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日本出国とイギリス入国|こんな時代の留学

こんにちは、ガチャです。YMS(Youth Mobility Scheme≒ワーホリ)Visaで2020年9月15日からロンドンで生活しています。3記事目のテーマは「日本出国とイギリス入国」。1、2本目の続きのおはなしです。

  1. 目次

  2. 出国までの日々

  3. 日本出発

  4. イギリス入国

  5. ついにロンドンでの生活がスタート

出国までの日々

まず初めに、時間軸のおさらいです。(全て2020年)
・大阪のVisaセンターにパスポートを提出→3月16日
・当初の入国予定日→4月11日
・パスポート返却→7月1日
・日本出国→9月14日
・イギリス入国→9月15日


従来の予定では2020年4月にイギリスへ渡るはずだった筆者ですが、コロナウイルスの影響でそのプランが崩れてしまいました。イギリスを含めた欧州各国は3月下旬からロックダウンに突入。その後すぐに日本でも緊急事態宣言が発令されました。当然Visaセンターもクローズです。パスポートすら返ってこない期間も長く、出国までの日々を不安な気持ちで過ごしました。というところからが今回の物語です。

空白の3ヶ月半

パスポートの提出から返却までの期間は約3ヶ月半。Visaセンターからは、英文で「パスポートはちゃんと預かっているから心配しないでね」というメールが届いただけでした。
他のアナウンスは無しです。ロンドンでの2年間に胸を躍らせていた頃からは一転。先の見通しが全く立たない状況に陥ってしまいました。
「いつになったら行けるのか」「そもそもVisaの権利は?というかパスポートはいつ返ってくるの?」「もう留学は諦めて、日本で他の仕事を探すべきなのか?」。不安な気持ちとモチベーションの低下は比例するように大きくなっていきました。日本にいるうちにできることをしよう!という気持ちはありましたが、英語の勉強も捗りません。

パスポート返却から出国の準備

そんな長く辛い「自粛期間生活」も限界を迎えようとしていた7月1日。何の予兆も無く、突然パスポートが返ってきました。パスポートには、しっかりとTier5(Youth MobilityScheme≒ワーホリ)のVisaが!! 諦め半分だった部分もあったので、素直にとても嬉しかったのを覚えています。
そこからは怒涛の日々でした。まずは日程を決めるところから、航空券や家の手配まで。
出国に伴う役所手続きなども合わせると、パスポート返却から日本を経つまでの2ヶ月半はかなりバタバタした覚えがあります。そんなこんなで荷物のパッキングも無事終了。最後は友人に送別会を開いてもらい、いよいよイギリスに向かいます。

日本出発

羽田空港

羽田発、ドーハ経由のヒースロー空港行き。カタール航空の便でトランジットも合わせると約22時間の長旅です。羽田出発の約3時間前、日本時間の18時半ごろには空港に到着。
最後に日本食でも食べてから行こうと思っていたのですが、空港内のショップはコンビニを除いて全てクローズしていました。これもコロナの影響。確かに、ターミナルの中はガラガラでした。チェックインと出国手続きを済まして、いざ飛行機に乗り込みます。
ちなみに、この時期は日本出国やイギリス入国に際してPCR検査の陰性証明などは必要ありませんでした。

飛行機

飛行機の中では、食事時以外全ての時間でフェイスガードとマスクの着用が義務付けられました。寝苦しかったですが、3人がけのシートに私だけという状況もあって、比較的快適でした。ドーハまでは約11時間。乗り継ぎも問題なく済ませました。そこからさらに約7時間のフライトを経て、いよいよロンドンはヒースロー空港に到着!!

イギリス入国

入国審査

さて、空港に着いて、あとはImmigration(入国審査)でVisaにスタンプを貰えれば無事入国です。ただ、ここで私は大失態を犯してしまします。

なんと、自動ゲートを通って入国してしまったのです。

日本のパスポート所持者は、わざわざ行列がある有人ゲートを通る必要なく、自動ゲートでさっとイギリスに入国できます。ただ、私のVisaの場合は有人ゲートを通ってVisaにスタンプを押してもらう必要がありました。エージェントにも、「ヒースローに着いたら有人ゲートでスタンプ貰ってくださいね」とあれだけ言われたのに。。。
説明が難しいんですが、要するに私は「あれだけ苦労してゲットしたVisaを使用せずに、普通の旅行者としてイギリスに入国してしまった」ということです。日本人はVisa無しでも最大6ヶ月間イギリスに滞在できます。しかし私は2年間滞在する権利と仕事ができる資格を保持できるVisaを捨てて、ただの旅行者としてイギリスに入国してしまったのです。
言い訳をすると、空港職員が私のパスポートを見て「お、お前は日本人か。じゃああっち(自動ゲート)で大丈夫だぞ」と言ってきたんです。ただ、本来であれば私は「いや、俺はTier5のVisaだからスタンプが必要なんだ。サンキューな」と言って有人ゲートの列に並ぶべきだったんですが。

自動ゲートを通った瞬間思いました。「あ。やっちゃった」。
いやいや、やばいやばいやばい。
一瞬頭が空っぽになりました。

近くにいた職員に、「I want a stamp!!」と懇願しましたが、当然取り合ってくれません。Google翻訳を使って、「ミスって自動ゲートを通っちゃったんだけど、おれのVisaはスタンプが必要なんだ。何とかならないか?」と訴えますが、答えはノー。それどころか、ゲートの後ろで長い時間ウロウロしていたので「早くどっか行け!!」と怒鳴られてしまいました。

あ、終わった。あれだけ「おれ、英語ペラペラになって帰ってくるぜ」と言って友達や家族に見送ってもらったのに。入国ミスでVisaの権利も失ってすぐに日本帰国。もう目の前が真っ暗になりました。エージェントにも電話しましたが、なんともなりません。

それでも諦めることが出来なかった筆者。もう一度有人ゲートまで戻り、つたない英語でいろんな職員に「話を聞いてくれ。とにかくスタンプが必要なんだ。なんとかしてくれ」

と訴えます。
ほとんどの職員に無視される中、1人が「わかった。ここで待っておけ。」と。5分ほど待つと、歳をとった、いかにも「上の地位」っぽいおじさん職員が私に話しかけてきました。

"Look at this one. Do you understand? You don’t need a stamp. Get away."
「これを見ろ。意味がわかるか?お前のVisaにスタンプは必要ない。はやくどっか行け」

あれ。これって大丈夫ってこと? Tier5のVisaでも、スポーツ選手や芸術家としての証明が必要な人以外は、スタンプはいらないってこと?

その後調べたんですが、ここ数年で入国審査が簡略化されたことで、私のVisaでも基本的にはスタンプは不要で、自動ゲートを通って入国しても問題ないようです。

とまぁこれで一安心。正直、人生で最も焦った1時間でした。

ついにロンドンでの生活がスタート

コロナによる延期や入国時のハプニングはありましたが、なんとか無事にイギリスに入国できた筆者。ここからいよいよ、お話の舞台がロンドンに移ります。
次回以降もお楽しみに。

次回2話は渡英後の事務手続きをまとめた記事になります。

ロンドンでの生活の続きはSTORY06からです!

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