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#28 関係代名詞の「主格」whoとwhichとthat|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「関係代名詞|主格」を学習していきます。

  1. 目次

  2. 関係代名詞の「主格」

  3. - 「主格」の文の使い方・作り方

  4. whoとwhichとthatの使い分け

  5. - who|先行詞が人

  6. - which|先行詞がもの・出来事

  7. - that|すべてに使える

  8. まとめ

  9. 「主格」でおさえておきたい3つのポイント

  10. - 関係代名詞の位置

  11. - 先行詞が三人称のときは?

  12. -「主格」の文で関係代名詞は省略できない?

関係代名詞ってなんだっけ?となる方は、ぜひ前回の記事を読んでから、この記事を読んでください。関係代名詞の理解がより一層深まります。

#27 関係代名詞とは?使い分けや見分け方、先行詞も|中学英語の文法

関係代名詞の「主格」

主語のはたらきをする

関係代名詞の「主格」は、文の中で主語のはたらきをします。主格の文では、関係代名詞のあとにその主語を説明する動詞がきます。

「主格」の文の使い方・作り方

関係代名詞の「主格」の文は、文中のある名詞を一文で詳しく説明するために使われます。

文は関係代名詞のあとに動詞の順番です。関係代名詞のあとに主語は必要ありません。上記でも説明しましたが、「主格」の文では関係代名詞が主語のはたらきをするからです。

I have a brother.
「私には兄がいます。」

He lives in the US.
「彼はアメリカに住んでいます。」

この文を関係代名詞を使ってつなげると

兄という名詞を詳しく説明している部分を関係代名詞を使って一文で表すことができていますね。関係代名詞whoが主語の役割となり、Heが省略されます。

さらに理解を深めるために、関係代名詞「主格」の文の作り方を細かくみていきましょう。

I have a bag.
「私はかばんを持っています。」

My bag is useful and reasonable.
「私のかばんは便利でリーズナブルです。」

  1. 「主格」の文の作り方

  2. ①名詞(先行詞)を考える

  3. →a bag

  4. ②名詞(先行詞)に合った関係代名詞を選ぶ

  5. →a bagなのでwhichまたはthat

  6. ③関係代名詞を用いて説明を加える

  7. →a bag which is useful and reasonable

まず説明したい名詞を考えます。人・動物・もの・出来事、名詞ならなんでもOKです。次にその名詞(先行詞)の後に、関係代名詞(who, which, that)を置きます。その関係代名詞の後に動詞から続く文章で説明を加えましょう。

上の2文を関係代名詞を使って一文にすると

I have a bag which is useful and reasonable.
「私は便利でリーズナブルなかばんを持っている。」

関係代名詞の後の動詞は、先行詞の人称・数で決まります。三人称単数のsのつけ忘れや、過去形・未来形などに注意しましょう。これらの注意点は、下(「主格」でおさえておきたい3つのポイント)でも解説しています。

whoとwhichとthatの使い分け

前回の記事でも学びましたが、もう一度、関係代名詞whoとwhichとthatの使い分けをおさらいしましょう。以下が使い分けの図です。

who|先行詞が人

先行詞が人の場合、関係代名詞whoを使いましょう。

I know a girl who likes music.
「音楽が好きな女の子を知っている。」

which|先行詞がもの・出来事

先行詞が人以外のものや出来事のときは、関係代名詞whichを使いましょう。

He always wears a watch which doesn’t work.
「彼は動かない時計をいつもつけている。」

that|すべてに使える

関係代名詞thatはすべての先行詞に使うことができます。

I know a girl that likes music.

He always wears a watch that doesn’t work.

まとめ

関係代名詞の「主格」の文章では、説明したい名詞のあとに関係代名詞who, which, thatを用いて文章を続けます。日本語では説明したい名詞の前に文章を置きますが、英語はその反対で、後ろから説明すると覚えておきましょう。

「主格」でおさえておきたい3つのポイント

関係代名詞の「主格」の文の使い方、作り方は以上で完璧です。さらに使いこなすために、おさえておきたい3つのポイントを紹介します。

関係代名詞の位置

The girl is a waitress who has a beautiful smile.
「その女の子は笑顔が素敵な店員さんです。」

The girl who has a beautiful smile is a waitress.
「笑顔が素敵な女の子は店員さんです。」

この2つの文章の違いがわかりますか?

関係代名詞が使われている位置が違いますね。関係代名詞は説明したい名詞のすぐあとに置きましょう。上の文では「女の子」「店員さん」のどちらかを、関係代名詞を用いた文でくわしく説明しているのがわかかります。

先行詞が三人称のときは?

上の文章のように、関係代名詞が説明する先行詞が三人称単数形の場合は、動詞を三単現の形にしましょう。(動詞にsをつける)

○The girl is a waitress who has a beautiful smile.
☓The girl is a waitress who have a beautiful smile.


「主格」の文で関係代名詞は省略できない?

関係代名詞は使い方によって、関係代名詞を省略することができます。しかし、これは関係代名詞の「目的格」にのみ当てはまります。関係代名詞の「主格」の文では、関係代名詞は省略できません。

「目的格」については、こちらの記事で紹介しています。

#29 関係代名詞の「目的格」whomやthatの省略|中学英語の文法

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