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イギリスでワクチンを打ちました。GP登録とNHSナンバーの取得

こんにちは、ガチャです。YMS(Youth Mobility Scheme≒ワーホリ)Visaで2020年9月15日からロンドンで生活しています。今回は番外編としてワクチン接種レポート。筆者は先日、ロンドンで2度目のワクチンを接種しました。予約方法や接種会場の様子、副反応などに加えて、GP登録やNHSナンバーについても詳しく解説しているので是非参考にして下さい。

  1. 目次

  2. ワクチン接種の前に

  3. ワクチンの予約

  4. ワクチン1回目

  5. ワクチン2回目

  6. コロナ後の世界

ワクチン接種の前に

GP(General Practitioner)登録

イギリスでワクチンを接種するには、まずGP登録が必要です。GPとは、日本で言う「かかりつけ医」のこと。

こちらでは、体調に何かしらの異変があった場合はまず、かかりつけ医で受診するという流れになっています。そして、ワクチン接種のために必要な「NHSナンバー」を取得するには、この「GP登録(かかりつけ医登録)」が必要です。

話が少しややこしくなったので整理すると

・ワクチン接種(予約)には「NHSナンバー」が必要で
・その「NHSナンバー」をゲットするには「GP登録」が必要で
・GP登録完了=NHSナンバーゲット

となる訳です。ファーストステップであるGP登録が完了すると、あなたの元にNHSナンバーが書かれた封筒が届きます。

このGP登録ですが、病院によって申請方法が異なります。住所証明などを持参して病院を訪れる必要がある場所もあれば、全てインターネット上で完結できるところもあります。

こちらのリンク(Find a GP)から住所を打ち込むと、近隣の病院がリストアップされるのでそこから選びましょう。私はネットで済む病院を選びました。当然全て英語ですが、一般的な情報や持病の有無などをクリックするだけなのでそんなに難しくはないはずです。

NHS(National Health Service)ナンバー

前述した通り、GP登録が完了するとNHSナンバーが書かれた封筒が自宅に届きます。私はGP登録から約2週間くらいで受け取ることが出来ました。ちなみにNHSナンバーは10桁の数字からなります。

これであなたはNHS経由でワクチン接種を予約する権利を有することができたと同時に、体調になにか異変があった場合は安心してイギリスで医療を受けることができます。

さらに、NHSアプリ経由で陰性証明のバーコードを発行できたりもするので、今後の生活を考えた上でもかなり便利になります。

ワクチンの予約

ここまで辿り着ければ、あとはもう簡単。こちらのリンク(Book or manage your coronavirus vaccination)から予約するだけです。自身で設定したメールアドレスとパスワード、NHSナンバーからログインし、最寄りのワクチン接種センターを見つけて空いている日にちをブッキング。ちなみに、1回目、2回目の予約は同時にできますし、日程の再調整やキャンセルも可能です。気楽に予約してみましょう。

予約が完了すると、NHSからリマインドのメールとテキストもしっかりと届きますのでご安心を。

ワクチン1回目

会場の様子

1回目のワクチン接種は6月下旬でした。会場は普通の薬局(pharmacy)の中。敷地内に通常のお客さんとの区切りが設けられており、受付の女性に名前を伝えて問診票に情報を書き込みます。

問診票提出後、10分ほど待って薬局内の一室へ。


「あなたはこれからファイザー製のワクチンを打ちます」
「今日は1回目の接種で間違いないですか?」
「ちゃんとご飯は食べましたか?」
「ここ数日でコロナにかかったり、体調の異変などはありませんか?」
「右か左どっちに打てばいいですか?」


などと簡単な質疑応答があって、いざ注射です。チクッとした痛みがあるくらいですぐに終了。

「ここから数日微熱が出たり、筋肉に痛みが出たりするけどそれは通常の反応だから心配しないでね。4日以上経っても体調が悪いようなら病院に相談してね。じゃあ、15分だけここで待って問題無かったら帰っていいよ。」

などと説明を受けまして、言われた通り15分間は薬局内のスペースで待機して、なんの問題もなかったので帰宅しました。

副反応

さて、大変だったのがここから。単純に、副反応がかなりしんどかったです。

・38度前後の熱
・頭痛
・全身の痛み

が3日ほど続きました。何よりしんどかったのが、ワクチン接種の翌日から普通に毎日仕事があったこと。インフルエンザの予防接種などで副反応を感じたことがなかった私は、「まぁなんやかんや自分は大丈夫だろう」とナメてまして。ワクチン接種に関係なく仕事を入れていました。

自己責任なので当然休むこともできません。特に接種翌日は立っているだけで辛いという始末。食欲も落ちたのでロクに食べることもできず、この3,4日間で体重が2,3キロ落ちました。それでもなんとか4日目くらいからは持ち直したんですが、体のダルさは1週間ほど抜けませんでした。

ワクチン2回目

副反応

2回目は8月中旬です。今回は間抜きの特設会場でした。前回との違いは行列で約1時間待たされたこと。それ以外はほぼ同じ流れで接種しました。ワクチンは前回同様ファイザー製です。

1回目で散々苦しまされた私は、接種当日と翌日は仕事の休みを申請し、水分や食料を買い込む臨戦態勢で挑みました。が、しかし!今回は副反応はほぼゼロでした。腕の痛みが1日あったくらいで体調不良は皆無。嬉しいような、なんだか気が抜けるような感じでした。まぁ、なにもなくて良かった!!

副反応は人それぞれ

このように、私の場合1回目はかなりしんどくて、2回目は副反応なしという感じでした。

複数の知人とワクチンについて話しましたが、副反応は人それぞれ。「1回目は余裕だったけど、2回目は酷かった」という人もいれば「2回とも副反応は全くなかったよ」という人もいます。

私からアドバイスするなら、「とりあえずワクチン接種の翌日は休みをとって、水分は多めに買い込んでおきましょう」くらいですかね。過剰に心配する必要はないと思いますが、ある程度の準備があればそれだけ安心だと思います。

コロナ後の世界

英国では現在(2021年9月)、全国民の約65%が2度のワクチン接種を終え、日常が戻りつつあります。屋内外での活動に人数制限は無くなり、フットボールのスタジアムは超満員、ナイトクラブも大盛況。それでも感染者は毎日2万を超え、死者も100人前後は出ています。公共交通機関ではマスク着用が推奨されていますが、それも守られているとは言い難い状況。自分の身は自分で守るしかありません。

英国では誰でもすぐ簡単にワクチンを打てる環境が整っているので、まだの方は早めの予約と接種をお勧めします。2度のワクチン摂取を証明することで、海外旅行のハードルも下がりますしね。

とはいえ、ワクチン摂取は強制ではありません。長期的なリスクは正直まだ分かりかねるところもありますし、特に若い女性なんかは迷う気持ちも充分に分かります。いつになれば、コロナと完全にお別れできるのでしょうね。とにかく、この記事が1人でも多くの方の参考になれば幸いです。

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