ロンドンでワーホリをするための理想の準備とは?|イギリスYMS
ロンドンでのワーキングホリデーを夢見るみなさん。「ビザを申請するか悩んでいる」「今年で仕事を辞めて来年には」という方もいるでしょう。有意義な2年間のワーホリ生活を送るため、理想の準備についてご紹介します。
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ロンドンワーホリの魅力
筆者は2年間のワーホリ期間を含め、約3年半をロンドンで過ごしました。まずは、ロンドンワーホリの魅力についてお伝えします。
英語圏での生活
当然ですが、英語圏での生活です。今後ますますボーダレスが進み、世界の共通言語である英語の重要性は必ず高まります。
・高まる英語の重要性
・生活の中に英語
・ 多様性の社会
生活の中で自然と英語が聞こえてくる環境は、日本では味わうことができません。また、様々な国や人種の人々が集まる多様性も魅力です。
自由な2年間
その中でも、イギリスでのワーホリが人気を集める理由は2年間という期間でしょう。他の英語圏のワーホリ受け入れ国では、期間が1年間の国が多く、どうしても出来ることに制限があります。
イギリスのワーホリは2年間が確約されるうえ、労働面でも制限はほとんどありません。語学学校に通うことも当然可能です。
・期間の長さ
・労働の自由
・人生の分岐点
今の自分を変えたい、新しい環境に飛び込みたい、というあなたにとって、ロンドンワーホリは人生の重要な分岐点となるでしょう。
魅力あふれる街
ロンドンは、その街並みだけ見ても大きな魅力があります。ビックベンやロンドンブリッジや博物館など、歴史・文化的な建造物は多数点在し、一方で近代的なビル群が広がる地区もあれば、街の中心地に巨大な公園があったりします。
テレビで見たあの街並みを自分の足で歩く。このチャンスを逃す手はありません。
・美しい街並み
・便利な交通網
・なんでも手に入る大都市
また、市内の隅々まで交通網が張り巡らされています。街中にはユニクロや無印良品をはじめ、日本人にも馴染みのある店舗があり、買い物や食事に困ることもありません。東京23区内と同じレベルで便利な街です。
必要な準備
そんな素晴らしい魅力溢れるロンドンですが、有意義なワーホリ生活を過ごすためにはしっかりとした準備が必要です。
費用面
残念ながら、現在は過去数年で最高レベルの円安が進んでいます。執筆時点で1ポンド=約190円(2024年2月)。筆者が渡英した約4年前は1ポンド=135円ほどでした。まずは、しっかりと金銭面での準備が必要です。
ポンド | 円 | |
---|---|---|
ビザ申請費用 | £298 | 約5万5,000円 |
保険料(2年間) | £1,552 | 約29万円 |
航空券(片道) | £800 | 約15万円 |
語学学校(3カ月) | £2,850 | 約54万円 |
ホームステイ(3カ月) | £2,400 | 約44万円 |
雑費(食費など・最初の3カ月) | £1,500 | 約28万円 |
合計 | £8,050 | 約175万円 |
(£1 = 185円で計算)
ざっと挙げただけで、約175万円の準備が必要ということが分かります。
ただ、ワーホリビザなら就労が可能です。仕事が見つかりさえすれば、問題なく現地の収入で生活することができます。
ビザ申請費用などの詳細についてはこちらをチェックしてください。
英語力
さて、英語力です。ワーホリに行くほとんどの人が、「英語を話せるようになりたい」「将来的に英語を使って仕事がしたい」と思っているはずです。
上記画像を参考に、まずは渡英前に最低でもB1レベル、可能ならB2レベルの英語力を目指しましょう。詳しくは記事の後半で解説します。
家・住むエリア
家探しや住むエリアも重要です。しかし、海外に住んだ経験のない人が、渡航前に現地で住む家を見つけるのは困難です。
ただでさえ、ロンドンでは家賃が高騰しており、条件の良い家を見つけるのは非常に難しくなっています。
まずは住む家を確実に見つける必要があります。3カ月の語学学校とホームステイを一緒に申し込むのがコストパフォーマンス的にも間違いありません。
学校に通うならなるべく中心地
その上で、学校に通うなら最初はなるべく中心地、最低でも3ゾーン内で家を探せるように頑張りましょう。
(ロンドン地下鉄の路線図)
上記画像はロンドン地下鉄の路線図です。中心にある白色の背景部分がゾーン1。そこから色が変わるごとにゾーン2、3と変化します。
渡英後しばらくは、語学学校と家の往復が生活の中心となり、その後仕事が見つかっても、だいたいはゾーン1、2内に職場はあるはずです。
ロンドンの交通網ではゾーンが変化するごとに料金が加算されるので、毎日の交通費を考えると多少家賃が高くても、中心地で家探しをすることをオススメします。
同様の理由で、職場や家との移動を考えると、語学学校も比較的街中で探すと良いでしょう。
理想の2年間
さて、ここまでロンドンワーホリの魅力や具体的な準備についてみてきました。
それでは、何をもって、「理想の2年間」と言うのでしょうか。これは人それぞれ。旅行や趣味、とにかく楽しく過ごすのが目的で、英語力は本当に最低限で良い。という人も中にはいるでしょう。
ただし、大半の方はこの「理想」の中に「英語を話せるようになっている自分」が入っているはずです。
実際、現地の生活をより充実させ、今後に活かせるかどうかは、間違いなく自身の英語力にかかっています。
渡英前の英語レベル
先ほども書きましたが、渡英前に最低でもB1レベル、可能ならB2レベルの英語力を目指しましょう。
大学受験以降、ほとんど英語に触れていない。TOEICで500点が取れない。という人は、今すぐ単語・文法の基礎から学び直しましょう。
語学学校 に入学する際、クラス分けのテストを受けることになります。このレベルの人たちは、A1かA2のクラスに入ることになりますが、授業が簡単すぎておそらくすぐに嫌になってしまいます。
日本人の私たちは誰でも最低限の英語力があり、当然のように1から10の数字を英語で数えたりできますが、A1、A2クラスではこのレベルから復習させられることになります。
そうすると一気にモチベーションが下がるのは、簡単に想像できるでしょう。
そういった意味での、最低でもB1レベル、可能ならB2レベルです。
筆者が語学学校で実際に感じたことをまとめた記事もチェックしてみてください。
語学学校卒業時の英語レベル
語学学校卒業時点で目指すのは、C1レベル。TOEIC800点台後半、IELTS6.5以上が目安になります。
渡英前からしっかりと準備し、入学時点でB2レベルに入ることができれば、語学学校に3カ月しっかりと通うことで到達可能な範囲です。
反対に、B2クラスで卒業してしまうのはもったいない。正直、この能力では現地で仕事を探すのは厳しく、将来的に英語を使った仕事を目指す際にも、履歴書に書けるか微妙なレベルです。
仕事探し、労働ビザ取得も視野
現地会社に就職して、労働ビザを手に入れたいという人は、IELTSスピーキング7.0くらいの会話力が必要とされます。
参考:IELTS SPEAKING 模擬試験 - Marin from Japan 🇯🇵🎓- Band 7.0
昨年末、英政府は移民抑制策の一環として、技能労働者ビザ(Tier 2ビザ)の最低年収を大きく引き上げると発表しました。これまでは最低年収が低かったため、企業側もある程度簡単にビザを出してくれていましたが、この法改正により一気に労働ビザ取得のハードルが上がることが予想されます。
参考:Home Secretary unveils plan to cut net migration - GOV.UK (www.gov.uk)
ロンドンで仕事を探す上で、英語を話せるのは「普通」です。この普通がC1レベルの英語力です。厳しい道ではありますが、このチャレンジの先に目標としていた自分がいるはず。
その自分に到達するために、渡英前からしっかりと英語面での準備を進めましょう!
It’s all about 英語力
言葉の通り、人生で一度のロンドンワーホリを充実させられるかどうかは、結局のところ全てあなたの英語力次第です。
初の海外生活、イギリスに慣れていないのならばなおさら。軽い気持ちで渡英して苦労するより、行く前からしっかりと準備を進めましょう。
イギリスのワーキングホリデー(YMS:Youth Mobility Scheme visa)は、今年から受け入れ枠が6,000人に拡大しました。これまでの抽選方式とは違い、先着順です。かなりの枠が確保されているため、本気でワーホリを目指す人なら誰でも権利を手にすることができます。
これまでに無いチャンスです。英語面での準備を怠らず、素晴らしいロンドンワーホリ生活を過ごしましょう!
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