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#01 まずは英語の品詞を覚えよう|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「英語の品詞」を学習していきます。

品詞とは?

品詞とは、よく聞く「名詞」や「動詞」のことです。

英語の単語を一つ一つ種類分けしたものを「品詞」といいます。

英語の品詞は大きく9つに分けられる!

単語を種類分けした品詞は、いくつに分けられるのでしょうか。基本的には、以下の9つの種類に分けられます。

名詞、動詞、助動詞、形容詞、副詞、接続詞、前置詞、冠詞、間投詞

なぜ最初に品詞を覚えておきたいのか?

英語は日本語と違って、文の並びが違いますよね。また、英単語は数万とあります。全ての単語を覚えるのは不可能です。しかし、単語の法則を理解できれば、何が名詞なのか、動詞なのか、形容詞、副詞なのかとすぐにわかります。(まだ単語の法則はくわしく説明しないので、中学英語の文法が終わってから見ていきましょう。)

英語の文では、単語の並び方に法則があるので、品詞を覚えておくとパターンで覚えておくことができます。単語を入れ替えて、色んな文が作れるようになります。

それでは、かんたんに9つの品詞を見ていきましょう。

  1. 品詞

  2. 名詞 noun

  3. 動詞 verb

  4. 助動詞 auxiliary verb

  5. 形容詞 adjective

  6. 副詞 adverb

  7. 接続詞 conjunction

  8. 前置詞 preposition

  9. 冠詞 article

  10. 間投詞 interjection

名詞 noun

ひと・もの・場所などを表す語

名詞は「ものの名前」や「場所の名前」です。人の名前も名詞ですね。

Tom 人
pen もの
school 場所

代名詞 pronoun

代名詞は「私」「あなた」、「彼」、「彼女」、「それ」など何かを指す語です。会話の中で何度も出てくるものを「それ」と言うように、英語でも同じ使い方をします。

下に人称代名詞の表を載せています。これは絶対に覚えておきましょう。

代名詞は名詞の代わりになる語

動詞 verb

動きや状態を表す語

動詞は「食べる」「走る」などの動作を表す語。「好き」「ほしい」などの状態を表す語です。動詞は大きく2つに分けられます。

am, is, areのBe動詞。Be動詞以外の動詞、play, like makeなどの一般動詞に分けられます。

① Be動詞 am, is, are

② 一般動詞 play, like, make

"I play the piano."
「私はピアノをひく。」

上の文では、動詞playが「ひく」という動きを表しています。

"I like you."
「私はあなたが好きです。」

上の文では、動詞likeが「好きです」という状態を表しています。

助動詞 auxiliary verb

動詞により詳しい意味を付け加える語

助動詞は動詞と一緒に使って、動詞により詳しい意味を付け加える語です。日本語で言う、「食べるだろう」、「食べるかもしれない」にあたります。

will だろう
can できる
must しなければならない
should はずだ

上の例文「私はピアノをひく。」を「ピアノをひくことができる」とするには、

"I can play the piano."

「できる」意味を付け加える助動詞canを使って表現できます。

形容詞 adjective

名詞をくわしく説明する語

形容詞は、人やものの特徴を表す語。文の主語を説明したり、名詞をくわしく表現するときに使います。

big 大きい
happy 幸せな
interesting おもしろい
red 赤色の

"I am happy."
「私は幸せです。」

私は「幸せ」な状態を形容詞happyで表しています。

"He is an interesting person."
「彼はおもしろい人です。」

彼は「おもしろい」人という特徴を形容詞interestingで表しています。

副詞 adverb

名詞以外をくわしく説明する語

副詞は、動詞、形容詞、副詞、文全体をくわしく説明する語。日本語で言う、「とても」とか「かなり」にあたります。

very とても
well よく
now いま
always いつも

上の文は、"He is an interesting person."「彼はおもしろい人です。」を「彼はとてもおもしろい人です。」とよりくわしく説明しています。どのくらいおもしろいのかを説明するために「とても」の意味の副詞veryが使われています。

人(名詞)を説明する語は、形容詞interesting「おもしろい」。おもしろさ(形容詞)をよりくわしくした語が副詞veryとても」です。

形容詞との違いは、名詞を直接説明する語かどうかで判断しましょう。

接続詞 conjunction

語と語、文と文を結ぶ語

接続詞は、単語と単語を並べたり、文章と文章をつなげる役割がある語です。日本語でいう「それで」や「でも」にあたります。

and 〜と、そして
but でも
because だから
when 〜するとき

“I want a pizza and a coke?”
「ピザコーラをください」

ここの接続詞andは語と語を繋いでいます。


“I like her because she is cute”
「彼女はかわいいから好きだ。」

この接続詞becauseは文と文を繋いでいます。

前置詞 preposition

名詞や代名詞の前に置かれる語

前置詞は、名詞や代名詞の前に置いて、それに対する関係を表す語です。前置詞ひとつひとつで位置や方向性を表現できるためとても重要な品詞です。他の語とたくさんの組み合わせがあるので、最初はむずかしいかもしれません。慣れてくると、イメージがつかめてきます。

to 〜へ
in 〜の中に
on 〜の上に
for 〜に対して

“I’m a big fan of the Beatles.”
「私はビートルズ大ファンです。」

ここでの前置詞ofは名詞Beatlesの前に置かれ「~の」を意味します。

“This is for you.”
「これはあなたです。」

今度は、前置詞forが代名詞youの前に置かれています。直訳すると、「これはあなたに対して(のもの)です。」

"This is for you"で「これをあなたへ」という意味でよく使われるので、覚えておきましょう!

冠詞 article

名詞の前に置きます。

冠詞は、名詞の前に置きます。a/antheが英語の冠詞です。a/anは会話の中で特定していないもの、また、単数(ひとつ)のものに使います。複数のものには必要ありません。

基本的には、aを使います。anは母音の前やa,i,u,e,oの前に使います。

an apple, an office, an elephant

例外)an hour, a university

hourはhから始まっていますが、母音から始まる語なので冠詞はanを使います。universityのuは母音ではないのでaを使います。

上の文の①のように名詞personの前に冠詞aを置きます。

②は副詞veryの前に置いてますが、間違いではありません。"very interesting person"「とてもおもしろい人」はひとつの名詞のかたまりです。なのでそのまま冠詞aをveryの前に置くことができます。

会話の中で特定しているもの、世界にひとつしかないものはtheを使います。

the book その本
the moon 月

間投詞 interjection

「ああ」「え?」「おお!」などの一言

間投詞はそのひとつの単語、または文のかたまりのみで感情などを表す語です。「ああ」「え?」「おお!」などですね。

Wow ワオ!
Oh おお!
Oh my god なんてこった

みなさんがよく耳にする言葉、これらを実は間投詞といいます。すごく便利で感動や驚きの表現だけでなく様々なシーンで使われます。

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