#39 ちょっと難しい接続詞as, since, onceなど|中学英語の文法
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#39 ちょっと難しい接続詞as, since, onceなど|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「ちょっと難しい接続詞」を学習していきます。

接続詞ってなんだっけ?

語と語、文と文を結ぶ語

接続詞ってなんだっけ?となる方は、ぜひ前回の記事を読んでから、この記事を読んでください。この記事ではちょっと難しい接続詞を紹介しています。

as|「〜のとき」「〜なので」

asには様々な意味があります。その中でもよく使われるwhenと同じ意味の「〜のとき」とbecauseと同じ意味の「〜なので」を紹介します。

asの使い方

as「〜のとき」とwhenの違いは前後の文がほとんど同時に起こっている時に使われます。

She was out to lunch as it started raining.
「雨が降り始めたとき、彼女はランチに行っていた。」

as「〜なので」は原因や理由を表します。becauseと同じ意味です。

As it is getting late, I’ll go home.
「夜も遅くなってきたので家に帰ります。」

時を表すasと原因・理由を表すasは頻出です。asにはこの2つ以外にも意味がありますが、まずはこの二つをしっかりと覚えましょう。

since|「〜して以来」「〜だから」

接続詞sinceは「〜して以来」「〜だから」という意味を表します。

sinceの使い方

「〜して以来」の意味で使う場合、基本的には現在完了形の文になります。

I haven’t driven a car since I had a car accident.
「車で事故をして以来、車を運転していない。」

sinceのもうひとつの使い方「〜だから」は、becauseと同じく理由を説明します。「原因・理由のasもあるし、becauseもあって覚えられない!」と言いたくなる気持ちはすごくわかります。そこでいくつかポイントを紹介します。

まずbecauseは、asやsinceよりも日常的です。結果よりも理由を強調したいときに使われます。

一方で、asやsinceは理由よりも結果を強調したいときに使われ、becauseよりも少しフォーマルな(丁寧な)表現です。原因・理由のsinceの前にはカンマが使われることも覚えて置きましょう。

We don't have any dessert, since Maria ate all the ice cream last night.
「デザートはありません、マリアが昨晩アイスを全部食べてしまったので。」

once|「〜したら(すぐに)」

onceは接続詞では「〜したら(すぐに)」という意味を表します。「一度」「昔」「かつて」の意味は副詞のonceなので注意しましょう。

onceの使い方

Once I’ve dropped Sakura off at her house, I’ll call you.
「サクラを家に送ったらすぐに電話するよ。」

*drop off (車で)送る

onecと同じ文にwillとshallは使えないので間違えないようにしましょう。 

× Once I’ll pick Sakura up, I’ll call you.
○ Once I pick Sakura up, I’ll call you.

although/though|「〜だけれど」

although / thoughはどちらも「〜だけれど」という意味を表します。

althoughの使い方

althoughはthoughに比べ、記事やフォーマルな場面で使われます。文頭で使われることが多いのも特徴です。

Although it's a great idea, It would be difficult.
「それは素晴らしいアイディアだけど難しいだろう。」

Sakura is very smart, although she couldn’t pass the exam.
「サクラはとても賢いけれど試験には受からなかった。」

thoughの使い方

thoughはalthoughに比べ、スピーチやカジュアルな会話で使われます。althoughと違って、文頭だけでなく文末でも使われるので覚えておきましょう。

My friends say it’s dangerous, though I’m so excited to visit Venezuela.
「友達は危険だと言うけれど私はベネズエラに行くことを楽しみにしている。」

thoughは接続詞だけでなく、会話の文末でとてもよく使われます。くわしくは説明しませんが、頭の片隅に置いておきましょう。

That's interesting, I don't want it, though.
おもしろいね、私はいらないけどね。

even though/if|「〜にもかかわらず」「たとえ〜でも」

evenは強調の意味でとてもよく使われます。それぞれthough「〜だけれど」、if「もし」に「〜さえ」と強調の意味を付け加えたイメージです。

even thoughの使い方

even thoughは「(たとえ)〜であっても」「〜にもかかわらず」という意味を表します。

I won’t give up even though my result was awful.
「結果が最悪だったとしても、私は諦めない。」

awfulは「ひどい」という意味の形容詞です。thoughと基本的に使い方は変わりませんが、より力強く、強調された文章ととらえることができます。

even ifの使い方

even ifは「たとえ〜でも」と、if「もし〜だったら」を強調した表現になります。

Even if I failed the exam, I would not stop studying.
たとえ試験に落ちても、勉強は止めません。」

even ifはeven thoughと違い「仮定法」つまり、まだ起こってないことに対して使われます。

even thoughは「テストの結果 」が悪かったという事実に対しての文。even ifは「たとえ試験に落ちても」と、もしもの話を表す仮定の文。

それぞれ明確な違いがあるので、注意しましょう。

仮定法はこちらの記事でくわしく学ぶことができます。

while|「〜している間」

whileは「〜している間」とwhen「〜のとき」よりも具体的な期間を表すことができます。

whileの使い方

We had to wait while Carol was enjoying shopping.
「キャロルが買い物を楽しんでいる間、私たちは待たないといけなかった。」

whileを使うことによって、「私達がどのくらいの間待っていたか」をより具体的に表すことができていますね。when「〜のとき」とうまく使い分けましょう。

unless|「〜でない限り」

unlessは「〜でない限り」(= if not「もし〜でなければ」)という意味を表します。ifの否定バージョンと覚えましょう。

unlessの使い方

You’re not gonna find out unless you try.
「試してみないとわからないよ。」

findは「見つける」という意味の動詞ですが、find outで「〜とわかる」という意味になります。前回学んだPhrasal verbs(句動詞)ですね。

You are not going to find outが省略された形になっています。また、「試してみない限り」とunless以下の文は否定の意味になることに注意しましょう

so that|「〜するために」

so that 〜で、so thatに続く文を目的とする「〜するために」という意味を表します。

so thatの使い方

Please tell me what you like so that I can find the best restaurant.
「何が好きか教えてくれますか、そしたらベストなお店を見つけられます。」

so that I can find the best restaurantで「ベストなお店をみつけるために」という意味になります。

so thatのポイントは「〜するために」という意味よりも、「そしたら」という意味で文をつなげてみること。そうすればシンプルに使うことができます。