#09 go(行きます) って使い分けてる? | 別の言い方
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
英語のgoとcomeの違い
こんにちは、ライターのとーやです。私たちが普段何気なく使っているgoとcomeという表現。日本でもとても聞き馴染みがありますよね。
突然ですが、問題です。
「今向かってるよ。」を英語で何と言いますか?
おそらく大半の方は、I'm going.と答えるのではないでしょうか。しかし、正解はI'm coming.です。
I'm coming.
「今向かってるよ。」
学校で習う英語では、なかなか教えてもらえない表現ですよね。詳しくは後にみていきます。goとcomeには明確な違いがあります。
goとcomeはそれぞれ複数の意味をもつ英単語です。まずは、goとcomeの意味・使い方から見ていきます。今回は過去形・過去分詞・現在進行系も復習していきますので、この記事でgoとcomeの基本はマスターしましょう!
goの意味、使い方
goの代表的な意味は「〜へ行く」ですが、それ以外にも重要な意味を持ちます。ネイティブが実際の日常会話で使う代表的な3つの使い方をご紹介します。
1, 進捗の様子を表すgo
How is it going with your job?
「仕事の調子はどんな感じ?」
goにはどう物事が進んでいるのかを表す使い方があります。うまく事が進んでいるときも、goを使って表現することができます。
It goes well.
うまくいっているよ。
2, 状態を表すgo
Food goes bad in this heat.
「この暑さだと食べ物が腐っちゃうよ。」
何かの物事や、その物質そのものの状態を表すことができる使い方。goの後に形容詞を付け加えるだけで表現できます。とても便利な使い方なので、是非覚えて使ってみましょう。
3, 機械などが動くのを表すgo
My lap-top is going now.
「今パソコン動いてるよ」
機械が動いている、作動していることを表すことができる使い方。携帯やパソコン、家電製品にまで使える表現です。こちらも、日常生活において多用する言い方ですね。
goの過去形、過去分詞、現在進行形
ここまで、goの基本的な意味と使い方を学んできました。しかし、次はそれを時制に応じて正しく変化させる必要があります。時制に応じた英単語の変化は、中学校で勉強しましたよね。ここでもう1度復習しておきましょう!
過去形:went
I went to school.
「学校へ行った。」
ほとんどの英単語の過去形は、動詞 + edです。しかし、goは変則的なwentが過去形です。間違って覚えないように注意しましょう。
過去分詞:gone
He said (that) he had gone to school.
「彼は『学校に行った』と言った。」
英文法が苦手な人にとっては少し複雑な文ですね。過去分詞は、文章が受け身の時や現在完了形の時に使われる表現です。日本語の感覚では理解しにくい 過去分詞は、多くの方がつまずいてしまう文法表現です。変化する形としては、動詞 + ed(規則変化動詞) もしくは不規則変化動詞です。
goの過去分詞はgoneです。過去形のwentと合わせて覚えましょう。
現在進行形:going
I'm going to school.
「学校へ行っている。」
現在進行形は、動詞にingを付け加えるだけの最も簡単な変化パターンです。ただし、be動詞(am, is are)をつけ忘れないようにしましょう。
comeの意味、使い方
次はcomeの正しい使い方をみていきます。goと同様に複数の意味を持つcomeも、ネイティブたちは器用に使い分けています。
大前提として、comeには「〜に来る」という意味があります。これは中学校でも習う使い方なので、みなさんもご存知ですよね。ここからは、「〜へ来る」以外のcomeの代表的な3つの使い方をご紹介します。
1, 「〜に達する」を表すcome
The bill for dinner comes to $200.
「ディナーのお会計は$200です。」
come to + 名詞 で、「〜に達する」や「〜を迎える」という表現ができます。他の英単語で言えば、reachも同様の意味ですね。
2,「〜するようになる」を表すcome
I came to know him in Japan.
私は彼と日本で知り合いになった。
come to + 動詞で「〜するようになる」という表現です。「〜と知り合いになる」といった、becomeでは表せない言い方ができます。
※ becomeはbecome to doでは使えません。
3,「〜という話になると」を表すcome
When it comes to Ken, everyone likes him.
「ケンといえば、みんな彼のことが好きだ」
When it comes to ~で「〜という話になると」や「〜といえば」を表すことができます。とてもよく使われる表現です。見た目は長くて少し複雑ですよね。これは慣用表現になるのでこの1つのセットとして覚えておきましょう。
come の過去形、過去分詞、現在進行形
goと同様に、comeの変化パターンも不規則です。こちらも中学校で習っているとは思いますが、もう1度復習しておきましょう!
過去形:came
He came to my house.
「彼は私の家に来た。」
comeの過去形はcameです。不規則に変化するので注意しましょう。
過去分詞:come
I said (that) he had come to my home.
「私は『彼が私の家に来た』と言った。」
先ほどのgoの過去分詞と同様に、comeの過去分詞も不規則変化です。comeの過去分詞はcomeです。こちらも注意して覚えましょう。
現在進行形:coming
He is coming to my home.
「彼は私の家に向かっている。(来ている)」
comeの現在進行形はcomingです。eが消えるので、間違わないようにしましょう。また、この例文の和訳のポイントは「向かっている=来ている」になることです。こちらは下記で詳しく解説します。