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#20 比較級のまとめ、疑問文やas, ~ than any otherなど|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「比較級のまとめ」を学習していきます。

  1. 目次

  2. 比較級と最上級まとめ

  3. 比較級を使った疑問文

  4. 比較級as ~ asを使った表現

  5. 比較級の倍(2倍, 3倍)の言い方

  6. 比較級の言い換え・書き換え

  7. 発展|高校で習う比較級

比較級と最上級のまとめ

まずは、前回、前々回で学んだ比較級・最上級をもう一度おさらいしましょう。この記事では、比較級のいろんな使い方をまとめました。もうこれで中学英語の比較級はかんぺきだ!

比較級

「AよりもB」のように、2つのもの・人を比べる時は比較級を使います。比較級は形容詞・副詞にer、または前にmoreをつけます。

I am taller than Sakura.
「私はさくらよりも背が高い。」

英語の比較級<比較級 + than>「‥よりも〜」|中学英語の文法

最上級

「〜でいちばん」、「もっとも〜」のように、3つ以上のもの・人を比べる時は最上級を使います。最上級は形容詞・副詞にest、または前にmostをつけます。最上級にはtheを使うことを忘れてはいけません。

I am the tallest in my family.
「私は家族の中で一番背が高い。」

英語の最上級<the 最上級 in/of>「‥の中で一番〜」|中学英語の文法

比較級を使った疑問文

「どちらがより〜ですか?」「どれがいちばん〜ですか?」とたずねる時。比較級や最上級を使い、<Which is + 比較級?><Which is + 最上級?>と聞くことができます。Whichの代わりにWhat「なに」やWho「だれ」を使うこともできます。

whichで始まる疑問文

「AかB、どちらがより〜ですか?」とたずねたい場合は、<Which is + 比較級>で文を始めて、その後に比べたいものを<A or B>の形で続けます。

Which is taller, Ken or Sakura?
「ケンとさくら、どちらが背が高いですか? 」

また、Whichの後に名詞をおいて<Which 〇〇 is ~ ?>の形でたずねることもできます。

Which class is harder, math or science?
「数学か理科、どっちが難しいですか?」

Whoで始まる疑問文

比較級の疑問文に、Whoを使うこともできます。

Who is taller than Sakura? 
「さくらより背が高いのはだれですか?」

この文ではWhoを使って、さくらよりも背が高い人をたずねています。

最上級を使った疑問文

「なに(どれ)がいちばん〜ですか?」とたずねる時は、最上級を使います。<Which/Who/What is + 最上級?>の形でたずねることができます。

What is the most popular anime in Japan?
「日本でいちばん人気のあるアニメはなんですか?」

Who is the tallest in this class?
「このクラスでいちばん背が高いのは誰ですか?」

このように疑問詞と最上級を使って疑問文をつくると「どれがいちばん〜ですか?」をたずねることができます。

比較級as ~ asを使った表現

2つのもの・人を比べて同じくらいの時はどう表現するのか?

<as 形容詞・副詞の原級 as …>で「…と同じくらい〜」と表すことができます。例えば、「さくらはケンと同じくらい背が高い」と言いたい時。as tall asを使って、

Sakura is as tall as Ken.
「さくらはケンと同じくらい背が高い。」

ここでの注意は、asとasの間はtallerやtallestではなく、tall=原級を使います

否定文「…ほど〜ではない」と言い換え

さくらはケンほど背が高くない時。もちろん、シンプルに以下のように言いますよね。

Ken is taller than Sakura.
「ケンはさくらより背が高い。」

これを「さくらはケンほど背が高くない。」と言い換えてみましょう。as ~ asにnotを付けて否定文にします。

Sakura is not as tall as Ken.
「さくらはケンほど背が高くない。」

not so ~ as …

否定文では、前のasの代わりにsoを使うことができます。

Sakura is not so tall as Ken.
「さくらはケンほど背が高くない。」

比較級の倍(2倍, 3倍)の言い方

<as + 形容詞・副詞の原級 + as …>で「...と同じくらい〜」と上記で説明しました。「2倍大きい」と比べる時は、<twice as ~ as ...>で「...の2倍〜」という意味を表します。

Sakura’s house is twice as large as mine.
「さくらの家は私の家の2倍大きい。」

3倍、4倍と言いたい時は、代わりにthree times, four timesを使います。

Sakura’s house is three times as large as mine.
「さくらの家は私の家の3倍大きい。」

three timesで3倍、largeは「大きい」という形容詞です。mineをmy house「私の家」に変えても正しいですが、mineのほうがより自然な表現になります。

比較級の言い換え・書き換え

最上級の文「〜でいちばん」を、比較級を使って「ほかのどの...よりも〜だ」と言い換えることができます。

<比較級 + than any other …>で「ほかのどの...よりも〜だ」という意味を表します。ここで注意するポイントはotherの後は単数形を使います。

Sakura is the smartest in the school.
「さくらは学校で一番かしこい。」

Sakura is smarter than any other student in the school.
「さくらはこの学校でほかのどの生徒よりもかしこい。」

最上級の文でも同じ意味で表現することができるので、よく比較級の言い換えの問題で出てきます。

発展|高校で習う比較級

今回はちょっとだけ高校で習う比較級の表現を紹介します。英語の日常会話でも使われる便利な表現なので、ぜひ覚えていきましょう。

比較級 and 比較級「ますます」

「ますます〜だ」と言いたい時は、<比較級 and 比較級>を使います。かんたんな例で言うと、以下の文のように使うことができます。

It’s getting warmer and warmer in the summer.
「夏には、ますます暑くなってくる。」

the 比較級, the 比較級「〜すればするほど」

日本語でも「〜すればするほど」って言いますよね。英語で同じ表現をするには、

<The 比較級 + 文, the 比較級 + 文.>

を使います。例をみてみましょう。

The more you study, the better your English will be.
「勉強をすればするほど、英語が上達する。」

かんたんな文に直すと、

If you study more, your English will be better.
「もっと勉強をすれば、英語は上達するよ。」

比較級の位置を前後で入れ替える!と覚えておきましょう。

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