#06 英語の副詞とは?位置とその使い方|中学英語の文法
中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「副詞」を学習していきます。
英語の副詞とは
副詞とは、名詞以外をくわしく説明する語です。
副詞は、動詞、形容詞、副詞、文全体をくわしく説明する語。日本語で言う、「とても」とか「かなり」にあたります。
副詞の例
very とても
well よく
now いま
always いつも
上の文は、"He is an interesting person."「彼はおもしろい人です。」を「彼はとてもおもしろい人です。」とよりくわしく説明しています。どのくらいおもしろいのかを説明するために「とても」の意味の副詞veryが使われています。
人(名詞)を説明する語は、形容詞interesting「おもしろい」。おもしろさ(形容詞)をよりくわしくした語が副詞very「とても」です。
副詞の使い方・位置
副詞は、「文のはじめ・文のなか・文のおわり」の3つの場所に置かれることが多いです。副詞には規則性があるので話し手や文脈の意図からこれは副詞かも?と感覚的にわかるようになれます。
形容詞を修飾する副詞
形容詞をよりくわしく説明する場合は、副詞を形容詞の前に置きます。「どのくらいおもしろいのか」、「どれほど早いのか」、「どれだけ良いのか」を副詞を使って表現することができます。
とてもおもしろい
interesting → very interesting
とても早い
fast → very fast
本当に良い
good → really good
動詞を修飾する副詞
動詞をよりくわしく説明する場合は、副詞を動詞の後に置きます。「どのように歩くのか」、「どれくらいで食べるのか」、「どんなふうにおどるのか」を副詞を使って表現することができます。
気をつけて歩く
walk → walk carefully
ゆっくり食べる
eat → eat slowly
かんたんにおどる
dance → dance easily
副詞を修飾する副詞
副詞は副詞を修飾することもできます。副詞をよりくわしく説明する場合は、副詞をその副詞の前に置きます。「どのくらい気をつけるのか」、「どれだけゆっくりか」、「どれほどかんたんか」を副詞を使って表現することができます。
かなり気をつけて歩く
walk very carefully
とてもゆっくり食べる
eat vey slowly
本当にかんたんにおどる
dance really easily
文全体を修飾する副詞
文全体をよりくわしく説明する場合は、副詞を文のはじめに置きます。副詞をうまく使うことで、文にメリハリをつけることができます。
実は、犬を飼っている。
Actually, I have a dog.
特に、ラーメンが好きです。
Especially, I like Ramen.
ようやく、家に着いた
Finally, I arrived home.
*Finally ようやく、やっと、ついに
英語の副詞の種類
他にも英語の副詞にはたくさんの種類があります。副詞を使いこなすことができれば、会話に奥深さを出すことができます。今回はかんたんに頻度・時・場所を表す副詞を見ていきます。
中学英語の副詞だけでも、使いこなせるようになりましょう!
頻度を表す副詞
sometimes ときどき, always いつも, often しばしば
頻度を表す副詞は、一般動詞の前に置き、be動詞の場合はbe動詞の後に置くことがほとんどです。
私はいつも朝食を食べます。
I always have breakfast.
彼は時々遅刻します。
He is sometimes late.
時を表す副詞
today 今日, yesterday 昨日, now 今, then そのとき, soon すぐに
時を表す副詞は、文のおわりに置くことがほとんどです。
私は今、食事をしています。
I'm eating now.
私は昨晩、映画を見ました。
I watched a movie yesterday.
場所を表す副詞
here ここで(ここに), home 家で(家に), there そこで(そこに)
「~で」「~に」等の場所を表す副詞は、同じく文のおわりに置くことがほとんどです。
私の母はここにいます。
My mother is here.
さくらは家に帰りました。
Sakura went home.
形容詞・副詞の見分け方
前回の記事で紹介したとおり形容詞は名詞のみを修飾します。一方で副詞は、名詞以外を修飾するときに使われます。
他の見分け方として、中学校の英語では習いませんが形容詞と副詞の語尾には規則性があり、その方法で見分けることもできます。
形容詞の語尾に-lyがつくと副詞になる例をいくつか紹介します。