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【イラスト付き】otherとanotherの違いとは?others, the otherも解説

otherとanotherは、日本語ではどちらも「他の」や「別の」という意味を持つので使い分けるのが難しい英語表現です。さらに、othersやthe otherというように、複数形になったり、冠詞「the」がつくこともあります。今回はイラストを使ってわかりやすく解説していきます。この記事を読んで、これらの英語表現を正しく使い分けれるようにしましょう!

簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する連載「今日からネイティブ英語」。ライターのTOYAさんが運営するInstagram「TOYA / 英語学習モチベーター」では、”学校では教えてくれない英語表現”や”実践率100%の瞬間英作文”を毎日配信中。

  1. 目次

  2. anotherの意味・使い方

  3. otherの意味・使い方

  4. othersの意味・使い方

  5. the otherの意味・使い方

  6. the othersの意味・使い方

  7. まとめ

anotherの意味・使い方

anotherは、anとotherが1語になった単語で「もう1つの」や「他の、別の」という意味を持ちます。あるものがすでにあり、そこに「追加でもう1つ」というニュアンスを表します。そのため、名詞の単数形のみに付けることができます。複数形の名詞に対して「もう1つ」と付け加えたい時は、moreを使います。

I would like another cup of coffee.
「コーヒーをもう1杯頂きたいです。」

この文では、すでにコーヒーは飲んだ状態であり、さらに追加でもう1杯飲みたいというニュアンスを持っていますね。

イラストで覚えるanother

上記のイラストのように、2つ以上あるうちの中の「他のもう1つ」を表す場合にanotherを使うことができます。2つの中なら、anotherが指すものは特定できます。しかし3つ4つ・・・と数が2つ以上の場合は、聞き手はanotherが指すものがどれなのか特定することはできません。

otherの意味・使い方

otherは、「他の」や「別の」、「その他」という意味を持つ単語です。意味はanotherとよく似ていますが、これらの違いはその使い方にあります。otherは、複数形の名詞と一緒に使うことができます。例えば、other countries「他の国々」とは言えますが、other country「他の国」とは言えません。その場合は、another country「他の国」ということができます。

I have to do other things.
「私は他のことをしないといけない。」

イラストで覚えるother

上記のイラストのように、複数あるうちの中で「他のいくつか」を指す場合にotherを使うことができます。otherが指すのは1つのものだけではないので、anotherと混同しないようにしっかり整理しましょう。

othersの意味・使い方

othersは、「他の複数のもの」という意味です。ある特定のものについて話している時に、その他複数を指す場合に使います。

otherとの違いは、otherは形容詞「他の」で後ろには必ず複数形の名詞がきます。対してothersは、代名詞「他のもの」であり、後ろには名詞を付け加えることはありません。

Show me others.
「他のものを見せて。」

この文では、すでにあるものの中で、それ以外のものを指しています。このように、othersの後ろには何も付けずに単体で使います。

イラストで覚えるothers

othersは上のother applesと全く同じ使い方ができます。対象のものは「特定せずに残ったものの中からいくつか」がothersのポイントです。

the otherの意味・使い方

the otherは、「残りの1つ」という意味を表します。theがついているので、特定の1つのものを指します。基本的には、2つあるうちの残りの1つを指す場合にthe otherと使うことができます。2つあるうちの1つ目を指す場合は、oneを使うことができますね。

There are two fruits. One is a banana, and the other one is an apple.
「2つフルーツがあります。一つはバナナ、もう一つはりんごです。」

最初のバナナでoneを使い、残りのりんごはthe other oneを使って表しています。

イラストで覚えるthe other

上記のイラストのように、最初に選ばれたもの以外の残りのものを指す場合にthe otherを使います。the otherが指すものは特定されています。これに対し、よく似ているotherは指すものを特定しません。これらも意味と使い方を混同しないように注意しましょう。

the othersの意味・使い方

the othersは、the otherの複数形と考えてください。意味は、「残ったもの全て」を表します。theがあるので、the otherと同様に「残ったもの全て」というのは特定されています。the otherは単数形の名詞に対して、the othersは複数形の名詞に対して使います。

I have three brothers. One is in London, and the others are in Sydney.
「私には3人の弟がいます。1人はロンドンにいて、他の弟たちはシドニーにいます。」

最初に説明されている1人目の弟をoneを使って表しています。そして残りの2人の弟はすでに特定されているので、the othersを使って表すことができます。the othersは複数形なので、この場合後ろのbe動詞は複数形を表すareです。

イラストで覚えるthe others

上記のイラストのように、複数あるうちの最初に説明するものをone、その次に説明する残り全てのものをthe othersで表現します。よく似ているothersは、「他の複数のもの」という意味ですがそれらは特定されていません。the othersは、それらを特定して示しています。

まとめ

いかがでしたか?今回は、otherやanother、othersやthe otherといったように、どのような違いがあるのか難しい英語表現をご紹介しました。最後に、これらをもう一度しっかり整理して使い方をマスターしましょう。

another : 単数名詞と使うことができる。
「もう一つの」「他の」
other
: 複数名詞と使うことができる。
「他の」「別の」
others : 代名詞なのでothers単体で使う。
「他のいくつか」
the other : 単体のものを特定して指す。
「残りの一つ」
the others : 複数を特定して指す。
「残ったもの全て」

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