レストランでのやり取り|Sakuraの英語留学
こんにちは、ライターのTOYAです。前回の第7話では、主人公Sakuraが友人Carolと初めて英語での映画鑑賞にチャレンジしました。チケットやドリンクも英語で注文することができ、ますます自信を持って英語でコミュニケーションを取ろうとしていく彼女の成長は凄まじい勢いです。
そんな「Sakuraの英語留学」第8話では、海外のレストランで使える英語表現をご紹介します。今回も友人のCarolと一緒なので、彼女の英語での予約や注文の方法にも注目してみていきましょう。
まだ1話を読んでいない方は、是非Sakuraのストーリーを最初からチェックしてみてください!
クラスメイトとレストランに行く
映画鑑賞を終え、お腹も空いたので夕食を食べに行くことに決めた2人。どんな料理を食べるのかを話し合っています。
I'd like to make a reservation.|「予約をしたいのですが。」
I'm getting hungry, too. Do you want to try Spanish food?
Nice, why not!
(Carolがレストランに電話をかける)
This is La Farola. How can I help?
Hi, I'd like to make a reservation for two people tonight.
Sure. What time?
8 pm.
Your name, please.
Caroline.
普段の日常会話と、例えば今回のようなお店への予約する際の英語表現は少し異なります。日本 語でも、目上の人に対しては敬語を使って話しますよね。
I'd like to make a reservation for two people tonight.
「今夜2人で予約したいです。」
would like to ~ は、「〜したいです」という丁寧なニュアンスで使われます。I’d = I wouldの省略形ですね。
make a reservationは、「予約を取る」という意味の英語表現です。しかし、make an appointmentで「予約を取る」と表すこともできます。みなさんは、この2つを正しく使い分けられているでしょうか?
前者のmake a reservationは、主に場所を予約する際に使う英語表現です。レストランやどこかの会場などを予約する場合ですね。
反対に後者のmake an appointmentは、人に対して予約する際に使う英語表現です。例えば、お医者さんや先生などに対して予約を取りたい場合に使えますね。細かいニュアンスの違いですが、正しく理解して使うことが大切です。
Carolのすすめで、スペイン料理を食べに行くことに決まった2人。無事に予約が取れたようです。おっと、そうこう話しているうちにレストランに到着です。
We have a reservation at 8 pm under the name of 〇〇.|「予約していた○○です。」
Hi. How can I help?
Hi, we have a reservation at 8 pm under the name of Caroline.
Let me check... Okay, follow me, please.
Thank you!
(店員が2人を席に案内)
Here you go. Please let us know when you're ready to order.
Okay, thank you!
Here you go.は「次の行動を起こす環境が整った」時に使える便利な表現です 。直訳すると、「どうぞ」や「お待たせしました」という訳ができます。
Let me checkは、「(私に)確認させて」という意味を表します。Let + △△ + ◯◯ で「△△に◯◯させて」という意味なので、日常会話でもよく使われる英語表現です。
Please let us know when you're ready to order.
「注文が決まったら教えてください。」
上記で説明した<Let + △△ + ◯◯>が使われていますね。orderは、「注文する」という意味の動詞です。日本語でも、「オーダーする。」とよく言いますね。
数ある美味しそうなメニューの中からCarolがオーダーしてくれることになりました。初めてのスペイン料理を食べるSakuraは、すごくワクワクしている様子です。
Can I have ~?|「これください。(注文する)」
Are you ready to order?
Yes, Can we have a set of Tapas?
Okay. Would you like something to drink?
Sparkling water, please.
Orange juice, please.
Anything else?
That's all. Thank you.
海外のレストランで注文する際の英語表現は、特に難しいことはありません。
日本でも同じですが、レストランでのやり取りはどこでもほとんど似たような流れです。もう一度復習しておきましょう。
①Can we(I) have ~?で「〜をください。」という言い方ができます。
②飲み物の注文をしていなければ、Would you like something to drink?「飲み物はいかがですか?」と聞かれます。
③そして、一通りの注文が終われば店員の方からAnything else?「他にご注文はございますか?」というように、最後に他の注文があるかどうか確認されます。
④もうこれ以上なければ、That's all.「以上です。」と言って無事に注文完了です。
英語に自信がない英語学習初心者の方でも、この流れとその英語フレーズをしっかりとおさえておけばレストランでの注文も完璧です。
レストラン予約から注文までをスムーズにこなしたCarol。注文した料理を待っている間、SakuraはCarolに英語上達のコツや学習法などについて熱心に質問しました。今までよりさらに英語学習へのやる気に火がついたようですね。
さあ、美味しそうな料理がやってきました。
This is the best meal I've ever had in London.|「これはロンドンで食べた料理の中で一番だよ。」
How is the meal?
So nice! This is the best meal I've ever had in London!
I'm happy you like Spanish food. You can take me to Japanese restaurants next time!
Of course!
This is the best meal I've ever had in London!は、「この料理はロンドンで食べた料理の中で一番だよ」という意味を表します。「美味しい」や「最高」と英語で表現する時、よくNiceやGoodばかり使っていませんか?
これらの表現はもちろん間違いではないですが、感情豊かな表現ができているとは言えません。英語では、直接「美味しい」という意味の単語を使わなくとも、他の言い方で「美味しい」を伝えることができます。
This is the best「これが1番」のような、少し違った角度から言い 方に変化を加えることで「美味しい」を表現できるのも英語が持つ楽しさの1つですね。
mealは「食事」という意味を持つ英単語ですが、foodやdishと明確な違いがあります。foodは「食べ物」、dishは「(食器に盛られた)料理」、mealは「料理を食べること(食事)」です。これらは正しく使い分けられるようにしましょう。
Sakuraにとって今夜のスペイン料理は、ロンドンで一番美味しい料理でした。お腹いっぱいスペイン料理を堪能した2人。
最後は、スマートにお会計です。
Can we have a bill, please?|「お会計お願いします。」
I'm already full. That was delicious, wasn't it?
Yes! Thank you for taking me here.
No worries.
Excuse me, can we have a bill, please.
Here you are.
(レジへ向かう2人)
That will be £30. Would you pay by card or cash?
We're going to pay by cash.
Will there be separate bills?
Yes, please.
Sure.
I'm already full.は、「私はもうお腹いっぱい。」という意味です。fullは「いっぱいの〜」という意味を表す形容詞で、さまざまな文章で使うことができます。下記が例文です。
full-cherry blossoms
「満開の桜」
A full cup of water
「コップいっぱいの水」
Can we have a bill, please.で、「お会計お願いします。」という意味を表します。billは、「請求書」という意味の名詞です。
海外のレストランでは、こう言った後に店員がテーブルにお会計を持ってきてくれてレジで支払いするこ とがほとんどです。 フレーズで覚えてそのまま使えるようにするのがおすすめです。
separate billは、「割り勘定」という意味です。ここでのseparateは形容詞で、「分けられた」という意味です。「〜を分ける」という動詞でも使われます。
友達同士でレストランに行った際は、このフレーズはとても便利になりそうですね。
We are looking forward to your next visit.|「来店お待ちしております。」
Thank you!
Thank you so much! We enjoyed authentic Spanish meals here!
Thank you. We are looking forward to your next visit!
(店を出る)
It was an amazing time!
Yes, it was! Sakura, why don't we go shopping this weekend?
Absolutely! I want to buy some clothes.
Great! See you tomorrow!
See you later!
We enjoyed authentic Spanish meals here.で、「本格的なスペイン料理を楽しんだ。」という意味です。authenticは、「本格的な」という意味の形容詞です。
We are looking forward to your next visit.
「またのご来店お待ちしております。」
be looking forward to 〜は、「〜を楽しみにしている」という英語表現です。toの後は 名詞がくるので注意しましょう。
シンプルにI hope we'll see you soon.でも「またのご来店お待ちしております。」と使うことができます。
Absolutely!の一言で、「もちろん」という意味で返答することができます。同じく「もちろん」という意味のOf courseやWhy not以外の返答もあります。いろいろな言い方で言えるようにしたいですね。
Carolがリードしてくれたおかげもあり、レストランで素晴らしい時間を過ごせたSakura。今回も、店員さんとのやり取りの中からさまざまな英語表現を学んだようです。
次回!週末ショッピングへ
いかがでしたか?今回は、「レストランでのやり取り」の際に使える英語表現をご紹介しました。
特に、レストランなどの場面ではどれだけスムーズに英語でコミュニケーションを取れるかがキーになります。ほとんどの場合は、決まった流れに沿ってやり取りをしていくので、その場面で使うフレーズをしっかりと学習していくこと。そうすれば、例え英語学習初心者の方でも怖くありません。
「Sakuraの英語留学シリーズ」も残すところあと2話となりました。最後まで、Sakuraの成長を見届けながら一緒に英語学習していきましょう!
レストランでのやり取り単語・表現まとめ
レストランでのやり取り単語・表現
I'd like to〜|〜をしたいです
make a reservation (場所に対して)|予約をする
make an appointment (人に対して)|予約をする
We have a reservation|予約している
let me check|確認させて
Here you go|どうぞ
order|注文する
Can we have ~?|〜ください
Anything else?|他にご注文はございますか?
That's all|以上で
food|食べ物
dish|(食器に盛られた)料理
meal|料理を食べること(食事)
I'm full|お腹いっぱい
Can we have a bill?|お会計お願いします
bill|請求書
Here you are. |どうぞ
separate bill|割り勘定
authentic|本格的な
We are looking forward to your next visit|来店お待ちしております
absolutely|もちろん