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#30 関係代名詞の「所有格」見分け方は?物にもwhose?|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「関係代名詞|所有格」を学習していきます。

  1. 目次

  2. 関係代名詞の「所有格」

  3. - 「所有格」の文の使い方・作り方

  4. - 「所有格」の例文

  5. 関係代名詞の「所有格」の見分け方

  6. 関係代名詞の使い分け

  7. - 物にもwhoseを使う?

  8. - thatを代わりに使うことはできない?

関係代名詞ってなんだっけ?となる方は、ぜひ前回の記事を読んでから、この記事を読んでください。関係代名詞の理解がより一層深まります。

#27 関係代名詞とは?使い分けや見分け方、先行詞も|中学英語の文法

関係代名詞の「所有格」

所有格の代名詞のはたらきをする

関係代名詞の所有格は「〜の」代名詞の所有格(my, your his, her, its)と同じはたらきをします。「わたしの」「あなたの」など「誰の」なのかを表しましたね。

代名詞についての復習はこちらの記事をご覧ください。

#02 名詞・代名詞の一覧と複数形|中学英語の文法

「所有格」の文の使い方・作り方

「所有格」の文では、関係代名詞のあとに名詞がきます。my phoneやher bagなど、代名詞のあとに名詞が来るのと同じです。

関係代名詞whoseを使い、文中では「〜を持つ」という意味で考えるとわかりやすいです。

関係代名詞「所有格」の例文

それでは例文を見ていきましょう。

①私は兄がいます。
I have a brother.

②兄の夢は宇宙飛行士です。
His dream is to be an astronaut.

*astronaut 宇宙飛行士

この文をつなげると

代名詞hisを関係代名詞whoseに置き換え、「夢を持つ兄」と文をつなげています。

もう少し詳しく関係代名詞の「所有格」をみていきましょう。以下の2つの文は同じ意味です。

①I have a friend and her father is a millionaire.

②I have a friend whose father is a millionaire.

*millionaire ミリオネア、億万長者

①の文を直訳すると、「友達がいて、そのお父さんは億万長者です。」②は、「億万長者のお父さんを持つ友達がいます。」

文としての意味は同じですが、日本語でもわかるように少し伝え方が違います。①のような文は、andで2つの文をつなげています。そして、関係代名詞「所有格」を使った②の文ではひとつの文がつくられています。

関係代名詞の「所有格」の見分け方

関係代名詞には今回の「所有格」だけでなく「主格」と「目的格」があります。それぞれの見分け方はあまり難しくないのでしっかりと見分けることができるようになりましょう。例文を見て違いを確認していきます。

主格:関係代名詞が主語になり関係代名詞 + 動詞

I have a brother.
「私は兄がいます。」
He lives in the US.
彼はアメリカに住んでいます。」

日本語訳で、「〜は」になるのが関係代名詞「主格」です。

目的格:関係代名詞のあとに主語 + 動詞

I want a game.
「ゲームが欲しい。」
Everyone plays the game.
「みんながそのゲームをプレイする。」

日本語訳で、「〜を」になるのが関係代名詞「目的格」です。また「〜に」となる場合も目的格です。

所有格:関係代名詞のあとに名詞 + 動詞

I have a brother.
「私は兄がいます。」
His dream is to be an astronaut.
兄の夢は宇宙飛行士です。」

日本語訳で、「〜の」になるのが関係代名詞「所有格」です。「〜を持つ」とも訳せます。

関係代名詞の見分け方は関係代名詞の後ろの品詞に注目しましょう!品詞についてはこちらで詳しく紹介しています。

#01 まずは英語の品詞を覚えよう|中学英語の文法

関係代名詞の使い分け

物にもwhoseを使う?

関係代名詞の「所有格」では、物や事にもwhoseを使います。関係代名詞の「主格」や「目的格」では、先行詞によって関係代名詞を使い分ける必要がありましたが、所有格の文では人以外にもwhoseを使います。

There is a house whose roof is red.
「赤い屋根を持つ家がある。」

The phone whose screen is broken is mine.
「スクリーンが壊れた携帯はわたしのだ。」

この文は、The phoneが主語で関係代名詞whoseがその詳しい説明をしています。

The phone [whose screen is broken] is mine.
[スクリーンが壊れた]携帯はわたしのだ。
(壊れたスクリーンを持つ携帯はわたしのだ。)

少し主語が長い文で違和感があると思いますが、こういった文章にも慣れておきましょう。

thatを代わりに使うことはできない?

関係代名詞では、「所有格」に限りthatを代わりに使うことはできません。「所有格」の文では、常にwhoseが使われることを覚えておきましょう。

また、「目的格」のように関係代名詞を省略することもできません。

☓There is a house that roof is red.
○There is a house whose roof is red.

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