#06 I wantばっかり使ってない? | 別の言い方
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
want、want toをしっかり使い分けれてますか?
こんにちは、ライターのとーやです。「〜が欲しい」や「〜がしたい」という表現。日常生活において、間違いなくほぼ毎日使っているフレーズですよね。そんな私たちにとって必要不可欠な表現、英語でしっかり言えてますか?
I want a new phone.
「新しい携帯が欲しい。」
I want to go to Australia.
「オーストラリアに行きたい。」
おそらく、学校で最初に教えてもらう英語としてI want ~やI want to ~が挙がるのではないでしょうか。表現として最もベーシックなものですし、日本でも聞き馴染みのあるフレーズです。しかし、みなさんはこの2つを正しく使い分けられていますか?
今回は、私たちの日常において欠かせないI want~の表現とそれ以外の表現を詳しくご紹介します。
want + 名詞
I want a book.
「本が欲しい。」
I want a car.
「車が欲しい。」
「〜が欲しい」と言いたい時はI wantのあとに名詞を持ってきましょう。「本が欲しい」や「車が欲しい」といった、形のある物質やものを指す時に使います。
このような使い方は「〜したい」と同じではないので、混合して覚えないように注意しましょう。
want to + 動詞の原型
I want to go to the gym.
「ジムに行きたい。」
I want to eat ramen.
「ラーメンが食べたい。」
I want to ~はtoの後に続く動詞と組み合わせることで、「〜したい」と表現できます。wantは動詞ですので、この後ろに動詞の原型をつけることは文法のルール上できません。toを加えることで、動詞を「〜すること」という意味にしています。to不定詞の用法ですね。
toの後ろには「行動がくる」と覚えておきましょう!
want you to + 動詞の原型の意味
I want you to study english.
「私はあなたに英語を勉強してほしい。」
My teacher wants me to study english.
「先生は私に英語の勉強をしてほしい。」
ここまでの2つとは少し違ったニュアンスとなるwant 〇〇 to ~という表現。誰かに対して、「〇〇に〜してほしい」という言い方になります。誰かに何か頼み事やお願いをする時にも使える便利なフレーズです。もちろん、youを他の代名詞(him、her、themなど)や目的格に変えて使うこともできます。
ここの代名詞や目的格のところを強く発音すると、誰に何をしてほしいのかが明確に伝わります。
want to = wanna
I wanna travel overseas.
「海外旅行がしたい。」
I wanna new PC.
「新しいパソコンが欲しい。」
海外ドラマや映画でよく耳にするwannaという表現。英語学習者のみなさんなら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
wannaは、want toやwant aの省略形として使われます。
どちらかと言えば、親しい間柄の友達や家族に対して使われます。なので、目上の人に対してやフォーマルな場面での使用には気をつけましょう。
wantの別の言い方
ここまでは、want to ~やwant ~について学んできました。しかし、この表現ばかり使っていると、聞き手となる相手にとっては少し子供っぽく思われるかもしれません。状況や相手に応じて、その時々に合った表現方法を使うことが英語でもすごく大切になります。
最後に実際にネイティブが使うwantの他の言い方を学んでいきましょう!
ネイティブが使う表現4選
I would like to|丁寧な言い方
I would like to discuss this.
「これについて話したいです。」
Would you like something to drink?
「何かお飲み物はいかがですか?」
何かをお願いするときの丁寧な言い方の代表として挙げられるのがこの表現です。発音は、「ウッドライク」となります。日本語で「〜したいです」や「〜させていただきたいです」というニュアンスになり、いわゆる敬語にあたる言い方です。ビジネスシーンなどでよく使われる言い方ですね。
主語 + would like to + 動詞の原形
省略して、I'd like toと言うこともできます。
feel like doing|カジュアルな言い方
I feel like eating sushi.
「お寿司が食べたい気分です。」
I don’t feel like going outside.
「外に出たくない気分だ。」
日本語で「〜したい気分だ」というニュアンスで使われる表現です。あくまで気分を表す言い方となるので、緊急性は含みません。(今まさしくしたい時はI want to ~を使いましょう。)
これから何かをしたかったり、そういった気分になっている時に使えるフレーズです。似た表現として挙げられるfeel likeは、「〜な気がする」という意味になるので注意しましょう。
I feel like we have met before.
前にも会った気がするよ。
I'm in the mood|イケてる言い方
I'm in the mood for going to the party.
「パーティーに行きたい気分だ。」
I'm not in the mood for meeting him.
「彼に会いたくない気分だよ。」
日本語でも馴染みのあるmood(ムード)という単語を含んだ表現です。「〜したい気分だ(ムードだ)」というニュアンスになります。moodの後ろにforを加えることで、より具体的に何をしたい気分なのかを伝えることができます。
日常会話でも幅広い世代に使われ、とても便利な表現と言えるでしょう。
I'm desperate for~|切実な言い方
I'm desperate for a promotion.
「昇格したくてたまらない」
I'm desperate for meeting you.
「あなたに切実に会いたい」
あまりにも何かが欲しいときに使える表現です。desperateは「絶望的な」という形容詞ですが、ここでは「~したくてたまらない」という意味で使われています。
その他にもネイティブは色んな言い方を使います。他の言い方も覚えておきましょう。
I'm dying for~
「~が死ぬほど欲しい」
「 死ぬほどほしい!」って日本語で言うときと同じですね。
I want it so badly.
「それが欲しくてたまらない」
badlyは「とても悪く、ひどく」という否定的な意味ですが、so badlyで「あまりにもひどく(欲しい)」=「欲しくてたまらない」と強調の意味になっています。
「〜したい!」をいろんな言い方で言ってみよう!
いかがでしたか?今回は、「I wantの別の言い方」についてご紹介しました。みなさんは、毎回同じ言い方をしていないでしょうか?
違った言い方を覚えることはボキャブラリーが増えると同時に、会話にも深みが増します。そうすることで、相手との関係性もどんどん親密になっていきます。これからも英語学習を一緒に楽しんでいきましょう!