#33 原形不定詞とは?使役動詞「〜させる」の文|中学英語の文法
中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「原形不定詞」を学習していきます。
原形不定詞とは?
toを使わない不定詞
原形不定詞とは、toを使わずに動詞の原形だけを使った不定詞です。不定詞なので動詞は原形を使います。
I will let you know my secret.
「私の秘密を教えてあげる。」
let you knowで「あなたを知っている(状態)にさせる」つまり、「知らせる」「教えてあげる」という意味でとてもよく使われます。
to不定詞との違い
以前学習した不定詞はto + 動詞の原形のto不定詞と言うものでした。違いはtoがあるか、ないかです。
I want you to study english everyday.
「あなたに毎日英語を勉強してほしい。」
I will make you study english everyday.
「あなたに毎日英語を勉強させます。」
to不定詞についてくわしくはこちら。
使役動詞make, let
「〜させる」の文
上の例 文にでてきたmake, letには、原形不定詞が使われます。これらの動詞がきたら、「原形不定詞だ!」と思い出しましょう。
letは「〜させる」という意味の動詞で、makeはletより強制的に「〜させる」という意味で使われます。
The news made me cry.
「その知らせは私を泣かせました。」
このようにmake, letは「(誰かを)〜させる」という意味でとてもよく使われます。make, letのように「〜させる」という意味を表す動詞を使役動詞と呼びます。
have|「〜してもらう」
haveも使役動詞として使うことができます。
We will have someone clean the room.
「だれかに部屋を掃除してもらいます。」
この文のように、haveは「〜させる」というよりかは「〜してもらう」という意味で使われることを覚えておきましょう。
helpは原形不定詞でもto不定詞でもOK
<help 人 + 動詞の原形>で「人が〜するのを手伝う」という意味を表します。makeやletと同じようにtoを使わずに動詞の原形だけを使います。
She helped me clean the room.
「彼女は部屋を掃除するのを手伝ってくれた。」
しかし、helpはto不定詞を使うこともできます。
She helped me to clean the room.
誰かに役に立ちたい人にとって、helpを使いこなすことはとても大切ですね。helpと不定詞の関係はこれで完璧です。
I wish I could help you learn english.
「あなたの英語学習を手伝えたらいいのになぁ。」
原形不定詞には なぜtoがつかないのか?
原形不定詞は、to不定詞との使い分けなど少し難しい文法です。なぜtoがつかないかは考えず、上記のような使役動詞make, let, haveには「toがいらない」と覚えるのが一番です。
また、原形不定詞は知覚動詞というものにも使われます。知覚動詞はsee「見る」hear「聞く」feel「感じる」などのひとの知覚を表す動詞です。