「ひどい」って英語で?terrible, horrible, awfulの使い方・意味・発音
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
「ひどい」を英語で言うと?
ひどいってみなさんは英語で言えますか?
terrible, horrible, awful
「ひどい」
3つとも「怖い、恐ろしい」という意味で使われることもあります。今回はterrible, horrible, awfulの「ひどい」という意味の使い方や使い分けを紹介していきます。
terribleの意味
terribleは「怖い」や「恐ろしい」という意味を持つ形容詞ですが、おもに「ひどい」という意味で使われます。日本語でも「ひどい」は様々なニュアンスがあるようにterribleにもいくつか意味があります。terribleは世間一般的に感じる「ひどい」のイメージに近いです。terribleは、「テロリスト」の語源にもなっています。
This is a terrible movie.
「これはひどい映画だ。」
ここではかなりクオリティーの低いという意味でterrible = very badのイメージです。
That was a terrible accident.
「あれはひどい事故だった。」
外的に傷を負うような場合にもterribleは使われます。
I heard some terrible news.
「私は恐ろしいニュースを聞いた。」
もちろんこのように「恐ろしい」という意味でも使われます。
terribleの発音・読み方
terrible
【térəbl】
terribleの発音記号は【térəbl】で「テレェボウ」と発音します。Rの発音が続いているので「チェレボゥ」と発音した方がより英語っぽく聞こえます。こちらも難しい発音なので、練習してマスターしたいですね。
terrified
She is terrified by spiders.
「彼女はクモが怖い(に怯えている)。」
terrifiedは「怖い」や「怯える」という意味を表す形容詞です。terrify「〜を怯えさせる」という意味の動詞が語源です。
上記のterribleは比較的「ひどい」という意味で使われがちですが、terrifiedは「〜に怯えている」という意味として一般的に使います。このように、terrifiedの後ろにby + 名詞を付けると「〜に怯えている」という意味を表すことができます。
horribleの意味
horribleは「恐ろしい」や「ゾッとするような」という意味を持つ形容詞です。また、「不愉快な」という意味でも使われます。とても怯えている様子を表し、今すぐにでもその場から立ち去りたいような恐怖のニュアンスを含みます。horribleは「ホラー映画」の語源にもなっています。ショックを受けたり、怯える、ゾッとするという表現にはhorribleを使います。
The story is horrible.
「その話はとても怖い。」
That was a horrible crime.
「あれはひどい犯罪だった。」
人の行動や振る舞いで優しくない、親切じゃない対応をされたときもhorribleを使えます。
His girlfriend is a horrible person.
「彼の彼女は全然親切じゃない。」
horribleの発音・読み方
horrible
【hɔ'ːrəbl】
horrible の発音記号は【hɔ'ːrəbl】で「ホラボゥ」という発音です。こちらもRの発音が続くので、「ホ」の後は舌をどこにもつけずに巻くように発音します。私たち日本人がよく間違ってしまうLの発音は、舌を上顎につけて発音します。horribleや先程のterribleはRとL2つの音を含むので、これらを正しく発音できるようにしっかり練習しましょう。
horrified
I was horrified to see such a thing.
「私はそのようなものを見てゾッとした。」
horrifiedは、terrifiedと同様に「恐怖に襲われた」や「〜に怯える」という意味の形容詞です。horribleよりも「怖い」という意味で多く使われている英語表現です。ゾッとするような怖さのニュアンスを含みます。
このように、horrifiedの後ろにto + 動詞の原形を付けて「〜してゾッとする」という意味を表すことができます。
awfulの意味
awfulは「恐ろしい」や「ひどい」という意味を表す形容詞です。何かが感情的に怖かったり、その見た目がひどかったりする場合に使います。terribleやhorribleほどの恐怖の度合いではないですが、表面的に「怖い」と感じるニュアンスです。
I don't want to see the awful scene.
「私はその恐ろしいシーンを見たくない。」
awfulの発音・読み方
awful
【ɔ'ːfəl】
awfulの発音記号は【ɔ'ːfəl】で「オゥフォー」と発音します。ここではWの発音が難しいですね。Wがあることで最初のAは「ア」ではなく、Wと繋がって「オゥ」と発音します。最後はRではなくLなので、舌を巻かないようにしましょう。
terribleとhorribleとawfulの違い・使い分け
ここまでご紹介したterrible、horrible、awfulに違いはあるのでしょうか?
正直なところ、これといった違いはなく、ほとんど同じ意味で使われます。
A: How is the weather?
「天気はどう?」
B: It’s fine now, but it's going to be terrible/horrible/awful.
「今は大丈夫、でもかなりひどくなるよ。」
単純な怖さの度合いを比べならawful < terrible < horribleでしょう。どれも「怖い」というよりも、「ひどい」という意味でも使われます。
まとめ
いかがでしたか?「ひどい」だけでもこれだけの言い方が存在します。一つの表現だけでなく、いろんな「ひどい」を使えるようになりましょう。いろんな表現ができるようになると英語学習も楽しくなります。最後にもう一度今回の復習をしておきましょう。
ひどいのまとめ
terrible : 一般道徳的に許し難い、世間一般的に感じる「ひどさ」
→terrified : 「〜に怯えている」
horrible : ゾッとするような「ひどさ」
→horrified : 「〜してゾッとする」
awful : 表面的、瞬間的に感じる「怖さ」、「ひどさ」
前回の「怖い」の記事はこちらです。