So do I、So am Iの意味と使い分け | 英語の細かい違い
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
「わたしも。」はMe too.だけじゃない?
Me too.「わたしも。」というフレーズはよく耳にすることがあると思います。So do I.やSo am I.も同じ意味として使うことができますが、違いはそのニュアンスです。Me too.を使う場面は、親しい間柄の友人や家族に対して「わたしも」と同調する場合に使います。
対してSo do I.やSo am I.は、上記のようにカジュアルな場面だけでなく、ビジネスシーンでも使うことができます。実際の例文をみてみましょう。
A:I have two meetings today.
「今日は2つの会議があります。」
B:Me too.
「わたしも。」
C:So do I.
「わたしもです。」
BさんのMe too.はカジュアルな聞こえ方となり、ビジネスシーンや目上の人に対して使う場合はあまり好まれません。CさんのSo do I.はかしこまった表現としてビジネスシーンでも使うことができます。こういった使い分けができるようになると、表現の幅がとても広がります。
So do I.の意味・使い方
So do I.は見ての通り、語順がバラバラです。疑問文ではないのに主語が後ろにくるパターンは教わってませんよね。文法については後ほど説明します。
So do I.は、「わたしもです。」というように相手に同調するときに使える定番の表現です。同調する文の動詞が一般動詞の場合に、So do Iを使うことができます。
So do I.の例文
A:I love Pasta.
「わたしはパスタが大好きです。」
B:So do I.
「わたしもです。」
この例文では、同調する文の動詞が一般動詞のloveなのでSo do I.を使うことができます。1つ注意点を挙げるとすれば、So do Iの真ん中のdoは文脈によって変化します。下記で詳しく解説しますね。
So am I.の意味・使い方
So do I.同様に、 So am I.も相手に同調するフレーズとして使うことができます。冒頭でも述べたように、Me too.よりも少し大人な表現として、使える英語表現の幅をより広げてくれます。同調する文の動詞がbe動詞の場合に、So am I.を使うことができます。
So am I.の例文
A : I am so busy these days.
「わたしは近頃とても忙しいです。」
B : So am I.
「わたしもです。」
上記のように、同調する文の動詞がbe動詞(am/is/are)の場合にSo am Iを使うことができます。もうお気づきの方もいるかもしれませんが、動詞の種類によってSo ◯◯ I.の〇〇が決まります。
So do(am) I.の文法って?
ここまでご紹介したSo do I.やSo am I.は、倒置構文と呼ばれる文法であり、通常の語順とは少し異なります。倒置構文では、疑問文ではないにもかかわらず動詞と主語の位置が入れ替わります。
また、Me too.と同じようにSo do I.やSo am I.だけで相手に同調することもできますが、ひとつの文の中でも使うことができます。
I study English, and so does he.
「わたしは英語を勉強 します、そして彼も(英語を勉強)します。」
相手に同調したり、「〜も」といった表現を使う場合に使うことができます。日常会話では、とてもよく使える表現なのでぜひマスターしましょう。
So + 動詞(助動詞)+ 主語の使い分け
上記では、So do I.とSo am I.の意味と使い方をご紹介しましたが、この倒置構文を使ったフレーズはこれら2つだけではありません。他の英語表現もまとめてご紹介します。
So did I.
A:I watched the movie.
「わたしはその映画を観ました。」
B:So did I.
「わたしもです。」
So did Iは、同調する文の動詞が過去形の場合に使うことができます。どの動詞が過去形なのかを見分けられないといけませんね。動詞の過去形に自信のない方はこの際に復習しておきましょう。
So have I.
A:I have been to London.
「わたしはロンドンに行ったことがあります。」
B:So have I.
「わたしもあります。」
So have Iは、同調する文の助動詞がhave、すなわち現在完了形の場合に使うことができます。一般動詞のhaveと混同しないように注意しましょう。
So can I.
A:I can speak English fluently.
「わたしは流暢に英語を話せます。」
B:So can I.
「わたしも話すことができます。」
So can Iは、同調する文の助動詞がcanの場合に使うことができます。
So will I.
A:I will go to the music festival.
「わたしはその音楽フェスに行きます。」
B:So will I.
「わたしも行きます。」
So will Iは、同調する文の助動詞がwillの場合に使うことができます。一般動詞やbe動詞だけでなく、上記のhaveやcan、またはwillのような助動詞によっても使い分けが必要です。
So do you.
A : You look so beautiful.
「あなたはとても綺麗だね。」
B : So do you.
「あなたも綺麗だよ。」
So do youは、「あなたもね」という意味です。これまで紹介してきた「わたしも」という表現ではなく、相手のことを指す場合に使える表現です。もちろん、「彼もね」「彼女もね」とも言うことができます。(So does he/she)
You tooの代わりに使える定番のフレーズです。自然にSo do you.と言えるようになれれば、また一歩英語上級者に近づきますね!
Me tooとの違いは?
冒頭でも述べたように、私たちがよく耳にするMe tooとの違いはカジュアルさです。Me tooの方がよりカジュアルな響きとなり、ビジネスシーンなどではSo ◯◯ Iの方が好まれます。
相手との良い関係を築くためには、状況によって使う英語表現を使い分けることはとても大切です。もう一度例文をみておきましょう。
A:I have met him before.
「わたしは以前に彼と会ったことがあります。」
B:Me too.
「わたしも。」
C:So have I.
「わたしもあります。」
また、「〜も」というような同調を意味する英語表現はtooやas well、alsoもあります。これらは以前の記事で詳しく解説しているので、そちらをチェックしてみてください。
否定は、Neither do I.
否定文に同調する場合にSo ◯◯ I.を使うことはできません。Neither ◯◯ I.を使います。一見複雑に見えますが、難しく考える必要はありません。
So do Iなどと同様に、「doの部分だけ文脈に応じて変化する」というルールだけ押さえて、1つのフレーズとして覚えてしまいましょう。
A : I don't like tomatoes.
「わたしはトマトが好きではありません。」
B : Neither do I.
「わたしもです。」
こちらも以前に「either、neitherの使い分け」の記事で詳しく解説しています。ぜひそちらもチェックしてみてください!