#10 助動詞とは?中学校で習う助動詞の一覧と使い分け|中学英語の文法
中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「助動詞」を学習していきます。
英語の助動詞の意味とは?
動詞によりくわしい意味を付け加える語
漢字の通り、動詞を助ける役割を果たします。動詞は「〜する」という意味ですが、それに様々な意味を付け加えることができるのが助動詞です。
「〜できる(助動詞can)」+「〜する(動詞)」=「〜することができる」になります。表現したい内容によって使う助動詞を変えましょう。
助動詞の使い方
動詞の前に助動詞を置く
助動詞の使い方はとてもシンプルです。使いたい助動詞を動詞の前に置きます。ここでの注意点は、助動詞の後の動詞はいつも動詞の原形を使います。
また、主語によって動詞の形は変わりません。三人称単数の場合、動詞に-sなどは付かず、hasもhaveになります。助動詞の文は、いつも 「助動詞 + 動詞の原形」と覚えておきましょう。
助動詞の否定文の作り方
notを助動詞の後に置くことで、否定文になります。
助動詞の疑問文の作り方
助動詞を主語の前に持ってくることで、疑問文になります。
絶対に覚えよう!
助動詞の後の動詞はいつも原形
中学校で習う助動詞の一覧
助動詞canの意味
「〜することができる」可能性の意味を付け加える
「〜することができる」という文を作る時、canを動詞の前に置きます。
I can play the piano.
「ピアノを弾 くことができる。」
canの否定文
canの否定文はcanのあとにnotをいれます。
「〜ができない。」「〜はできません。」と表現する場合は、助動詞canのあとにnotをおきましょう。
can not で「〜ができない。」という意味を表すことができます。またcan notをcan’tと短縮することもできます。
canの疑問文
canの疑問文はcanを一番前に持ってきます。canを使って「〜できますか?」と質問する場合、canを一番前に持ってきて疑問文にします。
ピリオドがクエスチョンマークに変わることやcanがCanに変わることなど基本的なことも忘れないようにしましょう。
be able to
be able toはcanと同じように「〜することができる」という意味で使うことができます。
また、文法上be able toしか使えない場合もあります。
1, 不定詞と一緒に使う場合。
私はピアノをひけるようになりたい。
○ I want to be able to play the piano.
× I want to can play the play the piano.
to不定詞の後は動詞の原形になります。どの助動詞もこのような使い方は絶対にできません。
2, 助動詞と一緒に使う場合。
私は明日ピアノをひくことができます。
○ I will be able to play the piano tomorrow.
× I will can play the piano tomorrow.
助動詞を2つ続けて使うこともできません。このようにbe able toを使うことでより詳しい意味合いを伝えることができます。
canの過去形could、canとbe able toの違いについては、こちらの記事でくわしく紹介しています。
助動詞willの意味
「〜するでしょう」未来の意味を付け加える
英語のwillは「〜します」と今決めた意志を表したり、「〜でしょう」と未来に起こりそうなことを予想する時に使います。
It will rain soon.
「もうすぐ雨が降るだろう。」
willの使い方のくわしい内容は、以下の記事をご覧ください。
助動詞mustの意味
「〜しなければならない」義務の意味を付け加える
「〜しなければならない」と強い義務を表現する時、mustを動詞の前に置きます。
I must study hard.
「熱心に勉強しなければならない。」
mustと同じく「〜しなければならない」の意味を持つ表現がhave toです。
have to
have toは「〜しなければならない」という意味ですが、mustのように強い義務はありません。
I have to study hard for the exam.
「私はテストに向けて一生懸命勉強しなければならない。」
自分自身で「勉強しなければいけない」と思っている状況で使えます。
You must study hard for the exam.
「あなたは、一生懸命勉強しなければならない。」
命令で勉強しなければならない状況です。このようにmustとhave toでは、must > have toが意味の強さになります。
否定文|don't have to
have toの否定文はhave toの前にdon’tをいれます。「〜しなくてもよい。」「〜する必要はない。」と表現する場合は、have toの前にdon’tを おきましょう。
否定文|must not
「〜してはいけない。」と禁止の表現をする場合はdon’t have toではなくmust notを使います。don’t have toはやわらかく「〜しなくてもよい」、must notは強く「〜してもいけない」と否定します。
must notもmustn’tと短縮することができます。
疑問文|〜しなければならないですか?
「〜しなければならないですか?」と相手にたずねる場合は一番最初にDoを持ってきます。疑問文ではmustではなく、have toを使いましょう。
助動詞shouldの意味
「〜するべきだ」義務の意味を付け加える
「〜するべきだ」と軽い義務、または提案を表現する時、shouldを動詞の前に置きます。
You should study hard.
「君は熱心に勉強するべきだよ。」
shouldの否定文
「〜するべきでない」と軽い命令の表現をするときはshouldのあとにnotをおきます。
should notはshouldn’tと短縮することできます。
shouldの疑問文
「〜するべきですか?」と相手にたずねる場合はshouldを一番前にもってきましょう。
助動詞mayの意味
「〜かもしれない」推量の意味を付け加える
中学校で、mayはまず疑問文から学ぶかと思います。本来mayには「〜かもしれない」という推量の意味があります。疑問文May I ~?で「〜してもいいですか?」と許可を求める文を作ることができます。
He may play the piano
「彼はピアノを弾くかもしれない。」
May I use your pen?
「あなたのペンを使ってもいいですか?」
助動詞might
mayと同じ意味で「〜かもしれない」
mightはmayの過去形です。mayとmightの違いは「かもしれない」の可能性です。
We may go to the park after dinner.
「私達は夕食の後、公園にいくだろう。」
どこかの場所に行ったり、確信はないがその出来事が高い可能性で起こる場合にmayが使われます。
I might win the lottery.
「宝くじに当たるだろう。」
* win the lottery 宝くじにあたる
宝くじに当たる確率はかなり低いようにその出来事は起こらない、また起こる可能性がかなり低い場合にmightは使われます。
助動詞shallの意味
「〜しましょう」提案の意味を付け加える
助動詞shallは「〜しましょう」という提案の意味を動詞に付け加える働きをします。