#31 間接疑問文とは?例文でわかりやすく説明|中学英語の文法
中学英語の文法は英語の基礎です。中学校で学ぶ文法、単語を使いこなせば、英語の日常会話は十分です。オンライン留学を受講中の方、これから留学に行く方、英語の勉強を今からする方へ。これから中学校で習った英語文法を一緒に復習していきましょう!今回は「間接疑問文」を学習していきます。
間接疑問文とは
疑問文が文の中に入り込む形
この説明だけだとわかりにくいので実際の例文をみて解説していきます。
I don’t know.「私はわかりません。」
What is this?「これはなに?」
これらを1文にすると
I don’t know what this is.
「私はこれが何なのかわかりません。」
このように、文の中に疑問文が入ることを間接疑問文といいます。その場合、疑問詞のあとの語順がWhat is this?からwhat this isの肯定文になっています。I don’t know what is this.とは言わず、文に入る疑問文を肯定文にします。
疑問詞ってなんだっけ?
英語の疑問詞とはWhat(なに)、Who(だれ)、When(いつ)、Where(どこ)、Why(なぜ)、How(どう)など、Yes, Noでは答えられない疑問文をつくる単語を指します。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
間接疑問文の作り方
動詞がbe動詞の場合
be動詞の間接疑問文の作り方は、疑問詞のあとの主語とbe動詞の語順を肯定文<主語 + be動詞>の順にします。
Where is the classroom?
「教室はどこですか?」
Please tell me where the classroom is.
「教室がどこか教えてください。」
通常の疑問文では<疑問詞 + be動詞 + 主語>ですが、間接疑問文では<疑問詞 +主語 + be動詞>の語順になります。これは一般動詞や助動詞も同様です。
be動詞についてはこちらの記事で紹介しています。
動詞が一般動詞の場合
一般動詞の場合は語順だけでなく、三単現(s)にも注意しましょう。
①Where does she live?
「彼女はどこに住んでいますか?」
②I don’t know where she lives.
「彼女がどこに住んでいるのか知らない。」
間接疑問文の語順は<疑問詞 + 主語 + 動詞>なので①のdoesは間接疑問文には必要ありません。さらに、sheにたいして三単現のsをつけないといけないのでlivesになります 。
一般動詞についてはこちらの記事で紹介しています。
助動詞がある文
be動詞、一般動詞と順番に紹介しましたが、助動詞がある場合も見ていきましょう。
How can I get there?
「どうすればそこに行けますか?」
Can you tell me how I can get there?
「どうすればそこにいけるか教えてくれませんか?」
助動詞の場合も同じように語順が入れ替わります。<疑問詞 + 主語 + 助動詞>になります。助動詞があるからといって特に気をつける点などはありません。間接疑問文の語順は常に肯定文にしましょう。
助動詞についてはこちらの記事で紹介しています。
間接疑問文の例文
さらに関係代名詞の例文を見ていきましょう。わかりやすいように、I don’t know / Do you knowの文の中で使う例文をあげていきます。これで間接疑問文の理解がだいぶ深まります。
howの例文
Do you know how he passed the exam?
「彼がどうやって試験に受かったか知ってる?」
もとの文は、How did he pass the exam?です。この疑問文が肯定文になっているのがわかりますね。
I don’t know how many sisters you have.
「君に何人の姉妹がいるかわからないよ。」
もとの文は、How many sisters do you have?です。上記のようにhow manyのあとは名詞を置くことは変わりません。do you haveを肯定文you haveに変るだけですね。
whatの例文
I don’t know what you want.
「君が何がほしいかわからないよ。」
もとの文は、What do you want?です。疑問文をつくるdoをなくして、肯定文がつくられていますね。
Do you know what sport she likes?
「彼女が何のスポーツが好きか知ってる?」
もとの文は、What sport does she like?です。what + 名詞の語順は変わりません。what she likes sportとはならないので、注意しましょう。
whoの例文
I don't know who he is.
「彼が誰かわからな いよ。」
もとの文は、Who is he?です。もう間接疑問文の作り方には慣れてきましたね。間接疑問文の文を疑問文から肯定文にするだけです。
Do you know who he is?
「彼が誰だか知ってる?」
どちらも知らない人がそこにいる場面で使える表現ですね。
whichの例文
I don’t know which you should use.
「君がどっちを使うべきかわからないよ。」
もとの文は、Which should you use?「あなたはどっちを使うべきですか?」です。 助動詞shouldがあっても同じでしたね。疑問文の並びから肯定文にします。
Do you know which presents he likes?
「彼はどのプレゼントが気にいるかわかる?」
もとの文は、Which presents does he like?です。この文もwhich + 名詞の順番はそのままで、does he like?を肯定文he likesに変わっています。
whereの例文
I don’t know where we can see pandas.
「どこでパンダを見れるか知らないよ。」
もとの文は、Where can we see pandas?です。この文は以下の文と同じですね。
I don’t know which zoo we can see pandas.
「パンダを見れる動物園を知らないよ。」
zooは「動物園」です。which zooで「どの動物園」つまり「どこで」をより詳しく説明しています。which + 場所とwhereは同じ意味で使うことができることを覚えておきましょう。
発展|間接疑問文の注意点
間接疑問文の注意点を3つ紹介します。どれも間接疑問文を理解する上で重要です。
符号「.」か「?」
文の終わりの符号に気をつけましょう。文自体が肯定文・否定文の場合は文の最後をピリオド(.)にしましょう。文自体が疑問文の場合はクエスチョンマーク(?)にしましょう。
肯定文
I know where she lives.
「彼女がどこに住んでるのか知っています。」
否定文
I don’t know where she lives.
「彼女がどこに住んでいるか知りません。」
疑問文
Do you know where she lives?
「彼女がどこに住んでいるか知っていますか?」
少し細かい部分にはなりますが、英作文やライティングにおいて必要な知識なので覚えておきましょう。
時制の一致
メインとなる文と間接疑問文の時制の一致にも注意しましょう。メインとなる文が過去形の場合、間接疑問文の動詞も過去形になります。
I don’t know why he is crying.
「私はなぜ彼が泣いているのか知りません。」
↓
I didn’t know why he was crying.
「私はなぜ彼が泣いているのか知らなかった。」
疑問詞が主語のときは?
今までご紹介した例文は全て<疑問詞 + 主語 + 動詞>の語順でしたが疑問詞が主語の場合、語順は変わりません。
Who lives in this house?
「この家に住んでるのはだれですか?」
Do you know who lives in this house?
「この家に住んでるのがだれか知っていますか?」
be動詞でも助動詞があっても語順は変わりません。