#22 受け身(受動態)の疑問文・否定文と助動詞を使った文|中学英語の文法
中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「受け身の疑問文・否定文と助動詞を使った文」を学習していきます。
受け身の疑問文
「〜されてますか?」の文
前回学習した「〜される」という受け身の文を疑問文にすることができます。
Is this book written in English?
「この本は英語で書かれてますか?」
be動詞を過去形にすることで過去についての疑問文にすることができます。
Was Kinkaku-ji built in 1397?
「金閣寺は1397年に建てられましたか?」
疑問文の作り方
受け身の疑問文はbe動詞から文を始めます。主語とbe動詞の順番を逆にするので、英語の基本的な疑問文の作り方と同じです。
This book is written in English.
「この本は英語で書かれている。」
Is this book written in English?
「この本は英語で書かれてますか?」
ここでの注意点はdo, does, didは使わず、be動詞を使うことです。
☓Does this book written in English?
疑問文の答え方
受け身の疑問文への答え方は、be動詞の疑問文の答え方と同じです。
Is this book written in English?
- Yes, It is. / No, it isn’t.
Was Kinkaku-ji built in 1397?
- Yes, It was. / No, it wasn’t.
疑問詞がある受け身の疑問文
疑問詞 + 受け身の文
「なに」「いつ」「どこ」などの疑問詞も受け身の文によく使われます。疑問詞から文を始めて、受け身の疑問文を続けます。
What is written in the message?
「メッセージ には何が書かれてるんだ?」
When was Kinkaku-ji built?
「いつ金閣寺は建てられましたか?」
Where is your bag made?
「君のかばんはどこで作られてますか?」
How many chocolates were you given on Valentine's Day?
「バレンタインデーにチョコをいくつもらった?」
giveは「与える」という意味です。受け身の文、You were givenで「あなたは与えられた」。つまり、「あなたはもらった」と訳すことができます。
疑問詞ってなんだっけ?
英語の疑問詞とはWhat(なに)、Who(だれ)、When(いつ)、Where(どこ)、Why(なぜ)、How(どう)など、Yes, Noでは答えられない疑問文をつくる単語を指します。
疑問詞の文への答え方
前述したとおり、疑問詞の文にはYes/Noでは答えられません。「なに」「いつ」「どこ」と、しっかり5W1Hを聞き分けて答えましょう。
When was Kinkaku-ji built?
「いつ金閣寺は建てられましたか?」
- It was built in 1397.
「1397年に建てられました。」
Where is your bag made?
「君のかばんはどこで作られてますか?」
- It is made in Italy.
「イタリアで作られています。」
受け身の否定文
「〜されてない」の文
また、受け身の文を否定文にすることができます。
This book is not written in English.
「この本は英語で書かれていない。」
過去形の文は、be動詞を過去形にするだけです。
My house was not built last year.
「私の家は去年建てられてない。」
否定文の作り方
受け身の否定文はbe動詞のあとにnotをつけます。
This book is written in English.
「この本は英語で書かれている。」
This book is not written in English.
「この本は英語で書かれていない。」
助動詞を使った受け身の文の作り方
助動詞 + be +過去分詞
前回、未来形の受け身の文で少し触れましたが、受け身の文に助動詞を使うことができます。
文の作り方は、<助動詞 + be +過去分詞>の形です。助動詞の後は必ずbe、be動詞の原形です。
My house will be built next year.
「私の家は来年建てられるだろう。」
willだけでなく、canやmightなどの助動詞も日常で使われますので、覚えておきましょう。
the moon can be seen at night
「月は夜に見られる。」
I might be called by my mother.
「お母さんに呼ばれたかもしれない。」
canやmightは可能性「〜だろう、〜かもしれない」の意味で使われます。中学英語では少し難しい範囲ですが、実践的な表現です。