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#36 数えられない名詞「不可算名詞」とは?例と一覧を覚えよう|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「不可算名詞」を学習していきます。

  1. 目次

  2. 数えられない名詞ってなに?

  3. 不可算名詞とは?

  4. - 不可算名詞の例と見分け方

  5. 不可算名詞の一覧

  6. 不可算名詞の2つの重要なポイント

  7. - 超重要|不可算名詞は常に単数扱い!

  8. - 不可算名詞の冠詞とthe

  9. 可算名詞と不可算名詞

  10. manyとmuch|たくさん

  11. 豆知識|不可算名詞の数え方

数えられない名詞ってなに?

英語の学習をすすめると「数えられない名詞」というものの存在に出会います。今まで学習した英語の品詞「名詞」では、1つのものには冠詞a/anを、2つ以上のものには-sをつけて複数形にすると学びました。

an apple (1つの)りんご

two apples 2つのりんご

英語の文法には、このルールがあてはまらない数えられない名詞「不可算名詞」というものがあります。

不可算名詞とは?

数えられない名詞

不可算名詞とは、数えられない名詞。その名のとおり、水やお金、時間など1つ目、2つ目、3つ目と具体的に数えられないものを指します。水やお金そのものを「ひとつ、ふたつの水」「ひとつ、ふたつのお金」と数えられないという意味です。(数えられるお金は、硬貨やお札です。)

不可算名詞の例と見分け方

代表的な不可算名詞の例から、「なぜ数えられない名詞」なのかを見分けられるようになりましょう。

money お金

「お金は100円、1000円って数えられるじゃないか!」と思うかもしれません。数えられるのは硬貨やお札です。硬貨やお札をまとめた意味のお金moneyは、「ひとつ、ふたつのお金」と数えることができません。

water 水

水は形がないので、「ひとつ、ふたつの水」と数えることはできません。

advice アドバイス

アドバイス(=助言)は日本語でもよく使われますね。アドバイスもどこからどこまでが1つ目なのか数えられないという意味で不可算名詞として扱います。

「ひとつ、アドバイスをあげましょう。」と言うときは、an adviceではなく、a piece of adviceと言います。

I’ll give you a piece of advice.
「ひとつ、アドバイスをあげましょう。」

このように具体的に、以下に分類される名詞が不可算名詞です。

  1. 不可算名詞

  2. 数えられないもの

  3. 地名・人名・言語・科目・スポーツ名などの固有名詞

  4. 液体や素材・材料名

不可算名詞として見分けるには、上記のように「数えられないもの」という認識が重要になります。少し難しく聞こえますが、まずはよく使われる不可算名詞を覚えてしまうことが一番早い方法です。

不可算名詞の一覧

日常会話などでよくでてくる代表的な不可算名詞の一覧です。以下の一覧をしっかり覚えましょう。

  1. 代表的な数えられない名詞一覧

  2. water 水

  3. money お金

  4. information 情報

  5. shopping 買い物

  6. music 音楽

  7. business ビジネス

  8. travel 旅行

  9. paper 紙

  10. time 時間

  11. work 仕事

  12. homework 宿題

  13. art 芸術

  14. happiness 幸せ

  15. air 空気

  16. help 助け

  17. knowledge 知識

  18. luck 運

  19. nature 自然

  20. salt 塩

  21. food 食べ物

  22. weather 天気

  23. rain 雨

  24. news ニュース

  25. advice 忠告

  26. love 愛

  27. happiness 幸せ

不可算名詞の2つの重要なポイント

不可算名詞の例と見分け方は少しイメージできましたか?

それでは、文法上で重要な2つのポイントをみていきます。

超重要|不可算名詞は常に単数扱い!

不可算名詞は数えられないので、-sをつけて複数形にすることはありません。なので、文の中では常に単数として扱います。be動詞は三人称のisを使うこと、一般動詞は-sをつけた三単現になることを注意しましょう。

○ Money is important.
☓ Money are important.

(お金は大事です。)

○ Money gives me choices.
☓ Money give me choices.

(お金は選択肢を与えてくれる。)

不可算名詞の冠詞とthe

不可算名詞は数えられないので冠詞a/anをつけません。しかし、会話の中でお互いが特定できる場合はtheをつけて「その〇〇」と説明することができます。

Do you know how to solve this problem?
「この問題の解決方法知らない?」

I forgot, but the information is on this website.
「忘れちゃった、でもその情報ならこのサイトにのってるよ。」

*solve 解決する

可算名詞と不可算名詞

数えられない名詞を不可算名詞と言いました。反対に数えられる名詞は、可算名詞と言います。難しく考えず、可算名詞には今まで学んだ文法のルールで問題ありません。

  1. 可算名詞の例一覧

  2. an apple りんご

  3. a country 国

  4. a restaurant レストラン

  5. a dream 夢

manyとmuch|たくさん

可算名詞、不可算名詞それぞれに「たくさんの」とつけたい場合はmanyとmuchを使い分ける必要があります。

many = 可算名詞

数えられる名詞(可算名詞)にはmanyを使いましょう。

Do you have many books?
「たくさんの本を持ってるの?」

逆に、可算名詞にmuchを使うことはできません。

☓ How much books do you have?

much = 不可算名詞

数えられない名詞(不可算名詞)にはmuchを使いましょう。

I don’t have much money.
「私は、たくさんのお金を持っていない。」

逆に、不可算名詞にmanyを使うことはできません。

☓ How many money do you have?

a lot of|たくさん

a lot ofはmanyとmuchと同じ「たくさんの」という意味で使うことができます。lots ofでもかまいません。

可算名詞、不可算名詞に関係なくどちらでも使うことができます。a lot ofは肯定文に、many, muchは疑問文・否定文で使われることが多いことを覚えておきましょう。

I have a lot of books.(可算名詞)
「私はたくさんの本を持っている。」

I have lots of money.(不可算名詞)
「私はたくさんのお金を持っている。」

豆知識|不可算名詞の数え方

a piece of ~

上ででてきたa piece of advice「ひとつのアドバイス」のように不可算名詞をひとつ、ふたつと数えることができます。不可算名詞はan advice, two adviceとはできないので、piece ofをつけましょう。

a piece of advice ひとつのアドバイス

two piece of advice 2つのアドバイス

また、聞いたことがあるa cup of teaも「一杯の紅茶」と不可算名詞teaを「何杯の」と数えた表現です。日本語でもひとつ、ふたつと数えるだけでなく、「1杯」「1本」「ひとつまみ」と決まった数え方があるのと同じ考え方です。

a cup of tea 1杯の紅茶
a bottle of water 1本の水
a pinch of salt ひとつまみの塩

お店で注文するときは大丈夫!

お店で注文するときは、それぞれがひとつひとつの商品なのでa coffee「コーヒーをひとつ」two coffees「コーヒーをふたつ」と言うことができます。

Can I have two coffees, please?
「コーヒーをふたつください」

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