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アイルランド留学は安い?必要な費用を期間別に紹介!学校費用・滞在費・保険料など
豊かな自然と古くからのケルト文化が特徴的なアイルランド。イギリスの隣に位置し、公用語として英語を使う国のひとつです。留学先として人気が高まりつつありますが、まだまだ情報が少ないのも事実。
アイルランドへの留学を検討しているけれど、費用の具体的なイメージが湧きづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、アイルランド留学に必要な費用を期間別に紹介していきます。ご自身の想定期間に合わせた費用の把握に役立てください。
目次
アイルランド留学で人気の期間は?
アイルランド留学にかかる期間別の合計費用
- 3ヶ月短期留学の合計費用
- 8ヶ月(半年〜)語学留学の合計費用
- 1年間の長期留学合計費用
アイルランド留学に必要な費用一覧
- 語学学校の費用
- 滞在費
- 食費
- 交際費
- 渡航費
- 海外保険料
- ビザ申請費
- 交通費
- 通信費
アイルランド留学の費用を安く抑えるコツ
アイルランド留学では学生ビザでも働ける?
まとめ
アイルランド留学で人気の期間は?
アイルランド留学で人気の期間は3ヶ月、8ヶ月、1年間です。
短期留学として3ヶ月はどこの国でも人気ですが、次に8ヶ月が人気の理由はアイルランドの学生ビザ制度にあります。アイルランド学生ビザは25週間の授業を受けると8週間のホリデー期間が与えられる仕組みになっているからです。つまり半年(6ヶ月)留学が自動的に8ヶ月になります。2回まで延長できるので最大24ヶ月滞在することができます。
1年の留学は語学学校や大学、大学院から発行される学生ビザになり、1年ごとの更新が必要です。
その他の期間(2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月など)の料金案内も可能ですのでご希望の方は「新しい時代の留学」公式LINE、またはお問い合わせよりご連絡ください。
それでは3ヶ月、8ヶ月、1年間、それぞれ留学にかかる費用の合計をみてみましょう。
アイルランド留学にかかる期間別合計費用
費用の全体像を把握しておくことで具体的なイメージもつきやすくなります。
3ヶ月短期留学の合計費用
3ヶ月の留学の合計費用は約100万円からです。
語学学校の費用:約25万円〜40万円
滞在費:約40万円(ホームステイ / 朝夕付き)
食費:約10万円
交際費:約6万円
渡航費:約10万円〜
海外保険料:約5万円〜
ビザ申請費:0円(観光ビザの場合)
交通費:約5万円
通信費:約1万円未満
合計:約100万円〜
3ヶ月間の留学は、夏休みなどの休暇を使って短期集中で語学を勉強したい学生や、時間に制約がある社会人におすすめです。ビザ申請なしで留学ができることも魅力です。
8ヶ月(半年〜)語学留学の合計費用
8ヶ月の留学の合計費用は約215万円からです。(学校期間は6ヶ月)
語学学校の費用:約35万円〜50万円
滞在費:約100万円(ホームステイ / 朝夕付き)
食費:約27万円
交際費:約16万円
渡航費:約10万円〜
海外保険料:約11万円〜
ビザ申請費:約4万円(300€、学生ビザ)
交通費:約10万円
通信費:約2万円未満
合計:約215万円〜
8ヶ月間の留学は学生ビザかワーキングホリデービザを取得しての滞在となります。アイルランドの学生ビザはアルバイトが可能であることもメリットのひとつです。アルバイトについては、後ほど詳しく説明していきます。
1年間長期留学の合計費用
1年の留学の合計費用は約374万円からです。
語学学校の費用:約100万円〜150万円
滞在費:約160万円(ホームステイ / 朝夕付き)
食費:約40万円
交際費:約24万円
渡航費:約10万円〜
海外保険料:約17万円〜
ビザ申請費:約4万円(300€、学生ビザ)
交通費:約15万円
通信費:約4万円未満
合計:約374万円〜
1年間の留学は滞在期間が長いので費用は上がります。しかし、語学学校で選択できるコースが広がるだけでなく、現地で様々な経験ができるでしょう。しっかり英語を身に付けたい方におすすめです。
アイルランド留学に必要な費用一覧
アイルランド留学にかかる費用の項目は以下の通りです。
費用の項目
- 語学学校の費用
- 滞在費
- 食費
- 交際費
- 渡航費
- 海外保険料
- ビザ申請費
- 交通費
- 通信費
それでは、費用の項目一覧を3ヶ月・8ヶ月・1年間の期間別でみていきましょう。
語学学校の費用
アイルランドの語学学校の授業料は、留学先としてメジャーなイギリスと比べてリーズナブルです。一般英語のコースで1週間あたり15〜20時間の授業の場合、下記の費用が目安になります。
3ヶ月:約25〜40万円
8ヶ月:約35〜50万円
1年:約100〜150万円
学校や授業時間(1週間15時間と20時間)では料金が異なります。アイルランドでは、8ヶ月留学(25weeks + 8weeks holiday)がとてもお得です。費用を抑えて留学することができます。下記のリンク先で、おすすめの語学学校の費用や選び方を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
滞在費
次は滞在費をみていきましょう。留学費用の多くを占める滞在費、気になるところです。アイルランド留学での主な滞在方法は以下の3つです。
主な滞在方法
ホームステイ
学生寮
フラットシェア
滞在先をホームステイにするか、寮にするか、シェアハウスにするかによって、かかる費用が違います。ひとつずつみていきましょう。
ホームステイ
ホームステイの各期間別の滞在費は下記の通りです。
3ヶ月:約40万円
8ヶ月:約100万円
1年:約160万円
上記の料金はハーフボート(朝食・夕食付き)のプランです。アイルランド人のホストファミリーとの生活を通して、アイルランドの習慣や郷土料理など、リアルな文化に触れられることも魅力です。
レジデンス(学生寮)
学生寮の各期間別の滞在費は下記の通りです。
3ヶ月:約60万円
8ヶ月:約150万円
1年:約230万円
ホームステイより割高で、食事も自分で用意する必要がありますが、学校側のサポートが受けられる安心感があります。また、学生寮は学校から徒歩圏内や近くに位置していることが多いです。通学時間が短い分、貴重な留学期間を効率よく活用できます。
ホームステイ、レジデンスともに長期申込の割引等は基本的にありません。
フラットシェア(シェアハウス)
フラットシェアの各期間別の滞在費は下記の通りです。
3ヶ月:25万円
8ヶ月:67万円
1年:100万円
他の滞在方法に比べて一番費用を抑えられるのがフラットシェアですが、留学でシェアハウスを見つけるのはとてもむずかしいです。学生ビザでもアルバイトができるアイルランドですが、特にダブリンで部屋を見つけるのは難しく、収入の少ない学生に部屋を貸してくれる大家さんも多くありません。
食費
ホームステイの場合、朝食と夕食がついているのでそれほど料金はかかりません。昼食は学校の友達と外食することが多いですが、ランチは8€〜15€程度です。学生寮になれば朝・昼・夜と用意ご自身で用意するので少し大変です。
3ヶ月 - ホームステイ:約10万円
3ヶ月 - 学生寮:約18万円
8ヶ月 - ホームステイ:約27万円
8ヶ月 - 学生寮:約48万円
1年間 - ホームステイ:約40万円
1年間 - 学生寮:約72万円
外食の回数が多くなれば出費も増えます。外食でのランチは10€ほどの場合が多いです。
交際費
アイルランドの文化のひとつであるパブ。アイルランドで暮らす人々にとって重要なコミュニケーションの場です。ビール1杯(1パイント)7〜8€程度です。曜日や時間によっては、安くで飲めるところもあるのでうまく節約するのも良いですね。パブでの交流は学校の友達や現地の人々とより仲良くなれる貴重な時間になるでしょう。
3ヶ月:6万円
8ヶ月:16万円
1年:24万円
1ヶ月2万円程度で計算しています。そのほか、アイルランド国内での観光やヨーロッパ内の小旅行など、現地での体験を充実させたい方は、その予算も考えておくと良いでしょう。
渡航費
日本からアイルランドへの渡航費は往復10〜15万円ほどです。年末年始やクリスマス、現地の祝日の関係によっても価格が変わってきます。事前に確認しておきましょう。
海外保険料
海外保険料の相場は下記の通りです。
3ヶ月:約5万円〜15万円
8ヶ月:約11万円〜17万円
1年:約17万円〜24万円
保険会社やプランによって保険料は異なります。どのようなケースでいくらの補償があるかなど、プランについてもよく確認して加入しましょう。下記のリンク先では、海外保険の料金や選び方を詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
ビザ申請費
アイルランド留学に当たって有効なビザは3種類です。観光ビザ以外は費用が必要です。留学の場合、基本的には学生ビザになりますが、ここではワーキングホリデービザもご紹介します。
アイルランド留学で有効なビザ
1, 観光ビザ(ビザなし)
2, 学生ビザ
3, ワーキングホリデービザ
観光ビザ
90日以下であれば、ビザを申請をしなくても滞在可能です。3ヶ月以内の留学はビザが必要ないのでビザ申請費はかかりません。
学生ビザ、ワーキングホリデービザの申請料をみていきましょう。
学生ビザ
アイルランドの学生ビザの申請料は300€(約4万円)です。
1回の学生ビザ申請で滞在可能となる期間は最大8ヶ月です。その後、2回まで延長の申請が可能。トータルで最大24ヶ月(2年)の留学が可能です。
ワーキングホリデービザ
アイルランドのワーキングホリデービザの申請料は13,800円です。1年間の滞在が可能となります。申請は、メールで応募、当選すれば駐日アイルランド大使館に書類を郵送という流れになります。詳しくはこちらの記事で紹介しております。
交通費
ダブリンではバスでの移動が本数も多く便利です。そのほか、DARTと呼ばれる電車やLuasという路面電車も運行しています。頻度や移動距離によって料金は異なりますが目安としてお考えください。
3ヶ月:5万円
8ヶ月:10万円
1年:15万円
運賃の目安は2€からです。移動費を節約する為に自転車移動を考えるのもよいでしょう。坂道が多いので大変なときもありますが、長期滞在では便利です。
通信費
費用は1ヶ月、大体20〜30€です。携帯電話は、現地でプリペイドSIMカードを購入して使用するのが一般的です。アイルランドでSIMカードを購入すると、ほとんどのプランはデータ使用量無制限です。
アイルランド留学の費用を安く抑えるコツ
ここからは、費用を安く抑えるコツをご紹介します。いくつかポイントがあるので、ひとつずつみていきましょう。
航空券購入の時期とタイミング
留学開始の時期は、年末年始やゴールデンウィーク、夏のハイシーズンを避けて計画すると航空券が安く購入でき、渡航費が抑えられます。一般的に、航空券が高い時期は8月〜8月、安い時期は11月〜1月(年末年始を除く)になります。また、航空券の値段は、出発日が近づくほど高く設定されます。留学の計画が定まったら、早い段階で航空券を押さえると良いでしょう。
地方都市で生活する
アイルランド最大の都市ダブリンと比較して、地方都市を留学先に選ぶことで費用が抑えられます。特に家賃や語学学校の授業料が大きく節約できるでしょう。また、全体的な物価も首都ダブリンに比べると低いため、食費や交際費の負担削減も期待できます。主要な地方都市としては、第二の都市であるコークや、海辺の都市ゴールウェイなどがあげられます。
ある程度の英語レベルのある方で、アルバイトなどで働く場合は地方年に比べてダブリンの方が仕事を見つけやすいでしょう。また、地方都市には地元住民が多いので、英語になまりを感じることも多くなります。
地方都市で生活すれば費用は抑えられますが、ご自身の英語レベルやどのような環境で英語を習得していきたいかを考慮して生活する地域を決定しましょう。
自炊を心がける
アイルランドの外食は日本より高くつきますが、大型のスーパーでは野菜や果物、お肉などが安く手に入ります。自炊を心がければ、1ヶ月あたりの食費を2〜3万円程度に抑えることができるでしょう。
アイルランド留学では学生ビザでも働ける?
アイルランド留学の大きなメリットは、学生ビザでもアルバイト可能であることです。週20時間の就労が認められています。アルバイト先の例としては、アイリッシュパブやレストラン、カフェ、バリスタ、ベビーシッターや清掃員などです。
現地でのアルバイトは、生活費の足しになるだけではなく、実践的な英語を身につけるよい機会にもなります。
まとめ
ここまで、アイルランド留学ではどのようなことにどれくらいの費用がかかるのかを期間別にみてきました。留学に必要な費用合計の目安は、下記の通りです。
留学の期間は、留学の目的と費用のバランスを考えて計画しましょう。また、節約のコツを押さえ、費用を安くできないか検討してみるとよいでしょう。
学生ビザでもアルバイトでお小遣い稼ぎが可能なアイルランド留学。賢くやりくりしつつ、存分に楽しんで有意義な留学生活が送れるよう計画しましょう。