• 今日からネイティブ英語
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#01 Thank youばっかり使ってない?|別の言い方

大学卒業後、サッカー選手としてオーストラリアへ留学し、実際にネイティブのプレーヤーたちに混じりながら海外生活を送っていた経験を活かし、現在は日本国内でオンライン英会話講師として活動しているToyaさん。開設からわずか6ヶ月で、すでに3000人のフォロワーをもつInstagram「英語学習コーチTOYA」では、”学校では教えてくれない英語表現”や”実践率100%の瞬間英作文”を毎日配信中。簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する新連載「今日からネイティブ英語」

  1. 目次

  2. みなさん、「ありがとう」って英語で言えますか?

  3. Thank youとThanksの違い

  4. ネイティブが使う表現6選

  5. - I appreciate it.|丁寧な言い方

  6. - I owe you a lot.|オシャレな言い方

  7. - I'm grateful for ~.|好印象な言い方

  8. - Cheers!|ラフな言い方

  9. - Many thanks!|フレンドリーな言い方

  10. - I can't thank you enough!|プラスαの言い方

みなさん、「ありがとう」って英語で言えますか?

初めまして、ライターのとーやです。

以前オーストラリアへ留学していたときに、いつも同じフレーズしか使えない自分がいました。その代表になるのがThank youです。
日本の義務教育の中で習ういわゆる「学校英語」では、相手に対して「ありがとう」と言いたい時は、Thank youを使うという固定概念があったため、いざ海外に出て実際の日常会話になると毎回同じフレーズしか使えませんでした

しかし、シーンによってはThank youだけでは適切でない場合もあります。状況に応じて、丁寧な言い方カジュアルな言い方を使い分けることは、良い人間関係を築いていくためにも重要なことです。例えば、自分より目上の人に対して「ありがとうございます」と伝えたい時に、友達と話している時と同じような言い方をすると、かえってそれが相手にとって失礼にあたる場合もありますよね。

こういった悩みは、日本人のみなさんにも多いのではないでしょうか。相手に感謝を伝えるフレーズは1つではありません。その時々に応じた適切な言い方があります。

違う言い方を覚えて、ネイティブっぽく話したくないですか?

実際にネイティブが使う「感謝を伝えるフレーズ」は数多く存在します。ビジネスシーンなどで使える丁寧な表現から、友達や家族といった親しい間柄の人に対して使えるラフな表現まで。学校では習わなかった、実際に使える「生きた英語」を学んでいきましょう!

Thank youとThanksの違い

ThanksはThank youと同様に、相手に感謝を伝えられる英語表現です。

Thank youはどこでも、誰にでも使うことができます。反対にThanksはカジュアルな表現なため、目上の人に対しての使用は適していません

このようにニュアンスの違いを知っていなければ、相手に伝えたいものと違った印象を与えてしまう場合も出てきてしまいます。様々な英語表現を覚えて少しでもネイティブに近づいて行きましょう!

ネイティブが使う表現6選

I appreciate it.|丁寧な言い方

  • I really appreciate it.

  • 「(それに)感謝します。」

友達や家族に対してはもちろん、目上の人に対してなどビジネスシーンまで幅広く使える万能で丁寧な表現です。

appreciateは、「〜に感謝する」や「〜してくれると嬉しい」という意味を持つ動詞です。もっと大きな感謝の気持ちを伝えたい時は、「とても」という意味を持つ副詞reallyをつけてみましょう。

  • I really appreciate it.

  • 「本当にありがとう。」

I owe you a lot.|オシャレな言い方

  • I owe you a lot.

  • 「本当に感謝してるよ。」

oweは「〜を借りている」という意味を持つ動詞です。このフレーズを直訳すると「あなたに借りがある」ですが、熟語として「感謝しています」という意味になります。少しまわりくどい言い方にも聞こえますが、海外映画やドラマなどではよく聞くおしゃれな英語表現となっています。

I’m  grateful for ~.|好印象な言い方

相手のしてくれたことに対して具体的な感謝を伝えたい時は、このフレーズがおすすめです。例えば、自分を助けてくれたことに対する感謝を相手に伝えたい時は、

  • I'm grateful for your help.

  • 「助けてくれたことに感謝しています。」

と言えます。このように、grateful forの後に具体的なことを付け加えれば、より相手に好印象を与えられること間違いなしです。

Cheers!|ラフな言い方

  • Cheers!

  • 「ありがとう!」

元々は「乾杯!」という意味で多くの英語圏の国で使われていますが、実はその意味以外でもCheers!は「ありがとう!」の意味でも使われています

Thanksのようなカジュアルなお礼を伝えるときに用いられ、主に親しい間柄の人に対して使います。また、「どうも!」という意味で、"Cheers!(ありがとう!)" ー "Cheers!(どうも!)"だけで会話が成り立ってしまいます。

Many thanks!|フレンドリーな言い方

  • Many thanks!

  • 「本当にありがとね!」

メッセージカードやメールでも使えるおしゃれでフレンドリーな表現です。「とてもありがとう!」というニュアンスになり、相手に気さくな印象を与えられます。

I can’t thank you enough!|プラスαな言い方

  • I can't thank you enough!

  • 「感謝してもしきれないよ!」

私たち日本人にとっては少し聞き慣れないフレーズではないでしょうか?

感謝を伝えるはずなのに、notがある否定文になっています。ちなみにthankは「感謝する」という意味を持つ動詞です。

しかし、最後に「十分な」という意味を持つenoughをつけることで、「あなたには十分に感謝できない」「感謝してもしきれないという最上級の感謝を伝えることができるのです。

日本語とは違った英語らしい表現となるので、みなさんも是非使ってみてください!

これからは状況に応じて感謝を伝えてみよう!

いかがでしたか?少し工夫するだけでいろんな伝え方ができ、表現豊かなコミュニケーションをとることができます。今までは、1つの言い方でしか「感謝」を伝えられなかった自分とも今日でお別れです。

状況に応じた英語表現を使うことで、相手との関係性も良いものを築くことができ、お互いに気持ちの良い会話をしていけます。是非、上記でまとめたフレーズを覚えて、実際の日常生活でも使ってみてください!

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