

自分にどんな保険があっているのか「海外保険コンシェルジュ」で比較いただけます。

様々な保険会社の海外旅行保険(留学・ワーホリ向け)のなかから、保険プランや保険料を無料でチェックすることができます。

海外保険コンシェルジュについて

◎豊富な保険プラン

海外旅行保険に力を入れているので豊富なプランを取り扱っています。パンフレット非掲載プランや、ご自身に必要な補償だけをピックアップできるプラン等、期間や予算、ご要望に合わせて保険を選ぶことができます。

◎LINE相談

保険選びの相談から渡航中の保険金請求の手続きまで、契約前〜契約後も気軽に連絡いただけるLINE相談サービスを取り扱っています。

直接LINEで相談・見積もり等のやりとりをご希望の方は、こちらから友だち追加いただけます。

まとめ

この記事では、イギリスの医療事情と海外旅行保険について説明しました。

すぐに受診したくてもできないイギリスの医療システムは、気軽に病院へ行くことができる日本人にとってストレスを感じるかもしれません。ましてや住み慣れた国ではないため、万が一の際に不安なく病院を受診したいという方は多いはず。

このようなイギリスの医療事情を踏まえ、海外旅行保険の加入を考えてみてはいかがでしょうか。

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