#17 「どういたしまして」って英語で? | ネイティブフレーズ
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
「どういたしまして」って英語で言うと?
こんにちは、ライターのとーやです。英語でThank you.と言われた時、どのように返事をしますか?
You are welcome.
学校ではYou are welcome.や省略した形のYou're welcome.と教わった方が大半だと思います。
しかし、実際にネイティブたちはYou are welcome.以外にも、その状況に応じて様々な表現を使い分けています。「どういたしまして」の英語表現は1つではないのです。
今回は、そんな「どういたしまして」のネイティブフレーズをご紹介します。日常生活でよく使う表現だからこそ、相手にとって違和感のないような自然な英語表現を身に付ける必要があります。
ネイティブフレーズ14選
ネイティブフレーズ14選
You are welcome.|シンプルな「どういたしまして。」
You are very welcome.|丁寧な「どういたしまして。」
My pleasure.|カッコいい「どういたしまして。」
You bet.|「どういたしまして。」のスラング
No problem.|ビジネスシーンの「問題ないよ。」
Not at all.|好印象な「どういたしまして。」
YW|「どういたしまして」の略語
Happy to help.|メールでの「どういたしまして。」
Never mind.|接客で使いたい「気にしないで。」
Any time.|優しい「どういたしまし て。」
Glad to help you.|カジュアルな「どういたしまして。」
No worries.|ネイティブっぽい「どういたしまして。」
All good.|おしゃれな言い方「全然いいよ。」
It's all right. | おしゃれな言い方②「ええよ。」
You are welcome.|シンプルな「どういたしまして。」
You are welcome.
「どういたしまして。」
日本でも馴染みのあるYou are welcome.。実は、直接「どういたしまして。」という意味にはなりません。
welcomeは名詞・動詞・形容詞としての意味があります。ここではwelcome「歓迎される」という形容詞としての役割を果たします。
「ありがとう」と言った相手に対して、「あなたは歓迎される」=「どういたしまして」というニュアンスで使えます。どんなシチュエーションでも使える間違えのない万能な英語表現ですね。
You are very welcome.|丁寧な「どういたしまして。」
You are very welcome.
「どういたしまして。」
この表現はYou are welcome.よりも丁寧な言い方です。veryは、みなさんご存知かと思いますが「とても」という意味を表します。
You are welcome.だけでも十分に「どういたしまして」と伝わりますが、よりかしこまって丁寧に言いたい時はこのフレーズを言ってみましょう。
関西弁で言うと、「そんなん全然ええで!」みたいな感じでしょう。
My pleasure.|カッコいい「どういたしまして。」
My pleasure.
「どういたしまして。」
この表現はIt is my pleasure.もしくはIt was my pleasure.が省略された形です。「それは私の喜びです」という意味を表します。その意味が転じて「どういたしまして」というニュアンスで使うことができます。
Thank you.の返答として、一言でサラッとMy pleasure.と言えたらカッコいいですね。
You bet.|「どういたしまして。」のスラング
You bet.
「どうも。」
このフレーズはYou are welcome.「どういたしまして」と全く同じニュアンスで使うことができます。betは「〜を賭ける」という動詞です。
この表現は、使いこなせるとすごくカッコいいスラングですが、少しカジュアルすぎるので使う状況には注意が必要です。
No problem.|ビジネスシーンの「問題ないよ。」
No problem.
「問題ないよ。」
この表現は日本でもよく耳にするフレーズではないでしょうか。文字通り、「問題ないよ」=「どういたしまして」というニュアンスで使うことができます。
ビジネスシーンでももちろん使えますが、それ以外にも親しい間柄の友達に対してやカジュアルな場でも使うことができます。
Not at all.|好印象な「どういたしまして。」
Not at all.
「どういたしまして。」
Thank you.と言われたことに対して「Thank you.と言う必要なんて全くないよ」というニュアンスで使うことができます。
こちらはとても丁寧な言い方なので、相手の受け取り方としてもかなり印象の良いものになるはずです。
YW|「どういたしまして」の略語
YWはYou're welcomeの略語で、主にメールなどのオンライン上のやり取り内で使われます。
Thank you for texting me.
「メールしてくれてありがとう。」
YW
「どうも。」
こういったネット上での略語は、目上の人や仕事での上司に対して使う際は注意が必要な英語表現です。
Happy to help.|メールでの「どういたしまして。」
Happy to help.
「どういたしまして。」
このフレーズはI'm happy to help.を省略した形です。誰かの助けになれたことを嬉しいと表現しているフレーズです。
フォーマルな場でもカジュアルな場でも使える、まさに万能な英語表現です。
Never mind.|接客で使いたい「気にしないで。」
Never mind.
「気にしないで。」
このフレーズは「気にしないで」という意味を表します。Thank you.とお礼を言われた時はもちろん、Sorry.と謝られた時にも使える表現です。
「気にしないで」=「どういたしまして」と意味が転じて使われることが多いです。特に、レストランでの接客時にスマートにNever mind.と言えたら英語上級者ですね。
Anytime.|優しい「どういたしまして。」
Anytime.
「どういたしまして。」
anytimeは「いつでも」という意味を持ちます。Thank you.と言われて「それくらい何度でもいいよ」というニュアンスで使うことができます。
海外ドラマや映画でもよく耳にするフレーズの1つです。寛大で優しい言い方なので、ぜひ使ってみてください。
Glad to help you.|カジュアルな「どういたしまして。」
Glad to help you.
「どういたしまして。」
この表現は先ほど紹介したHappy to help you.と同じ使い方ができます。GladもHappyと同様に「嬉しい」という意味を持つ形容詞です。
お礼を言われたことに対して「どういたしまして」だけでなく、「あなたを助けることができて嬉しいよ」という感情を伝えられたら素敵ですね。
No worries.|ネイティブっぽい「どういたしまして。」
No worries.
「心配ないよ。」
このフレーズは「心配しないで。」というニュアンスで使うことができます。何か大変な頼まれごとをされてもNo worries.と言えば、周囲に寛大なイメージを与えられる表現です。
オーストラリアでもよく使われているまさにネイティブフレーズです。
All good.|おしゃれな言い方「全然いいよ。」
All good.
「全然いいよ。」
この表現もオーストラリアでよく聞くフレーズです。「全て大丈夫だよ。」という意味を表します。「全てうまくいく」 や「問題ないよ」というニュアンスでも使うことができる表現です。
とても素敵な考えなので、個人的には大好きな言い方です。
It's all right.|おしゃれな言い方②「ええよ。」
It's all right.
「ええよ。」
この表現はイギリスでよく使われているフレーズです。
上のAll good.と同じく「大丈夫だよ」という意味を表します。Thank youだけでなく、sorryに対しても使える便利なフレーズです。
thank youに対して
It's all right.「全然ええよ!」
sorryに対して
It's all right.「全然大丈夫!」
英語で「どういたしまして」のバリエーションを増やそう!
いかがでしたか?今回は、「どういたしまして」のネイティブフレーズをご紹介しました。私たちが学校で教わったYou are welcome.は間違いではありません。しかし、この1つだけのフレーズでは、状況に応じて柔軟な返答をすることはできません。
どんな場面で使いたいのか、誰に対して言いたいのか。
場面に応じて適切な英語表現を使うことで、スムーズなコミュニケーションをとることができます。少しずつでいいので、いろいろな状況に対応できる英語力を身に付けていきたいですね。