#16 英語の動名詞とは?不定詞との違いと見分け方|中学英語の文法
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#16 英語の動名詞とは?不定詞との違いと見分け方|中学英語の文法

中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「動名詞」を学習していきます。

英語の動名詞とは?

動詞(ing形)

英語の動名詞は、動詞を「ing形」にして「〜すること」という意味を表すことができます。例えば、動詞walk(歩く)を動名詞<動詞 + ing>にすると、walking(歩くこと、歩いていること)になります。

「〜すること」というのは名詞の役割と同じです。動詞を名詞のはたらきにすることから動名詞と言われています。

動詞の「ing形」は、進行形で使う形と全く同じです。作り方はこの記事で学べるので、忘れた方は復習しましょう。

動名詞は主語になる

前回の不定詞も文の中で主語になると学びました。動名詞も同じはたらきをします。

Becoming a teacher is my dream.
「先生になることは私の夢です。」

この文は、以下の順番でもOKです!

My dream is becoming a teacher.
「私の夢は先生になることです。」

動名詞を文の中で主語として使いこなせると、いろんな表現ができます。

I think learning new languages is not very easy.
「新しい言語を学ぶことはそんなに簡単ではないと思う。」

動名詞を使った主語は、名詞の単数形として扱います。areではなくis、または動詞にsをつけて使いましょう。

動名詞を使った主語は、名詞の単数形として扱う

前置詞のあとは動名詞?不定詞?

動名詞は前置詞のあとに置けますが、不定詞は置けません。

前置詞のあとは動名詞?不定詞?

他にも前置詞と動名詞を使った例文をあげておきます。

Let’s finish our homework before going home!
「家に帰る前に、宿題を終わらせよう!」

I bought a new notebook for studying English.
「英語を勉強するための新しいノートを買った。」

動名詞と不定詞の違いって?

動名詞は「〜すること」という意味を表しますが、不定詞は「〜すること」の他に「〜するための」や「〜するために」などを表します。 不定詞は前回の記事で詳しく紹介しています。

動名詞をとる動詞

動詞の目的語に、動名詞をとる動詞と不定詞をとる動詞があります。動名詞(~ing形をとる動詞)でよく使われる<動詞+動名詞>の組み合わせを紹介します。

like + ~ing 〜することが好きだ。
enjoy + ~ing 〜することを楽しむ。
keep + ~ing 〜することを続ける。
finish + ~ing 〜することを終える。
stop + ~ing 〜することをやめる。

動名詞と不定詞の関係・見分け方

動名詞(~ing形)と不定詞(to do)はどちらも「〜すること」という名詞と同じはたらきをします。しかし、動詞には「動名詞か不定詞のどちらか一方しか使えない動詞」と「どちらも使える動詞」が存在します。

動名詞しか使えない動詞一覧

enjoy ~ing (✗ enjoy to do)
finish ~ing (✗ finish to do)
stop ~ing (✗ stop to do)
keep ~ing (✗ keep to do)
mind ~ing (✗ mind to do)
give up ~ing (✗ give up to do)
put off ~ing (✗ put off to do)

どちらも使える動詞

動名詞、不定詞のどちらも使える動詞にはルールがあります。かんたんに見ていきましょう。

動名詞は過去のことを表します。
過去の出来事、事実の時に使われます。

不定詞は未来のことを表します。
未来の出来事、意思の時に使われます。

(1) I remember going to Sakura’s house.
私はさくらの家に行ったことを覚えている。

(2) I remember to go to Sakura’s house next Sunday.
私は来週の日曜日に、さくらの家に行くことを覚えている。

(1)のgoingは過去の出来事、(2)のto goは未来の出来事を表現しています。

どちらを使っても意味が変わらない動詞

動名詞、不定詞のどちらを使っても意味が変わらない動詞も存在します。like, startなどはどちらを使っても意味は変わりません。

(1) I like reading books.
(2) I like to read books.

(1)、(2)どちらも「私は本を読むことが好きです。」になります。

動名詞をとる動詞、動名詞・不定詞どちらも使える動詞、しっかり見分けられるようになりましょう。

否定形|動名詞

not + 動名詞(~ing形) 

動名詞の否定文は、<not + 動名詞(ing形)>の順番です。例文を見て動名詞は文のどの部分を否定しているのかを確認していきましょう。

(1) I don’t regret playing tennis.
(2) I regret not playing tennis.
*regret 後悔する

(1)私はテニスをしたことを後悔していない
(2)私はテニスをしなかったことを後悔している。

(1)はregretに否定がかかっていますが、(2)はplayingの動名詞に否定がかかっています。notの位置で訳が全くことなるので気をつけましょう。

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