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#29 関係代名詞の「目的格」whomやthatの省略|中学英語の文法

 中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「関係代名詞|目的格」を学習していきます。

  1. 目次

  2. 関係代名詞の「目的格」

  3. - 「目的格」の文の使い方・作り方

  4. 「目的格」では関係代名詞を省略できる

  5. 関係代名詞の使い分け

  6. - who, whom|先行詞が人

  7. - which|先行詞が人以外

  8. - that|すべてに使える

  9. 目的格と主格の違いってなに?

  10. まとめ

関係代名詞ってなんだっけ?となる方は、ぜひ前回の記事を読んでから、この記事を読んでください。関係代名詞の理解がより一層深まります。

#27 関係代名詞とは?使い分けや見分け方、先行詞も|中学英語の文法

関係代名詞の「目的格」

目的語のはたらきをする

関係代名詞の「目的格」は文の中で目的語のはたらきをします。目的格の文は、関係代名詞のあとに主語からはじまる完成した文がきます。

「目的格」の文の使い方・作り方

使い方は関係代名詞の「主格」と同様に文中で人・もの・出来事のいずれかを詳しく説明するために使われます。

関係代名詞のあとに主語 + 動詞の順番です。関係代名詞のあとには、主語からはじまる完成された文がきます。

I want the game.
「ゲームがほしい。」

Everyone plays the game.
「みんながそのゲームをプレイする。」

この文を関係代名詞を使ってつなげると

関係代名詞whichがつなぐこの文は、ゲームは主語ではなく目的語です。(この文の主語はEveryone「みんな」)このように目的語を説明する場合は関係代名詞の目的格を使います。

This is a book
「これは本です。」

I bought this book last week.
「私は先週この本を買いました。」

この2つの文を関係代名詞whichを使ってつなげると

This is the book which I bought last week.
「これは私が先週買った本です。」

this bookがwhichに代わっています。I boughtの目的語(this book)の役割をwhichがはたしています。これを関係代名詞の目的格といいます。繰り返しになりますが、関係代名詞の「目的格」の文では、関係代名詞のあとの文に目的語は必要ありません。

「目的格」では関係代名詞を省略できる

超重要!

関係代名詞の「目的格」の文に限り、関係代名詞を省略することができます。

This is the book which I bought last week.

関係代名詞whichを省略すると

This is the book I bought last week.

また、関係代名詞の「目的格」では、基本的に関係代名詞を省略して使ったほうが自然です。特に、日常の会話などではよく関係代名詞は省略されます。

しかし、文法上の意味や使い方を知ることは必要なので、それぞれの関係代名詞の使い分けは覚えておきましょう。

関係代名詞の使い分け

前回の記事でも学びましたが、もう一度、関係代名詞whoとwhichとthatの使い分けをおさらいしましょう。「目的格」では、新たにwhoと同じはたらきをするwhomが使われます。

who, whom|先行詞が人

先行詞が人の場合、関係代名詞whoを使いましょう。または、関係代名詞whomを使うこともできます。

The girl who I grew up with has a baby.

The girl whom I grew up with has a baby.

「私が一緒に育った女の子には子どもがいる。」

grow up withは「一緒に育つ」という意味です。もともとの文は、I grew up with her.「彼女と一緒に育った。」です。目的語であるherが、文の前のthe girlなので省かれています。最後にwithが残って、少し違和感があるかもしれません。しかし、文法的に正しいです。

また、文中の関係代名詞を省略したほうが自然です。

The girl I grew up with has a baby.

which|先行詞が人以外

先行詞が人以外のものや出来事のときは、関係代名詞whichを使いましょう。

The train which we missed was the last one.
「私たちが逃した電車は最後の電車だった。」

the last oneのoneはtrainを意味します。最終便に乗り遅れたときに使えそうですね。この文も関係代名詞を省略したほうが自然です。

The train we missed was the last one.

that|すべてに使える

関係代名詞thatはすべての先行詞に使うことができます。

The girl that I grew up with has a baby.

The train that we missed was the last one.

目的格と主格の違いってなに?

 関係代名詞の後にくる品詞が違う

関係代名詞の「目的格」と「主格」の違いは、「主格」の文では関係代名詞のあとに動詞がきます。文の中で、関係代名詞は主語のはたらきをします。

「目的格」の文では、関係代名詞のあとに主語 + 動詞の文、つまり完成された文がきます。文の中で、関係代名詞は目的語のはたらきをします。

まとめ

関係代名詞の「目的格」の文章では、説明したい名詞のあとに関係代名詞who, whom, which, thatを用いて文章を続けます。「主格」の文と同様、説明したい名詞を後ろから説明します。

「目的格」で覚えておきたいことはただひとつ。

関係代名詞を省略できることです!

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