#08 Reallyばっかり使ってない? | 別の言い方
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
reallyの意味しっかり理解してますか?
こんにちは、ライターのとーやです。「本当に!?」と言いたい時、みなさんは英語で何と言いますか?
Really!?
本当に!?
Really?はとても便利な表現です。しかし、英語学習者の方から「会話の中での相槌は毎回really?と言ってしまいます 。」というような声が多いのも事実です。
私も海外留学中に同じ悩みを抱えていました。当時の私は相手の話に対して、何度もReally?を使っていました。ついには「その言い方しか知らないの?」と言われてしまった経験もあります。
また、reallyの本当の意味を知らずに使っている人も多いようです。みなさんは、英語圏の国でreallyがどのように使われているのか知ってますか?実は奥が深いreallyについて勉強していきましょう!
really の意味・発音・読み方
reallyの2つの意味
reallyは日常会話でよく使われる副詞です。海外ドラマや映画でも耳にすることが多いですよね。みなさんが知っている「本当に?」という意味で使われます。しかし、文章の内容によっては、「本当に◯◯」という使い方もされる場合もあります。
1つ目の意味は先ほどでも述べたように、「本当に?」と一言だけでリアクションできる使い方です。何か驚くようなことがあったときに使える便利な表現です。
そして2つ目が、「本当に◯◯なの?」といったように「本当に」という意味を付け加える使い方です。
reallyは一言のリアクションとしてだけでなく、会話の内容によって意味が変わってくる単語でもあります。ここはしっかりとおさえておきたいポイントですね。具体的な使い方は下記で解説します。
reallyの発音・読み方
reallyにはrとlの音が2つとも入っています。私たち日本人にとっては、とても難しい発音になります。reallyの最初はrなので「リー」と伸ばすように発音します。
rの発音は、舌先がどこにもつかずに、舌の両サイドを少し丸めるようなイメージで発音します。そして最後はlなので、舌先を上顎にくっつけ、舌先が離れるタイミングで「リー」と発音します。
ちなみにスマホのSiri機能を英語に変更して、ぜひ発音チェックをしてみてください。ちなみにこの発音チェックの方法は、実際に私も使っています。正しく聞き取ってもらうのは本当に難しいので、脱カタカナ英語したい方にはとてもおすすめです!
reallyの使い方
reallyの位置は?
では、実際の会話の中でreallyはどのように使うのでしょうか?
まず前提としてreallyだけに限らず、副詞は色んな位置に置いて使われます。その位置によって多少のニュアンスが変わってしまうことがあります。
これらの例文の意味を考えてみてください。
① I don't really know.
② I really don't know.
この2つの意味の違いを正しく説明できますか?正解は以下のとおりです。
① 「あまり分からないです。」
② 「本当にわからないです。」
reallyの位置が違うだけで、全体の意味がどれだけ違っているのかが分かりますよね。
①はdon'tの後ろにreallyがついており、reallyの強調の意味合いが少し弱くなっています。
②はdon'tの前にreallyがついており、この場合don'tを強く強調します。
文法的にはdon'tの前に置くことが正しいです。しかし、会話では文末にreallyが来たりと、本当にいろんな位置にreallyなどの副詞が来ます。英語に慣れれば、何を強調しているのか次第にわかるようになります。
じゃあ、reallyへの返事はどうする?
reallyの正しい使い方を理解できたところで、次はその返事の仕方についてです。今までとは逆に、相手からreally?と言われた場合、あなたはなんて返事しますか?
会話の内容にもよりますが、reallyに対する便利な返事をいくつかご紹介します。
It's true.|「本当だよ。」
It's true.
「本当だよ。。」
really?と聞かれたことに対して、『本当だよ』と返事をする表現です。カジュアルに使えるのでおすすめです。
I mean it.|「本当だよ。」
I mean it.
「本当だよ。」
直訳すると、「私はそれを意味する」ですが、文の意味として「本当だよ」というニュアンスになります。
I'm positive.|「間違いないよ。」
I'm positive.
「間違いないよ。」
日本 語では「前向きな」という意味で使われるpositiveという単語。ここでの意味としては、「間違いないよ」や「絶対にそうだよ」という表現になります。positiveには自分の言っていることに対して「確信している」という意味もあるので覚えておきましょう。
今日から使えるreallyの使い方3選
いよいよ、ここからはreallyの具体的な使い方です。動詞を修飾する副詞のreallyや、形容詞を修飾する副詞のreallyがあるので、1つずつ見ていきましょう。
really appreciate your help|「本当に感謝しています」
I really appreciate your help.
「本当に感謝しています。」
ここでのreallyの使い方は、動詞を修飾する形です。appreciateは「感謝する」という動詞です。reallyを動詞の前に付けることで、「あなたの助けに本当に感謝している」というように感謝の具合を強調しています。
really good|「本当に良い」
This is really good!
「これ本当に良い!」
次は形容詞を修飾する形の使い方です。ここでのreallyはveryと同じ意味を持つので使い方も比較的簡単ですね。
「本当に良い」や「とても良い」という表現です。他にも下のようにいろいろな使い方ができます。
really tasty「とてもおいしい」
really beautiful「とても綺麗」
not really|「そうでもない」
Are you hungry?
「お腹空いてる?」
Not really.
「空いてないよ。」
ここではnotが付くことで否定形になり、自分や相手の言ったことに対して否定をする意味の表現です。「本当ではない」という意味になり、英語ではよく使われる便利な表現です。相手への返事として、not reallyの一言で使うことができます。
この使い方は、親しい間柄の友人や家族に対して使われることが多いです。
reallyの別の言い方
ここまでで、reallyの意味・発音から正しい使い方までマスターできましたね。では、実際にネイティブたちはreally以外にどのような表現を使うのでしょうか?
毎回reallyばかり使っているそこのあなた!そろそろreallyの違った言い方を覚えて、少しでもネイティブに近づきたくないですか?最後はreallyの他の言い方をご紹介します。
ネイティブが使う表現4選
Are you sure?|丁寧な言い方
Are you sure?
「本当にそうなの?」
相手が言ったことを確かめるニュアンスです。really?よりも少し柔らかい印象を与え丁寧な言い方となります。どこかに疑問を感じていたり、疑っている様子が伺えます。口語表現として、Areを省略してYou sure?と言うこともできます。
Are you kidding me?|カジュアルな言い方
Are you kidding me?
「冗談でしょ?」
kidは「冗談を言う」という意味の動詞です。比較的カジュアルな場面で使われることが多いです。しかし、話し手の口調によって、そのニュアンスは変わってきます。
例えば、日本語でも「嘘でしょ?」を怒り口調で言う時と、笑いながら言う時とでは、その意味合いが全く変わってきますよね。海外ドラマや映画でも頻繁に使われるフレーズなので、ぜひ使ってみてください!
Seriously?|便利な言い方
Seriously?
「真剣なの?」
意味はreally?と同じ「本当に?」となります。より真剣味のある聞き方として覚えておきましょう。友人たちとの砕けた言い方からビジネスシーンまで使える、まさに万能なフレーズです。
seriousは「真剣な」という意味の形容詞です。Seriously?の他にも、Are you serious?という言い方もできます。
No way.|ラフな言い方
No way.
「まさか。」
No way.はショックや驚いた時に使われる英語のスラング表現です。
スラング=若者言葉
絶対に起こりえないはずのことが起きた時によく使われます。「ありえない」や「嘘だろ」といったニュアンスで使うことができ、ラフな表現になるので親しい友人の間で使ってみましょう。
英語の本質を学んでいこう!
いかがでしたか?今回は「reallyの別の言い方」についてご紹介しました。
私たちが学校で学んできた英語表現は、決して間違いではありません。しかし、実際の会話の中では使われなかったり、相手が違和感を感じる表現が多いことも事実です。相手との良質なコミュニケーションを英語で楽しみたい方は、学校では教わってこなかった英語を学んでいく必要がありま す。
英語に限らず、言語学習に終わりはありません。これからも一緒に英語学習を楽しんでいきましょう!