#05 OKばっかり使ってない? | 別の言い方
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
OKの英語での意味しっかり理解できてますか?
こんにちは、ライターのとーやです。みなさんは、OKという単語をどんな場面で使っていますか?
元々の語源は英語であるにも関わらず、日本語でも幅広く使われている言葉ですよね。おそらく大半の方はOKを「大丈夫だよ」や「了解」といった前向きな意味で使っているのではないでしょうか。
しかし、OKにはポジティブな意味以外でも使われる側面があります。日本ではすっかり浸透しているフレーズなだけに、その単語の本質を誤解されていることがよくあります。
以前、私がオーストラリアへ留学していた際、こんなことがありました。
【友人】
Do you want to grab some drink tonight?
「今日の夜、飲みに行かない?」
【私】
It's ok.
「いいよ。」
ですがその後、友人は怒ってしまい、結局飲みに行かないことになりました。場合によって、It's ok.は「やめておくよ」や「まあ、〜でもいいよ」といった断りの意味になることをここで初めて知りました。
このように相手の受け取り方によってはこのような誤解を生んでしまうこともあります。今回は私たちにとって聞き馴染みのあるOKの、本当の使い方を学んでいきましょう!
そもそもOKって何の略?
OKは、all correctの誤字表記(oll korrect)が略語として広まり、それを面白がって使われ始めたという説が有力です。
歴史上、OK が最初に現れたのは1839年のボストンの新聞で、oll korrect(all correct の表記ゆれ)の略語として現れた。
(引用元 : wikipedia)
英語本場のイギリスから発祥し、その後にOkayといった新しい綴りも現れたようですね。
Okayの「大丈夫」以外の意味
上記にもあげたように、Okayには「大丈夫」以外の意味もあります。今まで、このような意味で使ってきた私たちには少し違和感を感じるかもしれません。まずはいくつかご紹介していきます。
Okayには「まあまあ」や「ぼちぼち」といったニュアンスがあります。すごく良い!わけではないけど、自分の許容範囲である場合には便利な使い方ですね!
○料理の味が合格ラインの時のOkay
It tastes okay.
「味はまあまあやな。」
○彼かっこいいよね?に対しての Okay
He is okay.
「彼は、まあ悪くないね。」
断りの意味のOkay
Okayは決してポジティブな意味だけを持つ単語ではありません。相手からの誘いや提案を断る場面では、「大丈夫だよ」という表現としても使えます。
Do you want some?
「少しほしい?」
I'm okay, thanks.
「大丈夫だよ、ありがとう」
このように、I'm okayを使うことで相手の好意に対して少し柔らかいニュアンスで断ることができます。Okay1つで様々な表現ができるので、是非マスターしていきましょう!
OKの別の言い方・使い方
ここまでは、OKが持つ意味やいろいろな使い方を紹介しました。とはいっても、結局のところいざとなればOKって言ってしまいますよね。みなさんはOK以外の表現を英語でいくつ知っていますか?
毎回同じフレーズを繰り返し使っていては、聞き手となる相手にとっても会話の面白みに欠けるかもしれません。では、英語圏の国々ではどのような表現が使われているのでしょうか。最後は実際にネイティブたちが使っているOKの別の言い方を学んでいきましょう!
ネイティブが使う表現4選
Okey dokey!|砕けた言い方
Okey dokey!
「オーケーオーケー!」
英語学習者のみなさんなら一度は耳にしたことがあるフレーズなのではないでしょうか?Okey dokeyは英語のスラング表現になります。
スラング=若者言葉
この語源は諸説ありますが、Ok,Okと2回繰り返したものがなまって変化したと言われています。発音は、「オーキードーキー」となります。意味は、「大丈夫だよ」や「わかったよ」といったOKと特に変わりはありません。
日本語でいう「はいはい」や「オッケーオッケー」といった2回続けて返事をするニュアンスもあるので、使い方には少し注意が必要ですね。
Got it.|カジュアルな言い方
Got it.
「了解。」
文章にすると主語が必要なので、I got it.になります。実際の会話の中では口語表現として、Got itと省略される場合が多いです。「 理解する」や「了解しました」という意味があり、ネイティブがよく使っている表現の1つです。相手の言ったことが理解できた時に、OKの代わりに使われます。
少しカジュアルな表現ですので、目上の人やビジネスシーンでは不向きかもしれませんね。
It makes sense.|イケてる言い方
It makes sense.
「なるほどね。」
おそらくこちらの表現は聞きなれない方も多いかと思います。make senseで「意味を成す」「筋が通る」という意味になります。基本的には、意味がわかってなかったことに対して、理解できた時に使える表現です。日本語でいう「なるほどね」のニュアンスですね。
make senseは本当にいろんな場面で使われる必須表現なので、必ず覚えておきましょう。
Sure.|便利な言い方
Sure.
「もちろん。」
Sureは「確かで、確信して」という意味を持ちます。本来の意味から「確かだよ」「もちろん」というニュアンスとして使われます。
同じ意味であるOf courseは、相手の言ったことに対して「当たり前だよ」というニュアンスの「もちろん」。それに対してSureは、相手の言ったことに対して賛同しているニュアンスを含んだ「もちろん」になります。
正しく使い分けていきたいところですね!
正しい使い方を覚えよう!
いかがでしたか?今回は、OK以外の他の言い方を学んできました。他にもいくつか違った表現はありますが、まずは今回紹介したフレーズを使ってみて下さい。
日本 の学校で習う英語表現は、決して間違ってはいません。しかし、受け手となる相手に、場合として違和感を与えることがあります。そういった学校では教えてもらえない生きた英語をこれからも学んでいきましょう!