
someとanyの違い・使い分けをわかりやすく解説|英語の細かい違い
someとanyを完璧に使いこなせますか?someとanyを「いくつかの」という意味でとらえるのは、今日で終わりにしましょう。実際に、この2つの単語はネイティブの会話の中で驚くほど使われています。someとany、それぞれのコアイメージをとらえ、適所に使えるようになりましょう。
someとanyの決定的な違い
みなさんは、中学校や高校でsomeとanyの違いは「文が肯定文か否定文かどうか」だけだと習いませんでしたか?
この観点で、これら2つの英語表現を使い分けることはもちろん間違いではありません。しかし、英語学習者の大半の方は他の判断要素があることを知りません。
実は、anyは「肯定文」でも使えますし、someは「否定文」や「疑問文」でも使えます。これら2つの決定的な違いは、「適量」を指すのか「1つ1つ全て」を指すのかです。someは「適量」。anyは「1つ1つ全て」を指します。
みなさんは、someとanyをどう使い分けていますか?これらの違いをしっかり説明できるように学習していきましょう!
someの意味・ニュアンス
someのコアイメージ
まず前提として、みなさんはsomeの意味を明確に説明することができますか?
「いくらかの」もしくは「いくつかの」と答えた方は特に、この記事を最後まで見る必要がありそうです。someが「いくらかの」や「いくつかの」という意味なら、説明のつかない英文が数多く存在します。
例えば、Would you like some milk?という文です。
上記の通りに和訳すると、「いくらかのミルクはいかがですか?」です。「いくらかのミルク」。。。日本語として少し違和感を感じますよね。
ここで、「いくらかのミルク」を少しわかりやすく和訳し直してみましょう。「いくらかのミルク」→「何杯かのミルク」、これで意味は通じますね。
つまり、someのコアイメージとしてあるのは「適量を表すこと」です。