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ワーホリで語学学校なしはありえない!海外で仕事に就くチャンスを掴もう

こんにちは、ガチャです。YMS(Youth Mobility Scheme≒ワーホリ)Visaで2020年9月15日からロンドンで生活しています。「こんな時代の留学」というタイトルで、約2年間のワーホリ生活を書き記してきました。今回は番外編として、「語学学校には絶対通え!海外で仕事に就くチャンスを掴む方法」というテーマで筆を取りました。筆者はワーホリビザで渡英し、Tier2 (General) work visa (就労ビザ)をゲット。現在は「英→日の翻訳記者」として働いています。先の13話でその過程を書き記しましたが、実際のところ、英国で働くにはどのくらいの英語力が必要で、そのレベルに到達するためには語学学校に通うべきなのか。2年間のYMS期間を前提として、スケジュール感も含めたアドバイスをお送りします。どうぞ。

  1. 目次

  2. ワーホリなら語学学校には絶対通え

  3. 現地で仕事を得るために必要な英語力

  4. 「1年半を残す」イメージで逆算

  5. ワーキングホリデーは運より実力

  6. ワーキングホリデーで英語力ゼロならどうするべきか?

ワーホリなら語学学校には絶対通え

ワーキングホリデーで英語力を身につける3つの条件

まず、あなたの2年間のワーホリ期間を有意義なものにするため、必ず語学学校には通ってください。これは、仕事に就く、就かない関係ありません。その上で、その2年間をさらに有効に使うために。そして、現地で仕事を見つけたい、働きたいという目標を持っている人は、以下の3条件を参考にしてください。

1. 語学学校入学前にB2レベルの英語力

まず、渡英前に最低でもB1(Intermediate)レベルの英語力を身につけて下さい。TOEICだと550-780点、IELTSだと4.0-5.5点にあたります。数字はあくまで目安ですが、これくらいの能力を持っていれば、入学時点である程度のアドバンテージを得られます。もう一つ上のレベルであるB2(Upper-Intermediate)に相当するボキャブラリーとグラマーがあれば、なお良しです。

B1もしくはB2にクラス分けされることで、英語力の高いクラスメイトと学ぶことができます。モチベーションが高い生徒も多く、おそらくスピーキング面ではあなたが圧倒的に下になるので、刺激にもなります。日本人クラスメイトがいる可能性が低いのもメリットです。

2. 語学学校は週5日、半日以上

平日は必ず毎日通って下さい。それも、1日2時間では不十分。少なくとも半日、可能であれば午後の授業も取りましょう。

私が語学学校に通っていた頃は、スタートが朝9時、昼休みを挟んで午後3時ごろまで、1日約5時間の授業を受けていました。毎日通うことで継続して効率良く勉強できる上に、留学初期は特に、生活リズムを作るという意味でも大きな効果を発揮します。

午前、もしくは午後だけの授業をとった場合、正直ほかにやることがありません。その時間も勉強できる、英語環境にいる。という人なら問題ありませんが、そもそも1人で勉強するなら学校でプロの授業を受けた方が効率的ですし、気の知れたクラスメイトと学ぶ方が楽しいはずです。

3. 語学学校は最低でも3ヶ月通う

しっかりと3ヶ月は通いましょう。2年のワーホリ期間のたった8分の1です。この3ヶ月で英語力を身につけたあなたは、残りの8分の7を存分に楽しむことができます。

B1レベルで入学した方は、半年間をオススメします。本人の能力とモチベーションにもよりますが、B1→B2にクラスが上がるには約2ヶ月はかかります。卒業時にC1(Advance)レベルに到達したいなら、6ヶ月間みっちりと勉強する方が良いでしょう。

私の場合は、語学学校で9〜15時まで勉強し、17時〜仕事(もちろん英語環境)もしくは語学学校の友達と常に一緒にいる。という生活をたった3ヶ月半過ごし、ほとんど現在の英語力を身につけました。入学時のレベルとその後の成長速度は人それぞれなので、まずは3、4ヶ月、その後に1、2ヶ月延長という形を取るのも悪くないかもしれませんね。

せっかく学ぶなら、効率良く楽しく。その適正な期間が、3〜6ヶ月間だと思います。

教室「以外」での恩恵

語学学校に通うメリットは、教室で学ぶ「以外」の部分にも大いにあります。むしろ、教室外でどう生活できるかの方が大切と言ってもいいくらいです。

当たり前ですが、語学学校には「非ネイティブで、英語を学びたい」人たちが集まります。国籍や人種を問わず、まず前提としてモチベーションが高いです。日本の中高や大学で受ける英語の授業とは訳が違います。

「英語を話せるようになりたい」、「英語圏(英語力を生かせる環境)で働きたい」という同士と一緒に学ぶんですから、コミュニケーション能力なんてほぼ関係なく、すぐ仲良くなれます。それこそ、B2レベルの英語力があればなんの心配もいりません。クラスが終われば、一緒に公園でピクニックをしたり、コーヒーを飲んだり、夜はクラブで踊ったり誰かの家でパーティーをしたり。あなたはいつの間にか24時間英語環境にいることになります。

そんな友達をたくさん作るのに最も手っ取り早い手段が、語学学校に通うことです。

現地で仕事を得るために必要な英語力

IELTSスピーキング7.0

さて、ここまで、英語環境で働くチャレンジの「前段階」に焦点を置いてお話をしてきました。ここからは、「現地で仕事を得るために」という観点で進めます。

就職活動において避けることのできない英語での面接。それに挑む上で、“最低限”持っておきたいのが「IELTSスピーキング7.0」の会話力です。YouTubeで「IELTS speaking Japanese」と調べてみて下さい。イメージしやすいと思います。

最低限、これくらいの語彙力、発音力を持って、あなたはようやく英語圏で仕事を探すためのスタートラインに立ったと言えるでしょう。

参考:IELTS SPEAKING 模擬試験 - Marin from Japan 🇯🇵🎓- Band 7.0

語学学校で英語を学ぶ最大のメリット

ガチ就活に挑む皆さんにとって、語学学校で英語を学ぶことが大きなメリットとなります。

語学学校には、General English(一般的な英語クラス)の他に、IELTSクラスやBusinessクラスなど、多種多様な選択肢があります。ビジネスメールやビジネス会話、電話、面接などに特化した授業を行なってくれる場合もあります。

それこそ、筆者は授業後、仲の良い先生にずっと面接練習をしてもらっていました。もちろん、お金なんて発生しません。近くのパブで飲みながら。なんてこともありました。その道のプロに、無料で、気軽に、こういった相談ができる。CVの添削もしてもらえる。この恩恵を受けないのは損ですよね?

「1年半を残す」イメージで逆算

1年半を残して就活をスタート

さて、次は「期間」のお話をします。現地で仕事に就きたい、ビザサポートをしてくれる会社で働きたいという人は、最低でもワーホリ期間の1年半を残して就活をスタートさせましょう。

まず、あなたの英語力がどれだけ高くても、簡単には仕事は見つかりません。欧米の就活市場における判断材料は、スキルや過去の職歴に大きく依存します。過去は変えられないし、資格などのスキルも簡単に習得はできません。

ビザサポートを受けるということは、「会社が高いビザ代を支払ってまであなたを必要としている」ことを意味します。

欧米には試用期間という概念が存在し、その1〜3ヶ月、長ければ1年をかけて、会社があなたのパーソナリティーやスキルをジャッジし、お互いにミスマッチがないような仕組みになっています。

これらの点を踏まえると、ビザ期間が残り1年以下の人を、企業は“お試し”でも採用してみたいと思うでしょうか?ビザサポートを視野に入れて雇ってくれるでしょうか?

そういう意味での「1年半を残す」です。

語学学校入学からの英語力の推移

とはいえ、筆者の場合は就活のスタートラインに立ったのがビザの残り1年1、2ヶ月くらいになってから。

詳しくはこれまでの連載を振り返ってもらえればと思いますが、ロックダウンによる影響で語学学校にも通えない期間が長く、本当にギリギリで滑り込んだという感じです。

渡英時はB2レベルにも達していない英語力でしたが、ロックダウン後みっちりと3ヶ月半ほど語学学校に通い、そこでC1レベルまで成長。授業後の仕事や日常生活も含め、常に英語環境に身をおいたことで、面接でも動じないレベルのスピーキング力を身につけることができました。

ワーキングホリデーは運より実力

「あわよくば」では難しい

ここまで厳しい言葉を並べてきました。「そんなのは自分には無理だ」。そう思う方もいるかもしれませんが、これがリアルです。「あわよくば」で、英国の現地会社で働き、ビザサポートを受けようなんてやめてください。

ポップな広告で「あなたでも夢を叶えられます」みたいな留学サイトも多いですが、そんなに現実は甘くない。

反対に、ハードルが高い分、その目標を達成したあなたには、全く違う未来が待っていると断言します。

ワーホリは英語力次第ですべてが決まる

ワーキングホリデーの2年間を、素晴らしいものにするか、失敗で終わらせるか。全てはあなたの‘’英語力“次第です。

成功を掴むために、最も効率が良い手段が「語学学校に通うこと」。当然、費用は安くありません。長期間、長時間の授業を取れば、それだけ値段も上がります。

ただ、長い目で見たらどうでしょう。あなたはその数十万円で、圧倒的な英語力を手に入れることができるんです。生涯年収で考えると、お釣りが出るなんてもんじゃありません。

「留学」という「将来への投資」をコスパの良いものにするために、語学学校に通いましょう。

ワーキングホリデーで英語力ゼロならどうするべきか?

最後に。ワーホリは英語力が全てです。「英語力ゼロでも楽しいワーキングホリデー」なんて存在しません。語学学校にも行かず、なんとなく楽しい2年間を過ごすのは勿体ないです。

もちろん、留学のモチベーションは人それぞれです。ワーキング“ホリデー”なんですから、あなたの生きたいように生きるのが大正解。みんなが現地企業で働くことを目指していないのは百も承知です。

また、留学に行ってからでも英語力は伸びます。その場合でも、最も効率が良いのが語学学校に通うことです。間違いありません。

あなたがせっかく手にした夢の2年間。その夢を2年間で終わらせず、未来につなげるために、必要なことはなんでしょうか。少しでもみなさんの心に響けば幸いです。

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