「嬉しい」って英語で?pleasedとpleasantの意味と使い方
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
嬉しいって英語で言えますか?
英語で「嬉しい」という表現は複数存在します。日常会話でよく使うこの表現ですが、みなさんは英語で言えますか?
please
「〜を喜ばせる」
pleasedやpleasantは「嬉しい」という意味の英語表現のひとつです。
元々はplease「〜を喜ばせる」という意味の動詞から派生しているこれら2つですが、少しニュアンスが異なります。
pleasedの意味・使い方
pleasedは「嬉しい」という意味の形容詞です。happyなどよりもフォーマルな英語表現です。形容詞なので、pleasedの前にはbe動詞がきますね。また、後ろに<to + 動詞>の原形を付けることで「〜して嬉しい」という慣用表現にもなります。
pleasedの例文
I'm pleased to be informed of the news.
「私はその知らせを聞いて嬉しい。」
informは「知らせる」という意味の動詞です。pleased to be informed of ~ で、「〜を聞いて嬉しい」という意味を表します。この表現は少し長いですが、よく使う表現の1つなのでフレーズとして覚えてしまいましょう。
We are very pleased with your performance.
「私たちは君のパフォーマンスにとても満足している。」
pleased with ~ で、「〜について満足している(嬉しく思っている)」という意味を表します。このように、「満足している」という意味を表すこともできますね。文脈によって正しく意味を読み取りましょう。
I'm pleased to meet you.
「あなたに会えて嬉しいよ。」
上記でも述べたように、pleased to ~ で「〜できて嬉しい」という意味を表します。私たちがよく使うNice to meet you. 「よろしくね」の言い換え表現としても使うことができます。同じ表現ばかりを使うのではなく、このように他の言い方も使えるようにしておきましょう。
pleasantの意味・使い方
pleasantはその文の主語によって意味が変化する形容詞です。主語が「人」の場合は、「〜して好ましい人」や「〜な感じの人」という意味を表します。人以外の「物」などの場合は、「嬉しい」や「楽しい」、他にも「心地よい・快適な」という意味を持ちます。下記で詳しく解説します。
pleasantの例文
It's a pleasant day.
「今日は素晴らしい日だ。」
pleasant dayで「素晴らしい日」や「嬉しい日」という意味を表します。goodやniceの言い換え表現としても使えます。
I got a pleasant surprise.
「私は嬉しいサプライズを受けた。」
pleasant surpriseは「予想外に嬉しいこと」という意味で捉えられます。surprise「驚く」という意味の英語表現を含んでいるので予想していなかった様子を表していますね。
She is pleasant to talk with.
「彼女は話していて好感の持てる人です。」
上記でも述べたように、pleasant to ~ で「〜して好感を持てる」という意味を表します。この用法は、主にI(自分)に対してではなく、He、She、theyな どの相手の人柄を説明する際に使う表現です。
pleasedとpleasantの違い
pleasedとpleasantどちらも形容詞です。pleasedは「うれしさ」を与えらている表現で、pleasantは「うれしさ」を与える表現です。違いは、「うれしさ・喜び」を与えられているか、与えているかです。
【 pleased 】
I was pleased to meet you.
「あなたに会えて嬉しいよ。」
【 pleasant 】
I had a pleasant time with you.
「あなたと素晴らしい時間を過ごしたよ。」
pleasedで「あなたに会うこと」に「うれしい」気持ちにさせられています。pleasant timeで「喜びを与える時間」つまり「素晴らしい時間」という意味で使われていますね。ちなみに、名詞pleasureは「喜び」という意味でよく使われます。
It was a pleasure to meet you.
「あなたに会えたことは喜ばしいことです。」
pleasingは使うの?
上記のpleased、pleasantと同様にpleasingも「嬉しい」や「満足する」という意味の形容詞です。もしくは、please「〜を喜ばせる」という動詞の現在進行形として使うことができます。形容詞として使う場合、pleasingは自分の「嬉しい」という感情を指すのではなく、相手や他のものに対して「嬉しくさせる」や「喜ばせる」という意味を表します。
It's a pleasing result.
「それは満足な結果です。」
自分の気持ちを指す場合はpleased、相手や他のものを指す場合はpleasantもしくはpleasingです。しっかり整理しておきましょう。
他の「嬉しい」フレーズ
pleasedやpleasant、pleasing以外にも「嬉しい」という英語表現はありますよね。他の言い方も一緒にみていきましょう。
そう言ってもらえて嬉しい。
I'm happy to hear that.
「そう言ってもらえて嬉しい。」
「それを聞けて嬉しい」=「そう言ってもらえて嬉しい」という意味を表します。happyは超定番の「嬉しい」という表現ですね。後ろにto + 動詞の原形で「〜して嬉しい」という意味です。
喜んでもらえて嬉しい。
I'm glad you are pleased.
「喜んでもらえて嬉しい。」
「あなたが喜んで嬉しい」=「あなたに喜んでもらえて嬉しい」という表現です。上記でもご紹介したpleasedが使われていますね。gladはhappyと同様に「嬉しい」を表す形容詞です。
それを聞いて嬉しい。
Good to hear that.
「それを聞けて嬉しい。」
本来は、goodの前に主語と動詞のIt isが必要ですが、会話文ではこのように省略して使うことがほとんどです。フレーズとして覚えておきましょう。
出会えて嬉しい。
It's my pleasure to meet you.
「出会えて嬉しい。」
先程ご紹介した名詞pleasureが使われています。It's my pleasure to ~ で「〜できて光栄です」という意味です。初対面の相手に対して「よろしく」といったニュアンスで使うことができます。
嬉しいニュース。
It's great news.
「嬉しいニュースだね。」
「良い」や「素晴らしい」という意味を持つgreatは、様々な場面で使える便利な単語です。ぜひ使いこなしたい表現の1つですね。
まとめ
いかがでしたか?「嬉しい」の英語表現はひとつだけではありません。今回の記事でいろんな「嬉しい」という言い方をマスターできるように、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
pleasedとpleasantのまとめ
pleased:主観的な気持ちを指す場合の「嬉しい」
pleasant:他のモノや出来事を指す場合の「嬉しい〇〇」
pleasing:pleaseの現在進行形、または形容詞「嬉しくさせる」