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コロナ禍で行く姉妹の韓国留学!2021年11月からの留学体験談

2021年から現在も姉妹で韓国留学をしているCOCOさんの体験談です。COCOさんは、ソウル市内の漢陽大学の語学堂で留学をされています。今回の体験談では、韓国留学をしようと思った理由、現地でどのような生活をされているのか、今後韓国留学を考えている人へのアドバイスなどを答えていただいています。韓国留学をご検討されている方は参考にしてください。

  1. 目次

  2. 韓国に留学しようと思った理由

  3. - どのようなビザで滞在されていますか?

  4. - 妹様と一緒に海外に住んでみていかがですか?

  5. どの都市に住んでいますか?

  6. - 学校寮に住んでみていかがですか?

  7. 語学堂ではどんな一日をお過ごしですか?

  8. - クラスメイトはどこの国から来ていますか?

  9. - 留学前の韓国語レベルは?

  10. - 韓国人の友だちとの出会い方は?

  11. - 学校外で語学力をどう保つか?

  12. 今は6ヶ月後から働くことができると聞きました

  13. - 現地ではどのような仕事をしたいですか?

  14. - どのように仕事を探しましたか?

  15. 韓国での生活はどうですか?

  16. 今後の予定を教えてください

  17. これから留学を考えている人にアドバイスを

韓国に留学しようと思った理由

元々韓国が好きで趣味程度に韓国語は独学で勉強しており、一度は韓国に住んでみたいという気持ちはありました。しかし仕事もしていたので、仕事を辞めて留学するということは、現実的に難しい選択でした。

そのため年に1〜2回の韓国旅行で韓国に対する気持ちを抑えてきたのですが、コロナ禍で旅行もできず大好きな韓国に触れることができなくなりました。段々と仕事に対するモチベーションも保てなくなり、どうにか今韓国に行く手段がないかと調べた結果、現状では留学しか手段がないことがわかりました。

韓国語は勉強していたし、住んでみたいという夢も叶えられるので、「行ってみようかな」と思いはじめてからは迷いはありませんでした。

どのようなビザで滞在されていますか?

語学堂から発給されたD-4ビザ(語学研修ビザ)で滞在しています。私が通う漢陽大学の語学堂は、春夏秋冬それぞれの学期が10週間ずつのカリキュラムです。コロナ以前は、日本人はノービザで90日まで滞在できたので、1学期間だけの短期留学もできたようです。

コロナ以降の滞在はビザが必須になったため、6ヶ月以上通う場合にのみ語学堂がビザを発給してくれます。6ヶ月以降は、3ヶ月ごとにビザの延長手続きが必要です。

※語学堂は韓国語を勉強する語学学校です。

妹様と一緒に海外に住んでみていかがですか?

今までの生活を離れ、海外という全く違った環境・新しい人間関係の中で生活することになるので、毎日が刺激的で楽しい反面、受けるストレスも多いです。そんな中で変わらないでいてくれる妹の存在は、気持ちの面でとても大きいです。元々仲は良かったので、初めての妹との2人暮らしでしたが、生活のこともお互いに分担しながら楽しく生活しています。

しかし、妹は日常会話程度の韓国語は問題なくできるので、韓国語初心者の私は妹の韓国語能力に頼ってしまい、初めは現地の人とのやりとりも妹に任せっぱなしでした。韓国語を話せる妹が近くにいるからこそ、1人で外出することの不安も大きく、初めは学校以外のほとんどの時間を妹と過ごしていました。何をするにも妹が一緒にいてくれたので、1人で留学にきている子は乗り越えていることでも、私は妹の存在に甘えてしまうことも多かったです。

それでは私自身の成長にならないし、妹の負担にもなると思います。一緒に留学に来ているからといって、全てを一緒にしなければいけないわけではありません。自分でできることは、一度自分の韓国語能力でやってみて、妹に甘えてしまわないように気をつけるようにしています。

今は、普段は妹と一緒に生活しながら、時にはそれぞれの時間をもったり、月に1回程度は一緒に旅行に行ったりしながら、韓国生活をより楽しんで過ごせるようになったと思います。

どの都市に住んでいますか?

私が通う漢陽大学語学堂は、ソウル市内にあります。ソウル市内は地下鉄がとても充実しています。その中でも複数の路線が通る駅が大学の近くにあるので、どこへ行くにも便利です。有名な観光地である明洞やホンデなどの繁華街にも地下鉄の乗り換えは必要なし。ソウルの森という大きな公園も近くにあるので、休日はピクニックに行くにも好立地なところに住んでいます。

学校寮に住んでみていかがですか?

私が住んでいる漢陽大学の寄宿舎(寮)は、いくつかの規則や学期ごとに部屋の点検はありますが、特に門限もなく、寮と言っても普通のアパートでの生活とあまり変わりません。

各部屋にシャワー・トイレ・キッチンや、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどの家電も備え付けられています。他の語学堂の寮は、シャワーやキッチンが共同のところも多かったので、寮の条件は語学堂を選択する材料の1つになりました。

寮の部屋はほとんどが2人相部屋です。違う国の子と相部屋になることもあるようです。私の場合は妹と2人で入居できるかを事前に学校に確認して入居しました。学校の敷地内にあるわけではないので、学校までは徒歩15分、近くに地下鉄の駅やバス停、マートやコンビニもあるので立地は良いと感じています。



語学堂ではどんな一日をお過ごしですか?

漢陽大学の語学堂は午前クラスと午後クラスに分かれており、私が通う午前クラスは9:00〜13:00で50分×4コマの授業です。大体は1・2・3時間目は主に単語や文法、4時間目は対話の練習というような構成になっています。

対話練習は隣に座っているクラスメイトと行います。クラスにもよりますが、私のクラスは週ごとに席替えをしていたので、日本だけでなくいろんな国の学生と話すことができました。

10分の休み時間は、隣の席の子と話をしたり、スマホを見たり、寝たりと皆それぞれ過ごしている感じです。授業が終わった後は、お昼ごはんを食べに行ったり、一緒にカフェで勉強や宿題をしたりもしています。

クラスメイトはどこの国から来ていますか?

全体的に見ると中国から来ている学生が一番多い印象です。漢陽大の語学堂は日本人が少ないという噂を聞いていましたが、実際通ってみると他の語学堂と同様、日本人も多いです。

日本人は就職や趣味目的で韓国語を学ぶ学生が多いですが、他の国から来ている学生は、韓国での大学・大学院への進学を目指している子がほとんどです。そのため、ある程度の韓国語能力が身に付いたら、語学堂から大学や大学院へ移っていくので、上の級に上がれば上がるほどクラスにいる日本人の割合は多くなっていきます。

今私が在籍する3級クラスは、日本4人、中国6人、ベトナム3人、モンゴル1人の14人クラスです。

留学前の韓国語レベルは?

私は日本にいる時に、ハングルや簡単な文法は独学で勉強して、TOPIK(韓国語能力試験)の2級を取りました。語学堂入学前に面接でのレベルテストがあったのですが、その結果2級クラスからのスタートになりました。しかし独学で勉強してても、実際に使う機会がなかったので、会話力はほぼゼロでした。

韓国人の友達との出会い方は?

韓国に来る前は、韓国に住んでいれば韓国人の友達ができると思っていました。しかし、実際は普通に語学堂に通っているだけでは、韓国以外の国の友達はできても、韓国人と知り合う機会はほとんどありません。実際に語学堂の友達の中には、1年近く住んでいても韓国人の知り合いが1人もいないという子もいます。

韓国人と接する機会がなければ、学校で習った韓国語を使う機会がありません。そこで私は韓国人の友達を作るために、言語交換アプリを使ってみることにしました。今はそこで知り合った韓国人の女の子と仲良くなり、ご飯やカフェに行ったり、一緒に韓国のイベントに参加したりしています。

相手も日本語を勉強している子たちで、ただ会っておしゃべりするだけでも、お互いの練習にもなるのでおすすめです。その友達が、日本に興味のある他の友達を紹介してくれたりして、少しずつ韓国人の友達が増えてきています。また、うちの語学堂では漢陽大生と1:1で話ができるメンタリングという制度もあります。こういった機会を利用するのも1つの方法だと思います。

韓国人の友達を作るためには、自分から出会うための行動を積極的にすることが大事だと思います。韓国人の友達ができれば、活動の幅も広がり、より楽しい留学生活と韓国語の成長に繋がると思います。

学校外で語学力をどう保つか?

学校以外で韓国語を使う機会は食堂やカフェでの注文や、買い物の時に店員さんと話すくらいで、思っているよりとても少ないです。なので、韓国語を使う機会を多くもつためには、韓国人の友達を作ることが一番良い方法だと思います。

今は6ヶ月後から働くことができると聞きました

今私が取得しているのはD-4ビザという語学研修のためのビザなので、無制限に働けるワーホリビザと違って制限がいくつかあります。まず韓国で6ヶ月以上修学し、その後在学している語学堂での授業の出席率が90%を上回っている場合、語学堂から申請のための書類発給を受けることができます。その書類をもって国の機関に「資格外活動許可」の申請を行い、その申請が通ってはじめて働くことができるようになります。取得したTOPIKの成績によって勤務時間にも制限がありますが、最大で週20時間まで働くことができます。

※出席率の規定は、もしかすると学校によって異なるかもしれません。

現地ではどのような仕事をしたいですか?

語学堂に通い始めて韓国語の知識は確実に増えましたが、会話力にはまだまだ自信がありません。そこで、学校で学んだ韓国語の知識を使って、実際に生きた韓国語に触れながら、会話練習ができる場が韓国でのアルバイトだと考えています。

韓国に来てもう少しで半年を過ぎるので、単純にマニュアル通りにこなす仕事というよりは、仕事の中で韓国人と会話を交わす機会のあるアルバイトを探しています。会話力に自信がない状態で、韓国語での仕事をするのはとても勇気がいりますが、自分の成長と経験のためにチャレンジしてみたいと考えています。

またもう一つ興味があるのは、韓国や留学生活についての情報発信です。韓国商品や留学についての情報をSNSやネット上で配信する仕事の募集もよく見かけるので、今の自分の経験を活かせたり、自分が韓国にいるからこそできるアルバイトにつきたいと考えています。

韓国での生活はどうですか?

今まで旅行では何度も来たことのある韓国ですが、住んでみないとわからなかったことが良くも悪くもたくさんあります。いつでも大好きな韓国料理が食べれることや、どこに行ってもおしゃれなお店が多いことなど、韓国をより好きになる要素もたくさんあります。

その反面、思っていたより物価が高くて生活費がかかることや、韓国人特有のパリパリ文化(何でも早く済ませようとする文化)など文化の違いに抵抗を感じることもたくさんありました。それを拒否するのではなく、それが韓国という国なんだと受け入れることで面白いと感じるようになり、気持ちの面で楽になりました。

私は今回の留学を通して、言語の成長だけではなく、今までとは違う見方で韓国という国を見ることができるようになったので、韓国で生活してみて良かったと思っています。

今後の予定を教えてください

私は大学生の頃から、将来は自分が気に入った土地で民宿やゲストハウスをしてみたいと考えていました。今回韓国語を学んだことは、観光業にチャレンジする際の強みになったと思います。今はまだ具体性はないのですが、せっかく一生懸命勉強したので、帰国後は韓国語を活かせたらいいなと考えています。

また、留学準備の段階でいろんなブロガーさんのブログを読みました。それに影響を受け、私も今回の留学を機に留学ブログを始めました。最初は自分の記録がメインになると思って書き始めましたが、だんだんとアクセス数が増え、思っていたより多くの方にみていただけるようになりました。その中でも一番驚いたのは3級で同じクラスになった日本人の子が、私のブログを読んでくれていたことです。ブログを始めた最初の頃からの読者さんだったようで、留学準備に私のブログを参考にしていたという言葉ももらい、とても嬉しかったです。普段からSNSはよく利用していましたが、このブログの運営を始めてから情報発信の面白さややりがいをより実感しており、今後も何らかの形で続けていきたいと考えています。もしご興味のある方がいましたら、韓国の語学堂の情報や手続き関連、おすすめのお店の紹介などについてアップしていますので、一度ご覧ください。

コロナ禍での姉妹の韓国留学 ー漢陽大学語学堂ー

これから留学を考えている人にアドバイスを

留学といえば、学生や若い人がするものというイメージがありますが、私は今回10年近く勤めた職場を退職して、30代での留学を決めました。たしかに学校に通ってみると学生の年齢層は若いですが、年齢を理由に消極的になる必要は全くないと感じています。

「留学から帰ってきたら仕事どうするの?」とよく聞かれますが、どうなるかわからない留学後のことを考えて留学したい気持ちを諦めるのはもったいないと思います。私の場合、コロナ以前のように今も気軽に韓国旅行に行けていれば、韓国留学を決断することはなかったと思います。でもコロナになってしまったからこそ、そして同じタイミングで妹が誘ってくれたからこそ、今の韓国留学が実現し、今の充実した韓国生活があります。

新しい環境で新しい経験を詰むことができているので、思い切って決断して良かったと感じています。留学準備をする際、私の場合とにかくいろんなブログを読んで情報収集しました。留学といってもいろんな形があると思うし、コロナ禍の留学は今までとは全く違うものになっていると思うので、色々調べて参考にした上で、自分に合った方法で楽しい留学を実現してほしいと思います。

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