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#35 英語の冠詞とルールとは?a/anとtheの使い分け|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「冠詞」を学習していきます。

  1. 目次

  2. 冠詞とは

  3. 冠詞のルールと使い分け

  4.  - a/an

  5.  - aとanのちがい

  6.  - the

  7.  - 無冠詞

  8. まとめ

冠詞とは

a, an, the

a pen(ひとつ)のペン
an apple(ひとつ)のりんご
the moon 月

冠詞とはa, an, theの3種類を指し、名詞の前に置く語です。基本的には、a/anは会話の中で特定していないものに使い、theは会話の中で特定しているものに使われます。

しかし、それ以上に冠詞にはルールがあります。以下のポイントをこの記事でくわしく見ていきます。

  1. ポイント

  2. a/an/theの使い分け

  3. 冠詞のいらない名詞

冠詞のルールと使い分け

名詞のかたまりの前に置く

まず、冠詞の基本的なルールです。冠詞は名詞の前におきます。

a pen (ひとつの)ペン

名詞が形容詞でくわしく修飾されている場合は、名詞のかたまりとしてその前に冠詞を置きます。

a useful pen 便利なペン

さらに副詞がある場合も同じです。

very interesting person「とてもおもしろい人」を名詞のかたまりととらえ、冠詞をその前に置きます。

a/an

a/anは会話の中で特定していないものに使います。それに加えて、数えられる名詞かつ、単数(ひとつ)のものに使います。複数形には必要ありません。

I have a pen.(ひとつの)ペンを持ってます。

☓ I have a two pen.
○ I have two pen.

「2本のペンを持っています。」

また、代名詞(my, yourなど)を使うときは、冠詞は必要ありません。

☓ I have a my pen.
○ I have my pen.

数えられない名詞(waterなど)にも、冠詞aは必要ありません。

☓ I want to drink a water.
○ I want to drink water.

aとanのちがい

anはa,i,u,e,oで始まる名詞や母音で始まる名詞に使います。

an apple, an office, an elephant

例外) an hour, a university

hourはhから始まっていますが、母音から始まる語なので冠詞はanを使います。universityのuは母音ではないのでaを使います。

母音から始まる名詞に形容詞、副詞がある場合は、形容詞、副詞が母音で始まるかでa/anを使い分けます。

an apple → a big apple
a person → an interesting person
an interesting person → a very interesting person

冠詞のあとに来る語が母音で始まるかが優先されます。

the

theは会話の中で特定しているものに使います。また、世界に一つしかないものにもtheを使います。

A : Do you know The Little Prince?
「星の王子様知ってる?」

B : Yeah, I’ve read the book before.
「うん、前にその本を読んだよ。」

ここではAさんとBさんの両方がThe Little Prince(星の王子様)を知っている状態です。なので、Bさんはa bookではなくthe bookと言っていますね。a bookにしてしまうと、本であることはわかりますが、どの本なのかわかっていないことになります。お互いが特定のものを認識している場合はtheを使いましょう。

また、世界にひとつしかないもの(川や海、砂漠、湾、森、島など)にもtheを使います。

the sun(太陽)、the moon(月)、 the Nile River(ナイル川)、the Sea of Japan(日本海)、the Sahara Desert(サハラ砂漠)、the Osaka Bay(大阪湾)、the Amazon Rainforest(アマゾン熱帯雨林)など

無冠詞

無冠詞とはa/an、theが名詞の前につかないことをいいます。

数えられない名詞(不可算名詞)や数えられる名詞(可算名詞)の複数形には冠詞がつきません。

他にも、

・曜日 Monday
・スポーツ Soccer
・言語や科目 Science
・国名 Japan
・人物 Cristiano Ronald
・会社名 Google
・作品名 Harry Potter

このような世間一般的に知られている固有名詞は基本的に無冠詞です。the United States(アメリカ)やthe United Kingdom(イギリス)とtheが付く場合もあります。

不可算名詞についてはこちらの記事で紹介しています。

#36 数えられない名詞「不可算名詞」とは?例と一覧を覚えよう|中学英語の文法

まとめ

aとtheの違いをおさらいしましょう。

I have a pen. 「ペンを持ってるよ。」
You can use the pen.「(その)ペン使っていいよ。」

「(まだ会話に出てきていない)ペンを持ってるよ。」には冠詞aが使われています。「そのペンを使ってもいいよ。」の文では、どのペンか特定されているので、冠詞theが使われていますね。

基本的に、話相手がまだ知らないものには、aをつけましょう。

日本語には冠詞という考え方がないので理解するのが難しいのも事実です。英語において冠詞は非常に重要な品詞です。冠詞を間違えるとネイティブはすぐに違和感を感じるので、しっかり使いこなせるようになりましょう。

  1. 冠詞のまとめ

  2. a/an

  3. 特定していないもの、数えられる名詞かつ単数

  4. the

  5. 特定しているもの、世界にひとつのもの

  6. 無冠詞

  7. 世間一般的に知られる固有名詞

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