#12 英語の疑問詞とは?5W1Hの意味と使い方|中学英語の文法
中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「疑問詞」を学習していきます。
英語の疑問詞とは?
英語のWhat, Who, Whenなどをまとめて疑問詞という
英語の疑問詞とはWhat(なに)、Who(だれ)、When(いつ)、Where(どこ)、Why(なぜ)、How(どう)など、Yes, Noでは答えられない疑問文をつくる単語を指します。また、疑問詞をうまく使うことで、会話の幅を広げることができます。疑問詞の用法を学ぶことは、英語学習にはかかせません。
疑問詞の使い方
疑問詞を一番最初に持ってきて、文の最後に?をつけて疑問文にします。注意点は、be動詞の疑問文、一般動詞の疑問文のルールに従って文をつくります。例えば、「ケンはサッカーをします。」を「ケンは何をしますか?」の文にする場合。
三人称単数形が主語の場合は、doをdoesにすることを忘れてはいけません。「あなたは何をしますか?」の文は、そのままdo you ~?でOKですね。
5W1H
英語の疑問詞、What(なに)、Who(だれ)、When(いつ)、Where(どこ)、Why(なぜ)、How(どう)の頭文字をとって、5W1Hと呼ばれています。この6つの疑問詞を覚えておけば、基本的な質問をすることができます。以下にこの6つに加えてwhichとwhoseを加えた一覧をのせています。この図をそのまま丸暗記してもいいぐらい、英語の疑問詞は大事な役割を果たします。
What ~?
「なに?」と「〜はなにか」をたずねる表現
文頭に疑問詞Whatを置いて「〜はなにか?」とたずねることができます 。What’sもWhat isの短縮形としてよく使われます。
What is ~?
「これはなんですか?」のようなシンプルな質問はWhat is this?で完成です。例えば、
「彼のプレゼントはなんだった?」
「ネックレスだったよ」
この会話を英語では以下のようになります。
What was his present?
↓
It was a necklace.
What do you ~?
「なにをしますか?」や「なにが好きですか?」などの一般動詞を用いた文もWhatを前に置いて表現することができます。
例えば、「何が好きですか?」と聞くには、
What do you like?
「彼女は今、何をしていますか?」は、
What is she doing now?
と簡単に尋ねることができます。
What sports do you like ~ ?
「何のスポーツ」が好きですか?や「何色」が好きですか?とたずねる時は、Whatのあとに名詞を置きます。
What sports 何のスポーツ
What colors 何色
What pictures 何の写真
What languages 何語
など
何色が好きですか?という文を見てみましょう。
What color do you like?
とwhat + 名詞のあとに疑問文を持ってきます。ここでの注意点は、What do you like color?にはならないことです。What colorとセットで使わなければなりません。
主語が三人称単数形の場合は、疑問文のルールに従います。
What sports does Ken like?
「ケンは何のスポーツが好きですか?」
Whatのあとの名詞は、想定される答えで単数か複数形にしましょう!
What kind of ~?
「 何の種類の〜」と聞くことができるとても便利なフレーズがあります。
What kind of music do you listen to?
この文で、「どんな種類の音楽を聞きますか?」とたずねることができます。この表現は絶対に覚えましょう!
Who ~?
「だれ?」と「〜はだれか」をたずねる表現
文頭に疑問詞Whoを置いて「だれが〜?」とたずねることができます。WhoもWhatと同様にWho isをWho'sに短縮することができます。
Who is Sakura? / Who’s Sakura?
「さくらはだれですか?」
↓
Sakura is a new student.
「さくらは新しい生徒です。」
一般動詞の疑問文では、Whoを主語として扱います。
Who wrote this letter?
「この手紙を書いたのはだれですか?」
↓
It’s Sakura.
「さくらです。」
*wrote = writeの過去形
When ~?
「いつ?」と時をたずねる表現
文頭に疑問詞Whenを置いて「いつ?」と時をたずねることができます。例えば、誕生日をたずねる時。
When is your birthday?
「あなたの誕生日はいつですか?」
When is 〇〇?で「〇〇はいつですか?」の形で、表現する事ができます。
「あなたはいつ宿題をしましたか?」や「彼はいつ来ますか?」と一般動詞を使う場合は、それぞれ以下のとおりです。
When did you do your homework?
「あなたはいつ宿題をしましたか?」
When will he come?
「彼はいつ来ますか?」
助動詞を使う場合も、助動詞の疑問文の作り方に従い、前に疑問詞を置いて文ができあがります。
Where ~?
「どこ?」と場所をたずねる表現
文頭に疑問詞Whereを置いて「どこで〜?」と場所をたずねることができます。Where is / areもWhere’s / Where’reに短縮することができます。
Where is my wallet?
「私の財布はどこですか?」
Where do you live?
「あなたはどこに住んでいますか?」
↓
I live in Tokyo.
「私は東京に住んでいます。」
場所だけで答えたり、疑問文の動詞をそのまま使って答えることができます。
Why ~?
「なぜ?」と理由をたずねる表現
文頭に疑問詞Whyを置いて「なぜ?」と理由をたずねることができます。答え方は、Because(なぜなら)で理由を説明できるのでWhyとBecauseはセットで覚えましょう!
Why are you crying?
「なぜあなたは泣いてるの?」
↓
Because my dog is injured.
「私の犬が怪我をしたの。」
*injured 怪我をする
一般動詞の文でももちろん使うことができます。
Why do you study so hard?
「なんでそんなに一生懸命に勉強するの?」
↓
Because I want to be a doctor.
「なぜなら私は医者になりたいから。」
How ~?
「〜はどうですか?」と状態や様子をたずねる表現
疑問詞Howを文頭に置いて「〜はどうですか?」のように状態や様子、感想などをたずねることができます。Howは体調や天気に使われたり、一般動詞をつかって「どのように〜しますか?」と手段や方法をたずねることもできます。さらにHow manyやHow longのようにHowのあとに単語をおいて疑問文をつくることができます。また、How isをHow’sと短縮することができます。
Howを使うことで、いろんなことをたずねることができます。詳しくは「Howのいろんなたずね方」という記事で後日紹介します。
How is ~?
How is 〇〇?で「〇〇はどう?」と聞くことができます。例えば、今の天気を聞く時。
How is the weather?
「天気はどう?」
食べたものがどうだったか感想を聞きたい時。
How is it?
「どう?」
↓
It’s delicious!
「おいしいよ!」
簡単な文ですが、How is ~?で「〜はどう?」とたくさん質問してみてください。
How do you ~?
例えば、「どうやって家まで来たの?」と聞きたい時。
How did you come to my house?
「どうやって家まで来たの?」
↓
I came here by train.
「電車で来たよ。」
「どのように〜しますか?」と手段や方法をたずねることができます。
How many ~?
数をたずねる表現はHow many ~?を使います。
How many books do you have?
「何冊くらい本を持っていますか?」
How manyのあとに名詞を置いてdo you have ~?などの一般動詞の疑問文の形にしてください。How manyのあとの名詞は必ず複数形になります。
注意点は、How manyのあとは必ず名詞です。How many do you have books?とならないようにしましょう!
7W1Hの2つの疑問詞?
英語では、5W1Hに加えて、7W1Hという言葉があります。さきほどの疑問詞にwhichとwhoseを加えたものを7W1Hと言います。最後にwhichとwhose、それぞれ見ていきましょう。
Which ~?
「どっち?」「どの〜?」とたずねる表現
文頭に疑問詞Whichを置いて「〜はどっち?」とたずねることができます。どっち?と聞く時は、2つ以上のものから選ぶ時ですね。例えば、メニューにコーヒーとティー(紅茶)がある時。
Which do you want?
「どっちがほしいですか?」
と聞くことができます。
文の中に選択肢を加えると、"Which do you want, coffee or tea?"と表現することができます。
Whose ~?
「だれの〜ですか?」とたずねる表現
文頭に疑問詞Whoseを置いて「〜はだれのもの?」とたずねることができます。例えば、誰かが携帯を忘れた時。
Whose phone is this?
「これはだれの携帯ですか?」
と表現します。Whoseの文は、Whoseのあとに「誰のものか聞きたい名詞」を置きます。