byとuntilの違い?untilとtillは同じ?|英語の細かい違い
「by」と「untill」、日本語に訳すと「〜までに」になります。しかし、使い方を間違えると誤解を生むことになります。さらに「until」と「till」の違いも紹介しています。「by」「until」「till」これら3つの違い・使い方を解説しているので、しっかり理解して上手く使い分けましょう。
byとuntil の違いとは?
byとuntilの明確な違いは、ある期限内で継続しているかどうかです。byは、「〜までに」というように、ある時間までに完了する・していることを表します。
untilは、「〜までずっと」というように、ある時間までずっと継続していることを表します。実際にこれら2つの例文をみてみましょう。
A : I have to submit the assignment by next week.
「私は来週までに、課題を提出しないといけない。」
B : You can stay here until next week.
「来週までここにいていいよ。」
Aのbyは、「来週までに」というように明確な期限を表しています。提出期限を指す場合はbyを使います。
Bのuntilは、「来週まで」というようにある一点までその動作が継続することを表しています。「その期間中はずっと〜する」と言う場合はuntilを使うことができますね。
byの意味・使い方
byのコアイメージは、「ピンポイント」です。ある一点をピンポイントに指定する時にbyを使うことができます。なので、「提出期限」などを示す場合にbyが使えますね。
I want to finish this job by noon.
「お昼までにこの仕事を終わらせたい。」
「お昼まで」にその動作が完了することを表します。期限の時間軸にピンを立てるイメージです。
untilの意味・使い方
前記したように、untilは「ある期間中の動作がずっと継続している」ニュアンスを表します。
「滞在期間」や「開催期間」がuntilに当てはまります。その期間中ずっとある場所に滞在でき たり、その期間中ずっと割引セールをしていたり。その状態がずっと継続していますよね。
I lived in the U.S. until last year.
「私は去年までアメリカに住んでいた。」
「去年まで」ずっと続いていることがわかります。このように、ある期間中の継続している行為を指す場合に使うことができます。
untilとtillは同じ?
untilと似ている英語表現としてtillがあげられます。
untilとtillに意味の違いはありません。しかし、tillはuntilの短縮形ではありません。2つの違いは、tillのほうがuntilよりもややカジュアルに使われます。目上の人に対してやビジネスシーンではuntilを使いましょう。
また、’tilを見たことがあるかもしれませんが、これは間違いだとされています。
参照元:Until, Till, or ’Til|Grammarly
「〜まで」の文の使い分け例
ここまでで、byとuntilの意味の違いと使い分け方をご紹介しました。まとめとして、使い分け方の例文をみてみましょう。
I have to complete this essay by tomorrow.
「このエッセイを明日までに終わらせないといけない。」
I slept until 12pm today.
「今日は12時まで寝た。」
by「ある期限内まで完了させないといけない」
until「ある期間内で継続している」
同じ「〜まで」でも大きなニュアンスの違いがあります。正しく使い分けられるようにしましょう。