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【2021年版】NIナンバー取得・申請方法

こんにちは、ガチャです。YMS(Youth Mobility Scheme≒ワーホリ)Visaで2020年9月15日からロンドンで生活しています。(当記事の執筆時点では一時帰国中)今回は「NIナンバー」の取得について。英語力に不安のあるYMS留学生なら誰しもがぶち当たる大きな壁です。取得までのステップの多さに加えて、コロナウイルスの影響で従来とは違った手続きになっているので「正確な情報が欲しい」という方が多いと思います。私自身の体験も踏まえながら詳しく書いていきます。

  1. 目次

  2. NIナンバーとは

  3. 現在の手続きと取得までにかかった時間

  4. 手続き①(窓口に電話)

  5. 手続き②(書類の書き込み)

  6. NIナンバー取得!

  7. コロナ前の手続き

NIナンバーとは

正式名称はNational Insurance Number。国民保険番号です。個人の税金や給与受け取りの管理に使用されます。イギリスで働くには、必ずこのNIナンバーを取得しなければいけません。BRPカードとは違い、「イギリスに入国してから何日以内に取得しないといけない」という期限はありませんが、申請から取得までは少し時間が掛かるので、なるべく早いアプライをお勧めします。

現在の手続きと取得までにかかった時間

現在の手続き

現在、NIナンバー取得の手続きには大きく分けて2つのプロセスがあります。

1 担当窓口に電話をして、申請書類を郵送してもらう
2 受け取った書類に必要事項を書き込んで投函する

詳しい内容は後述します。

取得までにかかった時間

1, 担当窓口に電話:10月1日
2, 申請書類が自宅に届く:10月20日
3, 必要事項を書き込んで書類を提出(ポスト投函):10月22日
4, NIナンバーが書かれた書類が自宅に届く:11月6日
(全て2020年)

私の場合、申請から実際の取得までの4ステップで合計1ヶ月以上かかりました。書類が届くのにかかる日数など人によって誤差はあるでしょうが、1,2ヶ月はかかると思った方が良さそうです。

手続き①(窓口に電話)

窓口の電話番号と営業時間

電話番号:0800 141 2075
営業時間:平日(月〜金)午前8時〜午後6時

いくつかのサイトでは、「電話がなかなかつながらない。朝いちで掛けても30分以上は待たないといけない。」などと書かれていますが、私がアプライした2020年10月時点では何時にかけてもすぐにつながりました。時期によって違うのか、コロナの影響でつながり易くなっているのか分かりませんが、そこまで時間にナーバスになる必要はなさそうです。

電話してみよう

さて、いよいよ電話です。最初は自動音声につながります。何を言っているか分からなくて大丈夫です。とりあえず「2」を押しましょう。しばらく待ちます。1,2分ほどでオペレーターが出てくれます。

"How can I help?" (要件は?)と聞かれるので、

"I’d like to apply for National Insurance Number, please"
(NIナンバーの申請をしたい)と伝えましょう。

ここから、オペレーターの質問ラッシュが始まります。

何を聞かれるの?(質問一覧と簡単な答え)


「あなたは今イギリスに住んでますか」→「Yes」
「なぜNIナンバーが必要なんですか」→「To work」
「いつイギリスに到着しましたか」→「15 September, 2020」
「過去にNIナンバーを取得したことがありますか」→「No」
「国籍は」→「Japanese」
「他に国籍は」→「No」
「ビザの種類は」→「Tier5, Youth Mobility Scheme」
「どこでビザを申請しましたか」→「Japan」
「名前は(First Name)」→「〇〇」
「苗字は(Last Name)」→「〇〇」
「生年月日は」→「〇〇,〇〇,1994」
「結婚していますか」→「No」
「住所は」→「〇〇,〇〇〇〇,London」
「電話番号は」→「078〇〇〇〇〇〇〇〇」
「パスポートナンバーは」→「〇〇〇〇〇〇〇」
「ビザの期限は」→「Until 19 Jun 2022」


私はいろいろあってこのやり取りを5回くらいしたんですが、聞かれる内容と順番はどのオペレーターでもほぼ変わらず上に書いた通りでした。
(BRPカードを持っているか?ミドルネームはあるか?みたいな事を聞かれた人もいるみたいです)

全ての質問に答えると、
「OK、じゃあ申請番号を言うからメモしてね!」(11桁の数字)
「レター(申請書類)は約1週間であなたの家に届きます。その後審査が完了し、あなたの元にNIナンバーが届くのまでは約2ヶ月かかります。」
という説明を受けて電話は終了。スムーズにいけばだいたい5分くらいのやり取りです。

筆者の場合

とまぁ簡単に書きましたが、私もこの電話、めちゃくちゃ緊張しましたし、何度も失敗しました。


オペレーター:「Have you #$0$##” P#0-- ?」
筆者:「Sorry?」
オペレーター:「Have you #$0$##” P#0-- ?」
筆者:「……,Could you say that again?」
オペレーター:「Have you #$0$##” P#0-- ?」
筆者:「……(やばい全然分からん)」
担当者:「See you」
プツッ。ピーピーピー。
筆者:「はぁ。。。。」


ネットに書いてある「聞かれることリスト」とそれに対する回答を手元に置いて電話しても、こんな感じでした。
オペレーターによって当たり外れもあります。聞き取りにくい発音の人、愛想が悪くてすぐに切ってしまう人もいます。反対に、何度同じ間違いをしても優しく聞いてくれる人もいます。
初めから上手くいくか分かりませんが、しっかりとした準備と諦めない(凹まない)心を持って電話しましょう。

今は受付してくれないって本当?

Twitterで「NIナンバー」と検索すると、「受付がクローズしていて今は申請できないと言われた」という内容を目にします。私もこれ、実際に言われました。
「ごめん。今はコロナの影響でJobセンターが閉まっているから無理なんだよ。数週間待ってまたかけてきてね。」と。
結論から言います。受付はクローズしていません。申請できます。(2021年2月時点)
このように言われるのは、質問に対する答えを間違えたか、オペレーターが英語ができないあなたとのやり取りに面倒くさくなってそういう対応をしたか、どちらかです。諦めずに、何度でもチャレンジして下さい。

手続き②(書類の書き込み)

この電話さえ成功すれば、あとはもう少しです。2週間ほどで、電話で伝えた住所に申請書類が届きます。封筒内には申請書類の他に、説明書きと記入例が書かれた紙と返送用の封筒も同封されています。返送には約3週間の期限が設けられています。書類が手元に届いたら、なるべく早く記入して返送しましょう。ちなみに返送用の封筒は切手不要です。そのままポストに投函すればオッケー。

書類への書込み

書類への書き込みは、同封されている記入例に従って必要な項目にチェックを入れたり、書き込んだりするだけ。そんなに難しいことはありません。以下の写真は私が記入した書類の完成形です。空欄部分は「過去に違う名前だったか、結婚しているか」など、私には該当しない箇所なので空けたままになっています。質問を確認しながら確実に記入しましょう。

申請に必要なモノ

書き込んだ書類に加えて、

・パスポートの顔写真ページ
・パスポートのVisaページ
・BRPカードの裏表両面

のコピーを同封します。パスポートの入国スタンプが押されたページも必要とされていますが、いりません。そもそも私は自動ゲートから入国したのでパスポートにスタンプがありません。少し不安でしたが、問題なくNIナンバーが届きました。

NIナンバー取得!

ポスト投函から約2週間後、ついにNIナンバーが届きます。

カードのような形で届くのではなく、紙にナンバーが書かれているだけです。用紙自体も無くさないように保管しましょう。
とまぁ、ここまで来てようやくNIナンバー取得の手続きは終了です。
異国の地で、苦手な英語で挫けず電話をかけて、しっかりと手続きを完結させた自分を褒めてあげましょう。

コロナ前の手続き

このNIナンバー取得のプロセスはコロナ前後で大きく変わっています。
コロナ前は、

・電話で面接予約
・対面の面接
・NIナンバーが届く

という形だったようです。今の方がまだマシですね。笑
申請の方法等は英国での感染状況などで今後も変化するかもしれません。詳しくはGOV.UK(英国政府HP)の該当ページを確認して下さい↓↓

英国政府HP: Apply for a National Insurance number

最後に

晴れてNIナンバーをゲットしたあなたは、立派なYMS留学生の一員です。これから仕事をしたり、語学学校で学んだりしながら、「あぁ、あの電話1つでバカみたいに緊張していた頃が懐かしいなぁ」なんて感じる日も遠くないでしょう。

銀行口座開設、オンライン在留届をまだ済んでない方はこちらの記事をぜひご覧ください!

私、ガチャの物語もまだまだ続きます。乞うご期待。

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