【3分でわかる】boredとboringの違い | 英語の細かい違い
簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する「今日からネイティブ英語」。ライターはToyaさんは、大学卒業後、オーストラリアでサッカー選手として活躍。 帰国後、InstagramやYoutube、TikTokを通して英語学習コンテンツの発信をスタート。 現在では、総SNSフォロワー数28万人越え。 また、英語学習を習慣化するためのオンラインサロンLEARNING ZOOを立ち上げ、自然と学習へのモチベーションが高まるようなコンテンツを発信・定期的なイベントなども企画しています。
boredとboringの違いとは?
これらはどちらとも「退屈な様子」を表す形容詞です。しかし、「何が退屈なのか」によって正しく使い分ける必要があります。
boredは、「自分の気持ちを表現する」時に使うことができます。「◯◯によって退屈にさせれている」=「〜はうんざりする」というように、受け身のニュアンスを含みます。
boringは、「人やもの、ある現象のつまらなさを説明する」時に使うことができます。例えば、I'm boring.と言ってしまうと「私はつまらない人だ。」というように「私」自体を退屈なものと説明していることになってしまうのです。実際の例文でこれら2つの違いをみてみましょう。
【A】
I'm bored.
「私はうんざり(退屈)してるよ。」
【B】
The movie is boring.
「その映画はつまらない。」
Aは、「自分の感情」を表現している文です。Bは、物(その映画)に対して「つまらないもの」と説明していますね。下記で詳しく解説します。
それぞれboreの派生
これら2つの元々の語源となっている英単語は、boreという動詞です。boreは目的語(何に対して「退屈」なのかを表す)を必要とする他動詞であり、「〜をうんざりさせる」や「〜を退屈にさせる」という意味を持ちます。他動詞は動詞の後ろに名詞(me, him, her, themなど)をとります。
His lecture bored me.
「彼の講義には退屈した。」
このように、「〜を退屈にさせる」という意味のboreには何かに対して力を働きかける役割があります。これは他動詞の特徴なので、しっかり整理しておきましょう。
boredの意味・使い方
boredは、「退屈な」や「つまらない」という意味の形容詞です。「〜によって退屈にさせられる」という受け身のニュアンスがあるので、boredの前にはbe動詞がきます。「〜に退屈している」と表現する際は<be動詞+bored+of+名詞>で表します。
boredの例文
I'm bored of this movie.
「この映画はつまらないよ(飽きたよ)。」
this movie「この映画」によって「退屈にさせられている」という受け身のニュアンスですね。「退屈にさせられている」=「退屈だ」と受け取ることができます。このように、boredは「自分の感情」を表します。
I'm bored with TV.
「テレビには飽きた。」
bored withでも「〜に飽きた」と表すことができます。
I'm tired of TV.
「テレビには飽きた。」
「〜に飽きた」で覚えておきたい言い方で、tired ofがあります。頻出フレーズなので、一緒に覚えておきましょう。
boringの意味・使い方
boringは、人やものに対して「退屈だ」と説明する形容詞です。冒頭でも述べたように、「自分の感情」を表す英語表現ではありません。他のものや人に対して「◯◯はつまらない!」と発する出し手(能動態)のイメージですね。「つまらない◯◯」というように名詞を説明する際は、boringのあとに名詞がきます。
boringの例文
I watched a boring movie.
「私はつまらない映画を観た。」
movie「映画」についてboring「つまらない」と説明していますね。このようにboringは、どのようなものなのかを表しています。
I met a guy at the party, but he was really boring.
「パーティーで男の子に会ったんだけど、めっちゃおもしろくなかったの。」
残念ながら、パーティーで会った男の子はつまらなかったようですね。何度も言いますが、「自分の感情」を説明する英語表現ではないので、意味を混同しないように注意しましょう。
まとめ
Being bored is boring.
「退屈でいることはつまらない。」
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