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#13 「早く」って英語で? | ネイティブフレーズ

大学卒業後、サッカー選手としてオーストラリアへ留学し、実際にネイティブのプレーヤーたちに混じりながら海外生活を送っていた経験を活かし、現在は日本国内でオンライン英会話講師として活動しているToyaさん。開設からわずか6ヶ月で、すでに3000人のフォロワーをもつInstagram「英語学習コーチTOYA」では、”学校では教えてくれない英語表現”や”実践率100%の瞬間英作文”を毎日配信中。簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する新連載「今日からネイティブ英語」

  1. 目次

  2. 「早く」って英語で使い分けられてる?

  3. ネイティブフレーズ13選

  4. 「早く寝たい、観たい」と「速く動く、泳ぐ、食べる」との使い分け

「早く」って英語で使い分けられてる?

こんにちは、ライターのとーやです。「今朝は早く起きた」「彼は走るのが速い」という表現。日本語でも、私たちは「はやく」という意味を場合に応じて使い分けなければいけません。

それは英語でも同じです。英語で「はやく」という表現は様々です。みなさんは、この「はやく」という表現を状況に応じて上手く使い分けられていますか?

いきなりですが、問題です。

  • A : 「会議は10分早く始まった。」

  • B : 「早く、早く!」

あなたは、このA・Bを正しく英語で言えますか?正解は下記の通りです。

  • A : The meeting started 10 minutes earlier.

  • B : Hurry up!

みなさんの知っているearlyの比較級earlierが使われてますね。話の内容によって、適切な表現方法を使うことはとても大切です。

私たちが学校で習ってきた「はやく」という表現はいくつかあります。しかし、ネイティブたちはどのようにこれらを使い分けているのでしょうか?

今回は、実際に英語圏の国々で使われている「はやく」を表すネイティブフレーズをご紹介します。

ネイティブフレーズ13選

  1. ネイティブフレーズ13選

  2. ASAP : as soon as possible|「できるだけ(なるべく)早く」

  3. I want to do it right now.|うずうずする時の「早くしたい。」

  4. Hurry up.|急かしている時の「もっと早くしなさい。」

  5. at the earliest|見積もって「早くて〜です」

  6. Get well soon.|「早く良くなってね。」

  7. as soon as you can.|急いでほしい時の「少しでも早くしてほしい」

  8. I went to bed early last night. |「昨夜は早く寝たよ。」

  9. I woke up early this morning.|「今朝は早く起きたよ。」

  10. Shake it up!|ネイティブっぽい「はよ!」

  11. this soon|驚きの「こんなに早く」

  12. Chop-chop!|ノロノロしている人に向かって「早く、早く!」

  13. I want to be better at English soon.|「早く英語を話せるようになりたい。」

  14. If you don’t hurry|やばい時の「早くしないと」

ASAP : as soon as possible|「できるだけ(なるべく)早く」

  • I will finish this job ASAP.

  • 「できるだけ早くこの仕事を終わらせるよ。」

ASAPはas soon as possibleの頭文字を省略した表現です。特に、ビジネスシーンで頻繁に使われる表現です。日本語で、「できるだけ早く」や「なるべく早く」というニュアンスで使います。

I want to do it right now.|うずうずする時の「早くしたい。」

  • I want to play soccer right now.

  • 「今すぐにでも(早く)サッカーがしたい。」

何かしたいことがある時。「今すぐにでも(早く)〜をしたい」というニュアンスで使えるフレーズです。do itを違う単語に置き換えることで、様々な表現ができます。

Hurry up.|急かしている時の「もっと早くしなさい。」

  • Hurry up, or you will be late!

  • 「早くして、遅れるよ!」

相手に急ぐよう促す時。Hurry up.を使うことで、相手を急がせることができます。ある一定の時間に遅れないよう、慌てている状態を表します。

ここでのorは「さもないと」という意味で使われています。くわしくはこちらの記事をご覧ください。

命令文の作り方と例文、命令文 + or, and|中学英語の文法

at the earliest|見積もって「早くて〜です」

  • I can get back to you sometime this week at the earliest.

  • 「早くても今週中に返事します。」

「早くて今週中です」という表現。あなたは英語で何と言いますか?文の最後にat the earliestを付け加えることで「早くて〜」を表すことができます。earliestはearlyの最上級ですね。

Get well soon.|「早く良くなってね。」

  • Get well soon.

  • 「早く良くなってね。」

体調を崩してしまった相手に、「早く良くなってね(お大事に)」と言いたい時に使える表現です。

Take care.も「お大事にね」という似た意味を持ちます。合わせて覚えておきましょう。

  • Take care.

  • 「お大事に。」

as soon as you can.|急いでほしい時の「少しでも早くしてほしい。」

  • Can you please come to my house as soon as you can?

  • 「できるだけ早く家に来てくれない?」

as soon as you can.は上記のASAPと似たような意味を持ちます。possibleをyou canに置き換えただけの表現です。「あなたが可能な限り早く」というニュアンスで使うことができます。

I went to bed early last night.|「昨夜は早く寝たよ。」

  • I went to bed early last night.

  • 「昨夜は早く寝たよ。」

中学英語の基礎となる単語なので、多くの方はご存知かと思います。earlyは「時間的に早い」という意味で使います。いつもより少し早い時間帯に何かをした時に使える便利な表現ですね。

I woke up early this morning.|「今朝は早く起きたよ。」

  • I woke up early this morning.

  • 「今朝は早く起きたよ。」

先程の文と同様、こちらも「時間帯が早い」意味を表します。earlyは、RとLの音が入っているのでとても難しい発音です。しっかり練習して正しく発音したいですね。

Shake it up!|ネイティブっぽい「はよ!」

  • Shake it up!

  • 「はよ!」

Hurry up.と同じようにこちらの表現も相手を急がせる表現です。Shakeは「振る」という意味の動詞です。「振って動かして」=「急いで」という意味を表します。

学校ではなかなか教わらないまさにネイティブっぽい言い回しですね。

this soon|驚きの「こんなに早く」

  • I’m happy to see you this soon.

  • 「あなたにこんなに早く会えて嬉しい」

自分が思ってたよりも早くに◯◯が起きた時。文の最後にthis soonを付け加えると「こんなに早く」と表現できます。

Chop-chop!|ノロノロしている人に向かって「早く、早く!」

  • Chop-chop!

  • 「早く、早く!」

Chop-chop!で「急いで!」や「早くして!」といったように相手を急かせることができるフレーズです。

私が海外留学中、大人が小さい子どもに言っているのをよく耳にしていました。大人同士で使うと、少し面白おかしくふざけている感じになります。

I want to be better at English soon.|「早く英語を話せるようになりたい。」

  • I want to be better at English.

  • 「早く英語を話せるようになりたい。」

「〜になりたい」はwant to be ~を使って表すことができます。上記でも紹介したsoonは「今すぐ」や「まもなく」というように「早く」を意味する副詞です。

以下のような文もいいですね!

  • I want to get better at English as soon as possible

  • 「できるだけはやく英語を上達させたい。」

If you don’t hurry|やばい時の「早くしないと」

  • If you don’t hurry, you will be left behind.

  • 「早くしないと置いていかれるよ。」

「早くしないと」はifを使って「もし早くしなければ」という意味で表現できます。hurryは「急ぐ」という動詞です。上記で紹介したHurry upとセットで覚えましょう。

「早く寝たい、観たい」と「速く動く、泳ぐ、食べる」との使い分け

ここまでで説明したように「はやく」という意味の表現方法は様々です。今回の記事で、これらを正しく使い分けることができるようになりましたよね?改めてここでまとめてみましょう。

  • 時間の早さを表すのは、early

  • 速度の速さを表すのは、fast

  • 現在を軸として近い将来のことを表すのは、soon

  • fastとsoon2つの意味を持つのは、quickly

「早く寝たい」は英語で何と言いますか?

  • I want to go to bed early.

「速く泳ぐ」は、英語で何と言いますか?

  • I swim fast.

「はやく」にはいろいろな表現方法があるため、複雑に考えてしまいがちです。しかし、今回のように1つ1つ正しく理解していればもう大丈夫です。忘ないためにも、実際の会話で使ってアウトプットしていきましょう。

早く英語を話せるようになりたくないですか?

いかがでしたか?今回は「早く」の英語表現についてご紹介しました。英語は1つの単語で複数のニュアンスを持つ言語です。日本語のように、「A=B」というように意味が直結しない場合があります。

1日でも早く、理想のあなたに近づくためにこれからも一緒に英語学習を楽しんでいきましょう!

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