【ドイツワーホリ】ドイツの海外保険と医療制度について
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【ドイツワーホリ】ドイツの海外保険と医療制度について

ドイツへワーホリを予定されている方の中には、海外旅行保険の加入について悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事ではドイツの医療事情と日本との違いについて分かりやすく説明しています。海外旅行保険を検討する上で参考になさってください。

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ドイツの医療制度

国民皆保険制度を採用しているドイツでは、国民は何かしらの健康保険に加入することになります。

日本では会社で加入する健康保険も、自営業の方々が加入する国民健康保険も全て公的な医療保険なのに対し、ドイツでは国民の9割が加入する公的保険Gesetzliche Krankenversicherung(GKV)と、民間会社が提供するプライベート疾病保険Private Krankenversicherung(PKV)の2種類があります。

初診はかかりつけ医(ハウスアルツト・Hausarzt)へ

日本ではそのときの症状に合わせて何科を受診するか、患者が決めることができます。例えば、お腹が痛いのであれば内科へ、足が痛いのであれば整形外科へというふうに症状に合わせて自ら専門医を選択して受診することができます。

しかしドイツでは、どのような症状であってもハウスアルツトと言われるかかりつけ医に一番最初に診察してもらわなければなりません。専門医による診察を希望の場合は、かかりつけ医に紹介状を書いてもらう必要があります。

ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンといった主要都市には、日本人医師による医院もありますので、日本人のかかりつけ医を希望する人におすすめです。

病院

日本では一括りによく「病院へ行く」と言いますが、ドイツで「病院」と呼ばれる施設は入院治療を行うための医療機関であり、外来患者の受付はしていません。

ドイツでの医療費

ドイツでの医療費はどのくらいかかるのでしょうか。大体の目安を見ていきましょう。

(出所:東京海上日動「世界の医療と安全」)

公立病院の部屋代(1日当たり)

  • 個室:約6,000円〜15,000円以上

  • 一般病棟:約1,230円以上

  • I.C.U/C.C.U:約170,000円以上

※薬代、X線代、検査費、医師費用を除く

私立病院の部屋代(1日当たり)

  • 個室:約18,000円以上

※薬代、X線代、検査費、医師費用を除く

虫垂炎の手術費

  • 公立病院:約250,000円

  • 私立病院:約370,000円

※麻酔費を除く

ドイツから日本への移送費

約5,530,000円〜6,150,000円(ストレッチャー費用、定期便利用、付き添い医師1名、看護師1名)

※利用する航空会社、時期により異なる

海外旅行保険を選ぶときのポイント

日本の保険会社が取り扱う海外旅行保険は、日本を出国する前に加入する必要があります。海外へ渡航後は加入することはできないので注意が必要です。

ドイツワーホリビザの条件

ワーホリビザを取得する際、海外旅行保険に条件が付されています。

①賠償責任の補償があること
②歯科治療費用の補償があること

女性の場合は、
③妊娠時の補償があること

日本の保険会社が取り扱う海外旅行保険では妊娠時の補償がない会社も多いため注意が必要です。

ドイツの海外旅行保険は安い?

海外旅行保険の保険料は、保険会社・渡航期間・どのような補償を選ぶかによって異なります。最低でも年間で約15万円程度は考えておきたいです。保険会社によっては地域別の保険料を設定している会社もあります。そのような保険会社を選ぶことで保険料が節約できるでしょう。

補償内容

心配なのは万が一の時の高額な医療費です。これを補償するのが「治療・救援費用」という補償項目です。支払限度額を選択することができ、1,000万円〜無制限まで幅があります。特にスポーツをされる方は無制限を選ばれると安心です。

日本の海外旅行保険では、他国への旅行中も補償の対象となります。他国に旅行に行くことがある場合には、医療費が高額の国もあるので、それを踏まえて補償内容を考えられると良いでしょう。

キャッシュレス・メディカルサービスの確認

海外旅行保険には、キャッシュレス(病院での自己負担なし)で治療が受けられるサービスが付帯されています。事前に保険会社へ連絡をすることで、病院の紹介、予約の手配、治療費の支払いまでサポートをしてくれます。

ワーホリ向け海外旅行保険のおすすめ保険会社

東京海上日動

東京海上日動は、日本の損害保険会社の中でもトップクラスの規模です。万が一の際の対応も安心です。海外旅行保険においても、留学生、ワーホリでの渡航者、企業の駐在員まで幅広く取り扱っています。

ジェイアイ傷害火災保険

ジェイアイ傷害火災保険は、JTBとAIGの合弁会社で、旅行保険を中心に取り扱っています。現地での窓口として「Jiデスク」を各地域に設置しているので安心です。(日本人の渡航先の86.4%をカバー)

ドイツワーキングホリデーを健康に過ごすために

ここまで簡単にドイツの医療事情と海外旅行保険に加入するメリットについて説明しました。

日本とは異なる事情をよく理解した上で、準備を怠らないことが肝要です。海外旅行保険に加入することで、現地で病気になったりケガをしたときに日本語でのサポートを受けることができるのは安心です。

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